その他子育て系 視覚支援

【無料公開】絵が苦手な子でも楽しめる!簡単お絵描きテクニック|クレヨン・絵の具のアイデア

絵が苦手な子でも楽しめる簡単お絵描きテクニック視覚支援カード

はじめに

「絵を描こうと言っても、何を描けばいいか分からない……。」

「クレヨンで広い画用紙を塗るだけで疲れてしまう。」

「上手に描けないと、途中で嫌になってしまう。」

そんなことはありませんか?

絵というと、

「自分の手で形を描いて、きれいに色を塗るもの」

と思いがちです。

でも、絵の楽しみ方はそれだけではありません。

型を使ったり、スタンプを押したり、クレヨンと絵の具を組み合わせたり。

ちょっとした道具や技法を使うだけでも、いろいろな表現を楽しむことができます。

特に、

  • 絵を描くことが苦手
  • 細かい形を描くことが難しい
  • 広いところを塗ると疲れてしまう
  • 「失敗した」と感じるとやめたくなる
  • クレヨンや絵の具を使った遊びが好き
  • 見本があると取り組みやすい

という子には、「描く」以外の方法を取り入れてみるのも一つです。

この記事では、幼児・小学校低学年でも楽しみやすい、

「簡単・取り組みやすい・大きな画用紙にも使いやすい」

お絵描きテクニックを紹介します。

今回紹介するのは、型・スタンプ・はじき絵・ぼかし・スポンジ・綿棒・葉っぱスタンプの7つです。

視覚的にやり方が分かる「えが たのしくなる!かんたん おえかきテクニック」視覚支援カードも無料公開します。

家庭でのお絵描きや工作、夏休みの作品づくりなどに活用してみてください。

「上手に描く」だけがお絵描きではない

いつもの描き方とテクニックを使った描きかを比べよう視覚支援

「木を描いてみよう。」

「花火を描いてみよう。」

「空を塗ってみよう。」

と言われても、自分で形を作ったり、広い範囲を塗ったりすることが難しい子もいます。

そんなとき、

「もっと上手に描こう。」

と練習する方法だけでなく、

道具や技法を使って表現する

という方法もあります。

例えば、丸い花火を一から描くのが難しくても、スタンプなら、

絵の具をつける→押す

という動作で花火を表現できます。

複雑な星の形が描けなくても、型を使えば星の形を作品に取り入れられます。

「描けないからできない」ではなく、「自分に合った描き方を選べる」。

そんな選択肢を増やすことで、絵を描くことへのハードルを少し下げていきます。

かんたん7つのおえかきテクニック

① 型を使ってクレヨンで描いてみよう

最初は、型を使ったクレヨンの表現です。

星・ハート・葉っぱなど、好きな形の型を用意します。

やり方

① 型を画用紙の上に置く

② 型が動かないように押さえる

③ 型のふちの近くをクレヨンで塗る

④ 外側へ向かって色をのばす

⑤ 型を外す

すると、画用紙に形が浮かび上がります。

自分で星や葉っぱなどの複雑な輪郭を描かなくても、形を表現できるのがポイントです。

色を1色だけでなく、

赤+オレンジ

青+水色

黄色+オレンジ

など、何色か使ってみても楽しめます。

こんな絵に使える

  • 葉っぱ
  • ハート
  • 花火
  • 海の生き物
  • 雪の結晶風の模様

など、いろいろな作品に応用できます。

子どもが難しいときは

型を押さえながらクレヨンを動かすには、両手を一緒に使う必要があります。

難しい場合は、大人が型を押さえ、子どもがクレヨンを動かす方法でもOKです。

最初から全部一人でやることにこだわらず、難しいところだけ手伝うようにします。

② ポンポン押すだけ!花火スタンプ

夏の絵に取り入れやすいのが、花火スタンプです。

紙などを筒状にして端を細く切り、外側へ開いて、ほうきのような形を作ります。

そこに絵の具をつけて画用紙へ押すと、放射状に広がった花火を表現できます。

やり方

① 紙を筒状にする

② 端に細かく切り込みを入れる

③ 切った部分を外側へ広げる

④ 絵の具をつける

⑤ 画用紙にポン!

一度押したら、

「次は違う色!」

と色を変えて重ねてもきれいです。

大きいスタンプと小さいスタンプを用意して、大きさの違う花火にしても楽しめます。

ハサミを使う工程は大人と一緒に

細かな切り込みをたくさん入れる工程は、子どもによっては難しいことがあります。

無理に子どもだけで作らせず、必要に応じて大人が準備したり、一緒に作ったりしてください。

スタンプを押すところから子どもが担当するだけでも十分楽しめます。

花火以外にも使える

切り方や押し方を変えると、

  • 太陽
  • 海の中の模様

などにも応用できます。

「これは花火じゃないとダメ」と決めず、

「何に見える?」

と子どもと一緒に考えてみても面白いです。

③ クレヨン+絵の具で「はじき絵」

クレヨンと水彩絵の具を組み合わせると、はじき絵を楽しむことができます。

クレヨンで描いたところは水を含んだ絵の具をはじきやすいため、クレヨンの線や模様を残しながら周りに色をつけることができます。

やり方

① クレヨンで絵や模様を描く

② 水彩絵の具を用意する

③ クレヨンで描いたところの上から絵の具を塗る

④ クレヨンが絵の具をはじく様子を楽しむ

例えば、

海の絵

クレヨンで魚・泡・海藻を描く

青い絵の具で海を塗る

夜空

クレヨンで星や花火を描く

濃い色の絵の具で空を塗る

雨の日

クレヨンで傘や雨粒などを描く

水彩絵の具で背景を塗る

といった使い方ができます。

大きな画用紙にも使いやすい

四つ切り画用紙などの大きな紙では、空や海などの広い場所をクレヨンだけで塗るのは大変です。

そんなとき、

細かな部分=クレヨン

広い背景=絵の具

と役割を分ける方法があります。

全部を同じ画材で描こうとしなくても大丈夫です。

道具の特徴を利用すると、大きな作品にも取り組みやすくなります。

④ クレヨンをぼかしてみよう

クレヨンで塗った色を、指やティッシュなどでやさしくこすると、色の境目がやわらかく見えることがあります。

例えば、

  • 夕焼け
  • 太陽の光
  • 夜空
  • 光のまわり

などの表現に使えます。

やり方

① クレヨンで色を塗る

② 指やティッシュでやさしくこする

③ 色の広がりや変化を見てみる

2色を近くに塗って、境目をなじませる方法もあります。

ただし、画材の種類によって、ぼかしやすさは違います。

硬めのクレヨンでは、こすっても色があまり伸びないことがあります。

一方、クレパスやオイルパステルなどのやわらかい画材は、色をなじませたり、ぼかしたりする表現に使いやすいものがあります。

そのため、

「うまくぼかせない=失敗」ではありません。

まずは別の紙に少し塗って、

「どのくらい色が伸びるかな?」

と試してから作品に使ってみるのがおすすめです。

サクラクレパスならできる?

家庭や学校でもよく使われている、サクラクレパスの「クレパス」でも、ぼかし表現を楽しむことができます。

クレパスはやわらかく、重ね塗りや混色などの表現がしやすい画材です。

例えば、

黄色+オレンジ

赤+オレンジ

青+水色

など、近い色を重ねたり、境目をやさしくなじませたりすると、夕焼けや空、光などの表現にも使えます。

ただし、紙の種類や塗る量、こすり方によって仕上がりは変わります。

いきなり作品で試すのではなく、まずは小さな紙で、

「指でこするとどうなる?」

「ティッシュだとどうなる?」

と試してみるのも、お絵描き遊びの一つです。

クレヨンで画用紙が汚れるときは?

クレヨンで汚れてしまう子に!汚れにくくするポイント視覚支援カード

クレヨンやクレパスで描いていると、描いた部分を手でこすってしまい、画用紙の白いところまで色がついてしまうことがあります。

特に、やわらかい画材や、色を濃く重ねたところは、こすったときに色が移りやすくなります。

そんなときは、描いている手の下にコピー用紙などの白い紙を1枚敷く方法があります。

ほかにも、

  • 強く塗りすぎない
  • 描いたところを必要以上にこすらない
  • 手が汚れたら途中で拭く
  • ぼかす場所と、ぼかさない場所を分ける

などを意識すると、作品を汚しにくくなります。

特に子どもには、

「汚さないように描いて!」

と伝えるより、

「この紙の上に手を置いて描いてみよう!」

と具体的な方法を伝える方が分かりやすいです。

⑤ スポンジでポンポンしてみよう

もう一つ、絵が苦手な子にも取り入れやすいのがスポンジを使った表現です。

スポンジに絵の具を少しつけて、

ポン、ポン、ポン

と画用紙に色をつけます。

筆とは違った、ふんわりした模様になります。

こんなところに使える

  • 木の葉っぱ

など。

例えば木なら、

幹はクレヨン

葉っぱはスポンジ

という組み合わせもできます。

「葉っぱを一枚ずつ描くのが難しい」という子でも、ポンポンと色をつけながら木を表現できます。

絵の具をつけすぎないのがコツ

スポンジに絵の具をたくさんつけると、べったりとした形になりやすくなります。

最初は少量つけて、別の紙で一度試してから作品に使うと取り組みやすくなります。

⑥ 綿棒で「てんてん」を描いてみよう

綿棒も、お絵描きに使える身近な道具です。

綿棒の先に絵の具をつけて、

てん・てん・てん

と画用紙に押していきます。

例えば

  • 花の中心
  • 花びら
  • 木の実
  • 花火
  • 水玉模様

などに使えます。

筆で小さな丸を描くことが難しくても、綿棒なら「押す」という動作で点を作ることができます。

色を変えたり、点を並べたり、たくさん集めたり。

「何を描くか」だけでなく、

「どんな模様になるかな?」

と、偶然できる形を楽しんでもOKです。

⑦ 葉っぱでスタンプしてみよう

外で拾った葉っぱも、スタンプとして使うことができます。

葉っぱに絵の具をつけ、画用紙に押してみます。

すると、葉っぱの形だけでなく、葉脈などが写ることがあります。

※触るとかぶれる植物などもあるため、種類の分からない植物は使わず、大人と一緒に安全な葉っぱを選びましょう。

やり方

① 葉っぱを見つける

② 絵の具をつける

③ 画用紙に置く

④ 上からやさしく押す

⑤ 葉っぱを外してみる

「葉っぱってこんな形だったんだ!」

「ここに線がいっぱいある!」

と、自然を観察するきっかけにもなります。

大きな葉っぱ、小さな葉っぱ、細長い葉っぱなどを比べてみても面白いです。

いろいろな技法を組み合わせても楽しい

夏の絵でテクニックを使ってみよう視覚支援

今回紹介した方法は、一つだけ使う必要はありません。

例えば、夏の夜の花火なら、

クレヨンで人を描く

花火スタンプを押す

綿棒で小さな光を足す

絵の具で夜空を塗る

という組み合わせもできます。

夏の木なら、

クレヨンで幹を描く

スポンジで葉っぱをつける

綿棒で木の実などを描く

という方法もあります。

子どもが、

「これやってみたい!」

と思った技法を一つ選ぶだけでもOKです。

「えが たのしくなる!かんたん おえかきテクニック」視覚支援カード

おえかきテクニックをえらぼう視覚支援カード

今回の視覚支援カードでは、お絵描きの方法を見て選べるようにします。

例えば、

① かたを つかう

② スタンプする

③ クレヨン+えのぐ

④ ぼかしてみる

⑤ スポンジで ポンポン

⑥ めんぼうで てんてん

⑦ はっぱで スタンプ

という形です。

それぞれ、

「使うもの」→「やってみる」→「できあがり」

が一目で分かるようにすると、子ども自身も選びやすくなります。

全部試す必要はありません。

「どれをやってみたい?」

とカードを見ながら一つ選ぶ使い方もおすすめです。

お絵描きテクニックまとめ視覚支援カード

「全部自分でやる」にこだわらなくても大丈夫

今回紹介した方法の中には、

  • 型を押さえる
  • 紙に細かな切り込みを入れる
  • 絵の具の濃さを調整する
  • 道具を準備する

など、子どもによっては難しい工程もあります。

そんなときは、大人が一部を手伝っても構いません。

例えば花火スタンプなら、

大人:スタンプを準備する

子ども:色を選んで押す

という役割分担もできます。

大切なのは、

「最初から最後まで一人でできたか」

だけではありません。

「自分で色を選んだ。」

「自分で押してみた。」

「もう一回やってみたいと思った。」

そんな経験も、お絵描きを楽しむ大切な一歩です。

失敗しても「別のもの」にできる

絵を描いていると、

「はみ出した!」

「変なところに絵の具がついた!」

「思っていた形にならなかった!」

ということもあります。

でも、お絵描きでは、それを必ず消したり直したりする必要はありません。

例えば、

青い点がついた

「雨にしてみよう!」

丸い跡ができた

「お花にしてみよう!」

絵の具が広がった

「雲みたい!」

と、別のものに見立てることもできます。

偶然できた形から、

「これ、何に見える?」

と考えてみるのも、お絵描きの楽しみ方の一つです。

こんなお子さんにおすすめ

今回のお絵描きテクニックは、

  • 絵を描くことに苦手意識がある
  • 自分で複雑な形を描くことが難しい
  • 大きな画用紙を塗ると疲れてしまう
  • 「失敗した」と感じやすい
  • クレヨンだけでは飽きてしまう
  • 絵の具やスタンプ遊びが好き
  • 手順が見えると取り組みやすい
  • 自分で好きな方法を選びたい

というお子さんにも取り入れやすい方法です。

その子が楽しめそうなものから、一つずつ試してみてください。

学校の宿題やコンクールに使う場合は確認を

今回紹介した技法は、家庭でのお絵描きや制作遊びにも使える方法です。

一方、学校の宿題や絵画コンクールなどでは、

  • 使用できる画材
  • 紙の大きさ
  • スタンプなどの技法
  • 保護者が手伝ってよい範囲

などが決められている場合があります。

提出作品に取り入れる場合は、学校からのお知らせやコンクールの応募要項を先に確認しましょう。

使用できる画材や技法、保護者が手伝ってよい範囲は、課題やコンクールによって異なります。

まとめ

絵が苦手な子に、

「もっと上手に描こう。」

と伝えるだけがサポートではありません。

型を使う。

スタンプを押す。

クレヨンと絵の具を組み合わせる。

色をぼかしてみる。

スポンジでポンポンする。

綿棒で点をつける。

葉っぱをスタンプする。

道具や技法を少し変えるだけでも、表現できることは増えていきます。

大切なのは、

「上手に描けたか」

だけではなく、

「こんな描き方もあるんだ!」

「これ、おもしろい!」

「もう一回やってみたい!」

という経験です。

全部を試す必要はありません。

まずは子どもが、

「これならやってみたい!」

と思える方法を一つ選んでみてください。

今回のお絵描きテクニックと視覚支援カードが、

「絵を描くの、むずかしい……。」

から、

「こんな方法ならできそう!」

へ変わるきっかけになればうれしいです。

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  • この記事を書いた人

しょうがなすこさん

はじめまして🌼「しょうがなすこ」と申します。 私は、2歳と4歳の発達障害の息子を育てているママです。 児童発達支援アドバイザーの資格を持ち、現役保育士監修のもと、発達に特性のあるお子さんとの向き合い方や、日々の悩みに寄り添う情報をこのブログで発信しています。 「ことばがゆっくり」「感覚に敏感」「お友だちとの関わりがむずかしい」そんな日々のちょっとした困りごとに、私自身もたくさん向き合ってきました。 このブログでは、🔸わが子のリアルなエピソード🔸家庭でできる関わりの工夫🔸ママの心がふっと軽くなるヒントなどをお届けしています。 🍀「私だけじゃないんだ」そう思える場所が、ここで見つかりますように。どうぞ、気軽に読んでいってください☺️

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