「宿題を始めるまでに時間がかかる」
「『まず何をするの?』と、毎回説明するのが大変」
「わが家の宿題に合わせたカードを作りたい」
そんなときに使えるよう、好きな言葉を入力して印刷できる「宿題サポートカードメーカー」を作りました。
「まず・つぎ・おわり」の順番カード、切って並べられるカード、自由に使えるカードを、登録なし・無料で作成できます。
決められた言葉だけでなく、「おんどく」「けいさんカード」「プリント」など、その子の宿題や家庭で使う言葉に書き換えられます。
この記事では、宿題サポートカードメーカーの使い方と、家庭で無理なく取り入れるための工夫を紹介します。
※このカードは、子どもに宿題を必ずさせるためのものではありません。何をするか、どこまで進んだか、いつ終わるかを分かりやすくするための視覚支援です。
宿題サポートカードメーカーを使う
好きな言葉を入力し、そのままA4用紙へ印刷できます。
- 登録不要
- 無料で利用可能
- スマートフォン・タブレット・パソコンから入力可能
- A4横向きで印刷可能
- 入力した内容はサイトへ送信されない
- 同じ端末・同じブラウザ内に入力内容を保存
共有端末で使う場合や入力内容を残したくない場合は、使用後に「入力をリセット」を押してください。
宿題サポートカードメーカーで作れるもの
1.「まず・つぎ・おわり」の順番カード
宿題の順番を3段階で示せます。
例えば、次のように入力できます。
| まず | つぎ | おわり |
|---|---|---|
| さんすうプリント | おんどく | ランドセルにしまう |
| こくご | けいさんカード | ゲーム |
| えんぴつを出す | 1もんやる | おしまい |
見出しの「まず・つぎ・おわり」も自由に変更できます。
「1ばん・2ばん・3ばん」や「いま・あとで・おしまい」など、家庭で普段使っている言葉にして構いません。
2.切って並べられるカード
宿題や準備の内容を一枚ずつ入力し、切り取って使えます。
その日の宿題だけを選んで並べたり、終わったカードを外したりできます。
記入例は次のとおりです。
- おんどく
- こくごプリント
- さんすうプリント
- けいさんカード
- かんじれんしゅう
- れんらくちょう
- まるつけ
- なおし
- ランドセルにしまう
- 5ふんきゅうけい
- せんせいにそうだん
- おしまい
すべてのカードを使う必要はありません。必要な枚数だけ印刷して切り取ってください。
3.自由に使えるカード
宿題以外の言葉や、家庭独自の約束も入力できます。
例えば、次のような使い方があります。
- わからないところに付箋を貼る
- お母さんと一緒に見る
- 1もんだけやる
- 5分休む
- 水を飲む
- 明日、先生に聞く
- できたところまで提出する
「頑張る」「きちんとする」のような曖昧な言葉より、次にする行動が分かる言葉の方が使いやすい場合があります。
宿題サポートカードメーカーの使い方
1.入力する場所を選ぶ
書き換えたいカードの入力欄を押します。
好きな言葉を自由に入力できます。下にある定番ボタンを押すと、「おんどく」「こくご」「さんすう」などの言葉を簡単に入力できます。
2.必要なカードだけ作る
最初からすべての欄を埋める必要はありません。
その日に使うカードや、家庭でよく使う言葉だけ入力します。
3.印刷前に内容を確認する
誤字や空欄、カードの順番を確認します。
チェック欄が不要な場合は、画面上のボタンで表示・非表示を切り替えられます。
4.A4用紙へ印刷する
「印刷する」ボタンを押し、印刷画面を開きます。
基本設定は次のとおりです。
- 用紙サイズ:A4
- 向き:横
- 倍率:既定または用紙に合わせる
プリンターによって印刷画面や余白が異なるため、印刷プレビューも確認してください。
入力内容はどこに保存される?
入力した内容は、サイトのサーバーへ送信して保存する仕組みではありません。
使用している端末のブラウザ内へ保存されます。そのため、次の点に注意してください。
- 別のスマートフォンやパソコンには自動で引き継がれない
- 別のブラウザで開くと内容が表示されない場合がある
- ブラウザの履歴やサイトデータを削除すると消える場合がある
- 共用端末では、次に使う人から入力内容が見える可能性がある
大切な内容は印刷して保管し、共有端末では使用後にリセットしてください。
どんなときに使いやすい?
宿題を始めるまでに時間がかかるとき
「宿題をしなさい」と繰り返す代わりに、最初にすることを一つだけ見せます。
例えば、「まず」に「教科書を出す」や「算数を1問する」と入力します。
宿題全体ではなく、最初の小さな行動が見えると取りかかりやすくなる子もいます。
▶ 【小1】宿題を始められない子へ|やることが分かる視覚支援と声かけ
どの宿題から始めるか決められないときは、海の生き物を釣って最初の宿題を選べる「宿題フィッシング」も使えます。
何度も「次は何?」と聞くとき
順番を言葉だけで覚えることが難しい場合は、カードを見ながら一つずつ確認します。
終わった項目へチェックを付ける、切り取りカードを裏返す、横へ移すなど、終わったことが見える方法も使えます。
宿題の終わりが分からないとき
最後に「ランドセルにしまう」「おしまい」「好きな遊び」などを示すと、どこまで取り組むかを確認できます。
ただし、予定どおりに進まない日もあります。カードを守らせることより、その日の疲れや宿題量に合わせて変更できることを大切にしてください。
間違い直しを嫌がるとき
「直し」とだけ書くと負担が大きく見える場合は、「一緒に1問見る」「付箋のところを見る」のように、することを小さく具体的にします。
▶ 【小1】宿題の丸つけで怒る子へ|×を嫌がる・間違い直しを拒否するときの対応
※上のリンクは、該当記事のURLへ差し替えてください。
カードを使うときの5つのポイント
1.子どもと一緒に言葉を決める
大人だけで予定を決めるより、「どちらから始める?」「休憩はどこに入れる?」と確認した方が受け入れやすい子もいます。
選択肢が多いと迷う場合は、二つから選べるようにします。
2.一度にたくさん見せない
カードをたくさん並べると、宿題の量が強調されてしまう場合があります。
まずは2~3枚から試し、必要に応じて増減してください。
3.休憩も予定に入れる
「宿題だけを続ける予定」にせず、「5分休む」「水を飲む」などもカードにできます。
休憩の終わりで切り替えにくい場合は、タイマーや時計と組み合わせてもよいでしょう。
4.予定を変更してもよい
疲れている日や宿題量が多い日は、カードを減らしたり順番を変えたりして構いません。
カードどおりに行動させることが目的ではありません。
5.学校の宿題の変更は担任へ相談する
読む量、書く量、提出方法などを変更する場合は、必要に応じて担任へ確認してください。
家庭で取り組みにくかった様子と、どの方法なら進められたかを具体的に伝えると相談しやすくなります。
発達が気になる子に使うときの工夫
発達が気になる子の視覚支援も、診断名だけで方法を決める必要はありません。
その子の理解しやすさや、その日の状態に合わせて調整します。
- 使うカードを2~3枚に絞る
- 短く具体的な言葉にする
- ひらがな、漢字、絵記号など読みやすい表記を選ぶ
- 終わったカードを外す
- 休憩カードを入れる
- 子どもが順番を選べるようにする
- 疲れている日はカード自体を使わない
視覚支援が合わない子や、カードを見せられることを負担に感じる子もいます。
嫌がる場合は無理に続けず、口頭で二択にする、紙へ一つだけ書くなど、別の方法を試してください。
よくある質問
宿題サポートカードメーカーは無料ですか?
無料で利用できます。登録やダウンロードは必要ありません。
スマートフォンでも使えますか?
スマートフォン・タブレット・パソコンから入力できます。
印刷する場合は、利用している端末とプリンターの接続方法をご確認ください。
入力した言葉はサイトに保存されますか?
サイトのサーバーには保存されません。同じ端末・同じブラウザの中に保存されます。
共用端末を使う場合は、使用後にリセットしてください。
定番ボタンにない言葉も入力できますか?
入力できます。入力欄を選び、好きな言葉を自由に入力してください。
カードを全部使わなければいけませんか?
全部使う必要はありません。必要なカードだけ入力・印刷して構いません。
毎日同じ順番にした方がよいですか?
同じ流れが安心につながる子もいれば、その日に自分で選びたい子もいます。本人の反応と宿題の内容に合わせてください。
カードを見せても宿題をしません
カードを使えば必ず取り組めるわけではありません。
疲れ、課題の難しさ、書く負担、間違いへの不安、宿題量など、始められない理由を分けて考えましょう。困りごとが続く場合は、担任や支援担当者へ相談してください。
宿題サポートカードを作ってみる
「まず・つぎ・おわり」も、切って使えるカードも、家庭に合わせて自由に書き換えられます。
まとめ|家庭に合う言葉で、宿題の流れを見えるようにしよう
宿題サポートカードメーカーでは、好きな言葉を入力して、家庭に合う視覚支援カードを作れます。
作成できるものは次の3種類です。
- 「まず・つぎ・おわり」の順番カード
- 切って並べられるカード
- 自由に使えるカード
カードをすべて埋めたり、毎日同じように使ったりする必要はありません。
その日の宿題や子どもの疲れに合わせて、必要な言葉と枚数を選んでください。
宿題をやらせるための命令表ではなく、「次にすること」と「終わり」を親子で確認する道具として、無理のない範囲で使ってみてください。