はじめに|児童発達支援の連絡帳、実はかなり大事でした
児童発達支援に通い始めてから、私が想像以上にありがたいと感じたものがあります。
それが、連絡帳や活動報告です。
最初は、
「今日は何をしたか分かるもの」
「先生とのやりとり用」
くらいに思っていました。
でも実際に使ってみると、連絡帳はただの報告ではありませんでした。
- 子どもがどんな活動をしたのか分かる
- どんな場面で成長したのか分かる
- 家庭での声かけに活かせる
- 困りごとを先生と共有できる
- 見えない時間の安心材料になる
- 成長記録として残せる
わが家では、写真付きの活動報告や先生からのコメントを通して、息子の「できた!」を家庭でも一緒に喜べるようになりました。
この記事では、児童発達支援の連絡帳には何を書くのか、活動報告をどう見ればいいのか、家庭でどう活かせるのかを、体験談を交えてまとめます。
これから児童発達支援を利用する方や、連絡帳の書き方に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
結論|連絡帳は「家庭と支援先をつなぐ成長記録」
児童発達支援の連絡帳は、ただの事務連絡ではありません。
わが家にとっては、
家庭と支援先をつなぐ成長記録
でした。
特にありがたかったのは、
- 家では見られない姿を知れること
- 先生の視点で子どもの成長を見られること
- 家庭での困りごとを相談できること
- 支援先での取り組みを家でも真似できること
です。
児童発達支援では、親がずっと横で見ているわけではありません。
だからこそ、連絡帳や活動報告があると、
「今日も楽しく過ごせたんだ」
「こんなことに挑戦できたんだ」
「家でも同じ声かけをしてみよう」
と、安心して次につなげることができます。
児童発達支援の連絡帳で分かること
児童発達支援の連絡帳には、事業所によって違いはありますが、次のような内容が書かれることが多いです。
- その日の活動内容
- 子どもの様子
- できたこと
- 苦手そうだったこと
- 友達との関わり
- 食事やトイレの様子
- 感情の切り替え
- 先生からのコメント
- 家庭へのアドバイス
わが家では、活動内容だけでなく、
「今日は初めて〇〇に挑戦できました」
「お友達に“貸して”と言えました」
「少し不安そうでしたが、声をかけると参加できました」
のように、具体的に書いてもらえると、とても安心しました。
写真付きの活動報告がありがたかった理由

特にありがたかったのが、写真付きの活動報告です。
子どもに「今日は何したの?」と聞いても、
「忘れた」
「楽しかった」
「分からない」
で終わることはありませんか?
わが家もまさにそうでした。
でも写真があると、
「あ、今日はスライムを触ったんだ」
「ブロックでこんなものを作ったんだ」
「お友達と一緒に座れているんだ」
と、活動の様子が一気に分かります。
写真を見ることで、家庭でも会話が広がりました。
「これ作ったんだね」
「この時、楽しかった?」
「先生が書いてくれてたよ。頑張ったんだね」
と声をかけると、息子も思い出しやすいようでした。
連絡帳で見たいポイント
連絡帳を見るときは、ただ「何をしたか」だけでなく、次のポイントを見ると家庭でも活かしやすいです。
1. 子どもが楽しめた活動
子どもが楽しめた活動は、家庭でも取り入れやすいヒントになります。
例えば、
- ブロック遊び
- パズル
- 感触遊び
- ボール遊び
- ごっこ遊び
- 製作活動
- ルール遊び
などです。
支援先で楽しめた活動を家でも少し真似してみると、「できた!」の経験が増えやすくなります。
2. 苦手だった活動
苦手だった活動も、大事な情報です。
ただし、「できなかった」と落ち込むためではありません。
「何が苦手だったのか」
「どんな声かけだと参加できたのか」
「無理なく慣れるにはどうすればいいか」
を知るヒントになります。
例えば、感触遊びが苦手だった場合、
- 見るだけならできた
- 道具を使えば触れた
- 手を洗えると分かると安心した
- 先生と一緒なら少し触れた
などが分かると、家庭でも段階を踏みやすくなります。
3. 友達との関わり
児童発達支援の連絡帳では、友達との関わりもよく見ています。
わが家では、
- 貸してと言えた
- 順番を待てた
- 一緒に遊べた
- 距離が近くなりすぎた
- トラブルになりかけたけれど切り替えられた
といった報告が、とても参考になりました。
家では見えにくい「社会性」の育ちが、連絡帳から分かることがあります。
4. 気持ちの切り替え
気持ちの切り替えも、わが家では大切なチェックポイントでした。
息子は以前、嫌なことがあると癇癪で表現することが多くありました。
連絡帳に、
「悔しそうでしたが、声をかけると落ち着けました」
「気持ちを言葉にして伝えられました」
「少し時間を置くと戻ってこられました」
と書いてあると、家でも同じような対応を試しやすくなりました。
5. 先生の声かけ
先生がどんな声かけをしてくれたのかも、家庭でかなり役立ちます。
例えば、
- 「あと1回やったら終わりにしよう」
- 「どっちにする?」
- 「嫌だったんだね」
- 「先に見るだけでもいいよ」
- 「できたところまでで大丈夫」
など、子どもに合った声かけが分かると、家でも同じように使えます。
これが本当に助かりました。
親は連絡帳に何を書く?
児童発達支援の連絡帳は、先生からの報告を読むだけでなく、家庭からも情報を伝える場所です。
でも最初は、
「何を書けばいいの?」
「毎回ちゃんと書かないといけないの?」
「こんなこと書いていいのかな?」
と迷いますよね。
わが家も最初は少し構えていました。
でも、難しく考えすぎなくて大丈夫でした。
家庭から書くとよいこと
家庭から書くとよいのは、次のような内容です。
- 体調
- 睡眠の様子
- 朝の機嫌
- 食事の様子
- 家で困っていること
- 最近できるようになったこと
- 園で気になっていること
- 本人が楽しみにしていること
- 不安が強そうなこと
長文でなくても大丈夫です。
一言でも、先生にとっては支援のヒントになります。
連絡帳に書ける例文
実際に書きやすい例文をまとめます。
体調を伝える例
「昨夜は少し寝つきが悪く、朝も眠そうでした。活動中に疲れやすいかもしれません。」
「鼻水が少し出ていますが、熱はありません。様子を見ながらお願いします。」
気持ちの不安を伝える例
「今日は朝から少し不安そうで、『行きたくない』と言っていました。慣れるまで声かけをお願いします。」
「昨日、幼稚園で少し嫌なことがあったようで、今朝も気にしていました。」
家庭での困りごとを伝える例
「最近、負けると泣いて怒ることが増えています。切り替え方を練習できるとありがたいです。」
「お友達との距離が近くなりやすいので、声かけの仕方があれば教えてください。」
成長を伝える例
「家で初めて自分から片付けができました。本人も嬉しそうでした。」
「昨日、弟に『貸して』と言えていました。少しずつ言葉で伝える姿が増えています。」
相談したい時の例
「家庭での声かけに迷っています。施設でうまくいっている声かけがあれば教えていただきたいです。」
「最近、感情の切り替えに時間がかかることがあります。何か家庭でできる工夫があれば知りたいです。」
書きすぎなくても大丈夫
連絡帳は、毎回びっしり書かなくても大丈夫です。
忙しい日もあります。
何を書けばいいか分からない日もあります。
そんな時は、
「今日もよろしくお願いします」
「体調は変わりありません」
「昨日はよく眠れました」
くらいでも十分です。
大切なのは、完璧に書くことではなく、必要な情報を無理なく共有することだと思います。
困りごとを共有するときのコツ
困りごとを書くときは、できるだけ具体的に書くと伝わりやすいです。
例えば、
「最近荒れています」
よりも、
「夕方になると疲れているのか、弟のおもちゃを取ってしまうことが増えています」
の方が、状況が分かりやすくなります。
ポイントは、
- いつ
- どこで
- 何が起きたか
- その時どう対応したか
- 何に困っているか
を簡単に書くことです。
先生も状況をイメージしやすくなり、支援につなげやすくなります。
活動報告を家庭でどう活かす?

連絡帳や活動報告は、読むだけではもったいないです。
家庭で活かすことで、支援の効果を日常につなげやすくなります。
1. できたことを家でも褒める
活動報告に「できたこと」が書かれていたら、家でもぜひ褒めます。
「先生が書いてくれてたよ。今日、順番待てたんだね」
「スライムに触れたんだね。すごいね」
「お友達に貸してって言えたんだね」
と伝えると、子どもも自分の頑張りを実感しやすくなります。
2. 家でも似た遊びをしてみる
支援先で楽しめた活動は、家でもゆるく取り入れやすいです。
例えば、
- 積み木をする
- シールを貼る
- ボールを転がす
- 絵カードを見る
- ごっこ遊びをする
- タイマーを使う
などです。
同じことを完璧に再現する必要はありません。
「似たような遊びを親子で楽しむ」くらいで十分です。
3. 先生の声かけを真似する
活動報告で先生の声かけが分かったら、家でも真似してみます。
わが家では、先生の声かけを真似することで、息子が落ち着きやすくなることがありました。
特に、
「あと1回」
「見るだけでも大丈夫」
「どっちにする?」
「嫌だったんだね」
のような言葉は、家でも使いやすかったです。
4. 園や家庭での困りごととつなげる
連絡帳は、幼稚園や家庭での困りごととつなげて考えることもできます。
例えば、支援先では順番を待てているのに、家庭では難しい場合。
「支援先ではどんな声かけをしているのか」
「どんなルールだと分かりやすいのか」
を聞くことで、家庭でも取り入れやすくなります。
成長記録として残しておくメリット

児童発達支援の連絡帳は、あとから見返すと成長記録になります。
その時は小さな変化に見えても、数か月後に読み返すと、
「あの頃はこれが難しかったんだ」
「今はできるようになっている」
「少しずつ成長していたんだ」
と気づくことがあります。
わが家でも、過去の活動報告を見返して、
「この時はまだスライムを嫌がっていたんだ」
「この頃から友達に声をかけられるようになってきたんだ」
と、成長の流れが見えることがありました。
連絡帳は、親の不安が強い時期ほど、後から支えになる記録でもあります。
よくある質問
児童発達支援の連絡帳には何を書けばいいですか?
体調、睡眠、朝の様子、家庭での困りごと、最近できるようになったことなどを書くと、支援先での関わりに活かしてもらいやすいです。
毎回たくさん書かないといけませんか?
いいえ。毎回長く書く必要はありません。「体調変わりありません」「よろしくお願いします」だけの日があっても大丈夫です。
困りごとは連絡帳に書いてもいいですか?
書いて大丈夫です。具体的に「いつ・どんな場面で・何に困っているか」を書くと、先生も対応を考えやすくなります。
写真付きの活動報告は何に役立ちますか?
子どもが何をしたか分かりやすく、家庭で会話を広げたり、できたことを褒めたりするきっかけになります。
連絡帳で先生に相談してもいいですか?
相談して大丈夫です。ただし急ぎの内容や詳しい相談は、電話や面談の方が向いている場合もあります。
活動報告を家庭でどう活かせばいいですか?
できたことを家でも褒める、支援先で楽しめた遊びを家庭でも取り入れる、先生の声かけを真似するなどがおすすめです。
連絡帳は保存しておいた方がいいですか?
保存しておくと、成長記録として後から見返せます。個別支援計画や活動報告と一緒に整理しておくと便利です。
連絡帳にネガティブなことを書いても大丈夫ですか?
大丈夫です。ただし「困っています」だけでなく、具体的な場面や家庭で試した対応を書くと、支援につながりやすいです。
家庭での小さな成長も書いた方がいいですか?
ぜひ書くのがおすすめです。家庭でできたことは、支援先でも子どもを褒めるきっかけになります。
連絡帳がない事業所もありますか?
あります。連絡帳の有無や活動報告の方法は事業所によって違うため、見学時に確認しておくと安心です。
まとめ|連絡帳は親子の成長を見える形で残してくれる
児童発達支援の連絡帳や活動報告は、ただの報告ではありません。
わが家にとっては、息子の見えない時間を知り、家庭での関わりにつなげる大切な手がかりでした。
写真付きの活動報告があると、子どもの様子が分かりやすくなります。
先生のコメントがあると、家庭での声かけのヒントになります。
過去の記録を見返すと、成長の積み重ねにも気づけます。
児童発達支援は、施設だけで完結するものではなく、家庭とつながることでより意味が深まると感じています。
連絡帳を完璧に書く必要はありません。
少しずつ、無理なく。
子どもの「できた」と、親の「気づき」を残していけたら、それだけで十分だと思います。