人は自分の行動で信頼を得る視覚支援カード
はじめに
「○○くんが遊んでくれない……。」
「友達とトラブルになることが多い。」
「どうして仲良くできないんだろう。」
そんな悩みはありませんか?
幼児から小学校低学年になると、友達との関わりが少しずつ増えてきます。
でも、
「仲良くしようね。」
「優しくしようね。」
と言われても、
子どもにとっては少し抽象的で、どう行動すればよいのか分からないことも少なくありません。
私も子どもに、
「優しくしてね。」
と伝えていましたが、それだけではなかなか行動は変わりませんでした。
そこで大切だと感じたのが、
答えを教えるのではなく、一緒に考えることです。
今回は、
子どもが「信頼される行動」を自分で考えられるようになる視覚支援カードを無料公開します。
人は自分の行動で信頼を得るとは?
子どもには、
答えを教えるより、
問いかける方が心に残ることがあります。
例えば、
「人をたたく人と、たたかない人。」
「どっちだったら『また遊びたい』と思うかな?」
「約束を守る人と、守らない人。」
「どっちが信用されるかな?」
「困っている人を助ける人と、知らん顔をする人。」
「どっちと、また一緒に遊びたいと思うかな?」
こんな問いを投げかけると、
子どもは少しずつ、
「どういう行動を選べば、人とのよい関係が築けるのか」
を考えられるようになります。
【無料公開】人は自分の行動で信頼を得る視覚支援カード
まずは、こちらのカードをご覧ください。




このカードでは、
友達との関わりの中で、
どんな行動が信頼につながるのかを、
イラストで分かりやすくまとめています。
答えを覚えるカードではなく、
「どっちがいいと思う?」
と親子で話し合うためのカードです。
信頼は毎日の行動から生まれる
信頼は、
一日で手に入るものではありません。
毎日の小さな行動の積み重ねで育っていきます。
例えば、
約束を守る。
順番を守る。
「ありがとう。」
と言う。
困っている友達を手伝う。
そんな一つ一つの行動が、
少しずつ
「あの子と一緒にいたい。」
という気持ちにつながります。
反対に、
たたく。
悪口を言う。
約束を守らない。
相手を困らせる。
そんな行動が続くと、
友達との関係も少しずつ離れてしまうことがあります。
だから私は、
子どもには、
「どんな人になりたい?」
よりも、
「今日はどんな行動を選ぶ?」
と問いかけたいと思っています。
人は、
一つ一つの行動を積み重ねながら、
少しずつ信頼される人になっていくからです。
思いやりは教えるものではなく育つもの
「思いやりを持ちなさい。」
そう言われても、
子どもには難しいことがあります。
でも、
「もし自分だったらどう思う?」
「どっちだったらうれしいかな?」
そんな問いを繰り返すことで、
少しずつ相手の気持ちを想像できるようになります。
私は、
思いやりは、
教え込むものではなく、
毎日の経験や人との関わりの中で、
少しずつ育っていく力なのだと思います。
我が家で感じたこと
我が家は、
最初から友達との関わりが課題でした。
相手との距離が近すぎたり、
遊びに夢中になって、
友達の「やめて。」
に気付けなかったこともありました。
最初は、
私も
「だめでしょ!」
「なんで分からないの!」
と叱ることがありました。
でも、それだけではなかなか変わりませんでした。
そこで、
「もし自分がされたらどう思う?」
「どっちだったらまた遊びたいと思うかな?」
と、一緒に考える時間を増やしていきました。
すぐに変わったわけではありません。
それでも少しずつ、
相手の表情を見ることや、
「ごめんね。」
「ありがとう。」
と言える場面が増えてきたように感じています。
子どもは、
答えを覚えるより、
自分で考えて選んだことの方が、
ずっと心に残るのだと思いました。
スマホから保存・印刷してご活用ください
今回ご紹介した
「人は自分の行動で信頼を得る」視覚支援カードは、
家庭だけでなく、
保育園・幼稚園・学校・放課後等デイサービス・療育施設などでもご活用いただけます。
リビングや子ども部屋に貼っておくことで、
毎日の行動を親子で振り返るきっかけになります。
ぜひ、
「今日はどんな優しい行動ができたかな?」
と話し合う時間をつくってみてください。
よくある質問(FAQ)
このカードは何歳から使えますか?
目安は2〜3歳頃からです。
イラストを見ながら親子で話すことで、幼児でも理解しやすくなります。
発達障害の子どもにも役立ちますか?
視覚的な情報が理解しやすいお子さんにとっては、行動の違いをイメージしやすくなることがあります。
ただし、効果には個人差があります。
「優しくしよう」と言うだけではダメですか?
抽象的な言葉だけでは伝わりにくいことがあります。
具体的な場面を一緒に考えることで、子どもも理解しやすくなります。
信頼はどうすれば育ちますか?
約束を守る、相手を思いやる、困っている人を助けるなど、小さな行動の積み重ねが信頼につながります。
家庭以外でも使えますか?
保育園・幼稚園・学校・療育施設・放課後等デイサービスなどでもご活用いただけます。
まとめ
信頼は、
特別な才能がある人だけが得られるものではありません。
毎日の小さな行動の積み重ねによって育っていくものです。
だから私は、
子どもには、
「友達に好かれる子になってほしい。」
ではなく、
「信頼される行動を、自分で選べる子になってほしい。」
と思っています。
人を思いやること。
約束を守ること。
困っている人に手を差し伸べること。
相手の話を最後まで聞く。
そうした毎日の小さな行動が積み重なって、信頼は少しずつ育っていきます。
だからこそ大切なのは、
「信頼されたい」
と願うことではなく、
「今日はどんな行動を選ぶ?」
その小さな選択の積み重ねが、
やがて人から信頼される人へ、
そして自分自身を好きになれる子へと育っていくのではないでしょうか。