支援級・学校

【小学校の支援級って実際どんなところ?②】情緒クラスに通う息子のリアルな学校生活

支援級の様子

目次

  1. はじめに|「支援級って実際どうなの?」入学前は不安だらけだった
  2. 就学の道筋について
  3. 小学校の就学先|主な4つの選択肢
  4. 特別支援学校とは?
  5. 特別支援学級(支援級)とは?
  6. 通常学級とは?
  7. 通級指導教室(通級)とは?
  8. 支援級って実際どんな学び方をするの?
  9. 知的学級ってどんなことをするの?
  10. 生活単元学習とは?
  11. 情緒支援級って実際どんな感じ?
  12. 情緒級で大切にされていること
  13. 小学校の授業は45分
  14. 自立活動って実際なにをするの?
  15. 情緒級の「自立活動」の時間はどう作られる?
  16. 実際に支援級へ通って感じること
  17. 最後に|大切なのは「どこが正解か」ではない

はじめに|「支援級って実際どうなの?」入学前は不安だらけだった

小学校入学前、
わが家が何度も検索した言葉があります。

それが、
「小学校の支援級って実際どんなところ?」でした。

  • 普通級と何が違うの?
  • 勉強は遅れない?
  • どんな子が通っているの?
  • 一日の流れは?
  • 将来はどうなるの?

制度の説明は見つかっても、

「実際に通っている家庭のリアル」

は意外と少ないんですよね。

今回は、
情緒支援級に通う息子の体験も交えながら、

  • 就学先の種類
  • 支援級の実際の学び方
  • 情緒級の特徴
  • 自立活動とは何か

を、できるだけ分かりやすくまとめます。

同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

就学の道筋について

小学校入学前には、
「就学相談(就学指導)」が行われます。

これは、

「どこがその子に合った学びの場か」

を一緒に考えるための相談です。

「支援級を勧められる場所」というより、

  • 子どもの特性
  • 困り感
  • 得意なこと
  • 集団での様子

などを整理しながら、
安心して学校生活を送れる方法を考えていきます。

小学校の就学先|主な4つの選択肢

① 特別支援学校

日常生活面や学習面で、
より専門的な支援が必要な子どもが通う学校です。

特徴としては、

  • 少人数
  • 個別支援が手厚い
  • 専門職との連携
  • 医療的ケア対応がある学校も

などがあります。

子どもの状態に合わせて、
生活面も含めた支援が受けられます。

② 特別支援学級(支援級)

小学校の中にある少人数学級です。

主に、

  • 知的学級
  • 自閉症・情緒学級

があります。

学校によっては、

  • 肢体不自由学級
  • 病弱学級

が設置されている場合もあります。

わが家の息子は、
この「情緒支援級」に在籍しています。

③ 通常学級

いわゆる一般的なクラスです。

必要に応じて、

  • 座席配慮
  • 声かけ
  • 支援員
  • 視覚支援

などの合理的配慮を受けながら学ぶケースもあります。

④ 通級指導教室(通級)

通常学級に在籍しながら、
一部の時間だけ別室で支援を受ける仕組みです。

例えば、

  • SST(ソーシャルスキルトレーニング)
  • コミュニケーション支援
  • 読み書き支援
  • 感情コントロール

などを行います。

「普段は通常級で過ごし、
必要な支援だけ受ける」という形です。

支援級って実際どんな学び方をするの?

特別支援学級(支援級)の過ごし方

支援級といっても、
ずっと支援級だけで過ごすわけではありません。

子どもの実態によって異なりますが、

「週の半分」

または

「半分以上」

を支援級で学ぶケースが多いです。

そのほかは、
交流級(通常学級)へ参加します。

例えば、

  • 体育
  • 音楽
  • 図工
  • 給食
  • 学活

などを交流級で過ごす子も多いです。

特別支援学級(支援級)「知的クラス」ってどんなことをするの?

知的学級では、

  • 自立活動
  • 教科を合わせた指導(生活単元学習など)
  • 教科指導

などを行います。

特別支援学級(支援級)の「生活単元学習」とは?

知的学級でよく行われるのが、

「生活単元学習」です。

これは、
生活に結びつけながら学ぶ授業。

例えば、

  • 買い物
  • 調理
  • 季節行事
  • 校外学習

などを通して、

  • 生活力
  • 社会性
  • コミュニケーション

を育てていきます。

「生活単元学習」実際にどんなことをするの?

例えば、

調理活動

  • カレー作り
  • ホットケーキ作り
  • おにぎり作り

など。

ここでは、

  • 手順を理解する
  • 順番を待つ
  • 協力する
  • 道具を使う

ことも学びます。

苗植え・栽培活動

  • 野菜を育てる
  • 水やり
  • 観察日記

など。

これも、

  • 責任感
  • 継続する力
  • 季節理解
  • 感覚経験

につながります。

自然活動で落ち着く子も多いです。

制作活動

  • 季節の壁面制作
  • 工作
  • 折り紙

など。

制作を通して、

  • 手先の練習
  • 集中力
  • 達成感

を育てます。

校外学習・買い物学習

実際に外へ行き、

  • お金を払う
  • 店員さんとやり取りする
  • 公共ルールを守る

などを経験します。

生活単元学習とは「生活に必要な力」を学ぶ授業

生活単元学習は、
遊びに見えることもあります。

でも実際は、
「勉強してない」わけではないんです。

特に、

  • 見通しが苦手
  • 集団参加が難しい
  • 不器用
  • コミュニケーションが苦手

な子にとっては、
とても大切な学びになります。

特別支援学級(支援級)「情緒クラス」って実際どんな感じ?

わが家の息子が在籍しているのは、
「自閉症・情緒学級」です。

ここでは主に、

  • 自立活動
  • 教科指導

を行います。

知的な遅れがない場合は

「生活単元学習を行わない」ケースもあります。

支援級の「自立活動」って実際なにをするの?

支援級ならではなのが、「自立活動」です。

これは、
障害による困り感を減らし、

「学校生活を送りやすくする」ための時間です。

自立活動は、「障害による困り感を減らすための時間」です。

学校生活を送りやすくするために、

  • 苦手への対処
  • 自分の特性理解
  • 生活のしやすさ

を支援していきます。

特別支援学級(支援級)の自立活動で実際に行う内容

例えば、

コミュニケーション練習

  • 相手との距離感
  • 会話のやり取り
  • 気持ちの伝え方

など。

気持ちの切り替え

  • 負けた時
  • 思い通りにならない時
  • 予定変更

への対応を練習します。

感覚調整

感覚過敏がある子は、

  • 匂い
  • 触覚

への対処方法を学ぶこともあります。

姿勢保持・手先の練習

  • 椅子に座る
  • 鉛筆操作
  • ハサミ
  • ボタン

など。

DCD傾向のある子には、
かなり大切な支援になることもあります。。

情緒級の「自立活動」の時間はどう作られる?

情緒級では、
通常学級の時間割をベースにしながら、

「自立活動の時間」を確保します。

そのため、

  • 国語
  • 算数

などの一部時間を調整し、
削減した時間を自立活動に充てます。

例|標準授業時数

  • 国語:306時間
  • 算数:136時間
  • 生活:102時間
  • 音楽:68時間
  • 図工:68時間
  • 体育:102時間
  • 道徳:34時間
  • 特別活動:35時間

年間授業時数:850時間

例えば、

  • 国語の時間を一部減らして
  • 算数の時間を一部減らして

調整することで、
「自立活動」の時間を生み出しています。

特別支援学級(支援級)の生活単元学習と自立活動の違いって?

  • 「生活単元学習」
  • 「自立活動」

でも実際、「何が違うの?」「どんなことをしてるの?」

と分かりにくい方も多いと思います。

実際は「自立活動」「生活単元学習」はっきり分かれていないことも多い

支援級では、

  • 生活単元学習
  • 自立活動
  • SST
  • 教科指導

が柔軟に組み合わさっています。

なので、「これは絶対生活単元!」「これは完全に自立活動!」

と分かれていないことも多いです。

学校や先生、
子どもの特性によってもかなり変わります。

情緒級では生活単元学習が少ないことも

情緒級では、

  • 教科指導
  • 自立活動

が中心の学校もあります。

特に、「知的な遅れがない場合」は、
生活単元学習をあまり行わないケースもあります。

ただ、

  • 調理
  • 制作
  • 栽培

などを取り入れている学校もあり、
内容はかなり学校差があります。

調理や制作も「自立活動」になることがある?

例えば調理活動でも、

順番を待つ
指示理解
感覚過敏への慣れ
人と協力する

などを目的にしている場合は、

「調理を通した自立活動」

として行われることがあります。

苗植えや制作も「自立活動」になることがある?

例えば、

  • 土の感触に慣れる
  • 手順通りに行う
  • 気持ちを落ち着ける

などを目的にしている場合は、
自立活動的な意味合いが強くなります。

特別支援学級(支援級)情緒クラスで大切にされていること

情緒級では、
学力だけでなく、

  • コミュニケーション
  • 認知機能
  • 感情コントロール
  • 集団参加

なども支援されます。

実際、
息子の場合も、

「分からない」のではなく、

「環境によって力が出しにくい」場面が多くありました。
※丁寧に詳しい説明をしないと理解しづらいとか。

少人数で整理された環境になることで、
かなり落ち着いて学べるようになっています。

小学校の授業は45分

小学校では、

1単位時間=45分です。

45分座って授業を受ける

大人には普通に見えても、
発達特性のある子にはかなりハードルが高いこともあります。

特に、

  • 姿勢保持
  • 注意維持
  • 感覚過敏
  • 切り替え

に課題がある子は、
最初かなり疲れやすいです。

支援級では「45分完璧に座る」を最初から求めないこともある

息子の学校では、「まずは25分着座を目標」にしています。

いきなり45分を目指すのではなく、

  • 少しずつ座れる時間を伸ばす
  • 成功体験を積む

ことを大切にしてくれていました。

この考え方に、
親の私自身かなり救われました。

座り続けるだけが「頑張り」ではなかった

支援級では、
集中が切れてきた時に、

  • トランポリン
  • サンドバッグ
  • クールダウン
  • 読書

などを取り入れていることもあります。

これは「サボり」ではなく、「感覚調整」や、「気持ちを立て直すため」

の大切な支援です。

体を動かすことで集中できる子もいる

特に、

  • ASD
  • ADHD
  • DCD傾向

のある子は、

「ずっと静止する」

こと自体がかなり負担になる場合があります。

少し体を動かすことで、

  • 気持ちが落ち着く
  • 集中が戻る
  • パニック予防になる

子も多いです。

入学前は、「席を立ったらダメ」「最後まで座らないと」と思っていました。

「無理を続けて崩れる」より「自分で整えながら参加する」

方が、長い目で見ると大切なんだと感じています。

支援級では、
「できない部分」だけでなく、

「どうすれば参加しやすくなるか」

を一緒に考えてくれる場面が多いです。

実際に支援級へ通って感じること

入学前は、

  • 「甘やかしになる?」
  • 「将来困る?」
  • 「普通級の方がいい?」

と本当に悩みました。

でも今感じるのは、

「安心できる環境があること」の大切さです。

息子は、
安心できることで初めて、

  • 学ぶ
  • 挑戦する
  • 人と関わる

力が出せるタイプでした。

よくある質問(FAQ)

支援級に入ると普通級へ戻れませんか?

いいえ、地域や学校によりますが、
途中で通常級へ変更するケースもあります。

逆に、
通常級から支援級へ変更する子もいます。

子どもの成長や困り感に合わせて見直されることも多いです。

情緒級と知的級の違いは何ですか?

大きな違いは、
「知的な遅れがあるかどうか」です。

情緒級は、

  • ASD
  • ADHD
  • 不安の強さ
  • 感覚過敏

などが主な対象で、
知的な遅れがない子も多いです。

支援級だと勉強が遅れますか?

学校や支援内容によります。

国語と算数の授業時間が減るのは事実です。
ただ、少人数で学べることで、

  • 集中しやすい
  • 理解しやすい
  • 質問しやすい

というメリットもあります。

「環境が合えば伸びる子」は多いです。

支援級の子は友達できますか?

交流級との関わりもあるため、
友達ができる子も多いです。

ただ、
関わり方が独特だったり、
疲れやすい子もいるので、

「少人数の関係の方が安心」

というケースもあります。

通級と支援級はどう違うの?

通級は、「通常級がメイン」です。

一部の時間だけ別室で支援を受けます。

一方、
支援級は、
日常的に少人数環境で学ぶ形になります。

自立活動って遊びですか?

遊びではありません。

自立活動は、

  • コミュニケーション
  • 感情コントロール
  • 姿勢保持
  • 感覚調整

など、
学校生活に必要な力を育てる大切な学習です。

支援級はずっと別教室ですか?

違います。

交流級(通常級)へ参加する時間もあります。

例えば、

  • 体育
  • 音楽
  • 図工
  • 給食

などを通常級で過ごす子も多いです。

就学相談を受けたら支援級になりますか?

必ずではありません。

就学相談は、
「その子に合う環境を考える場」です。

保護者の希望も確認されながら進むケースが多いです。

支援級に入ると将来困りますか?

一概には言えません。

むしろ、

  • 自己肯定感を保てる
  • 学校嫌いを防げる
  • 安心して学べる

ことで、
成長につながる子も多いです。

支援級にするか普通級にするか決められません

本当に悩みますよね。

でも大切なのは、

「どこが普通か」ではなく、「どこなら安心して学べるか」

だと感じています。

見学や相談を重ねながら、
子どもに合う環境を探していく家庭が多いです。

まとめ|大切なのは、その子が安心して学べる環境

支援級・通級・通常級。

どれが「正解」というより、

「その子が安心して学べるか」

がとても大切だと感じています。

入学前は不安も多いですが、

  • 子どもの特性
  • 得意なこと
  • 苦手なこと
  • 安心できる環境

を整理しながら、
少しずつ進めていけると安心につながります。

「支援級って実際どうなの?」

と悩んでいる方に、
少しでも参考になれば嬉しいです。

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  • この記事を書いた人

しょうがなすこさん

はじめまして🌼「しょうがなすこ」と申します。 私は、2歳と4歳の発達障害の息子を育てているママです。 児童発達支援アドバイザーの資格を持ち、現役保育士監修のもと、発達に特性のあるお子さんとの向き合い方や、日々の悩みに寄り添う情報をこのブログで発信しています。 「ことばがゆっくり」「感覚に敏感」「お友だちとの関わりがむずかしい」そんな日々のちょっとした困りごとに、私自身もたくさん向き合ってきました。 このブログでは、🔸わが子のリアルなエピソード🔸家庭でできる関わりの工夫🔸ママの心がふっと軽くなるヒントなどをお届けしています。 🍀「私だけじゃないんだ」そう思える場所が、ここで見つかりますように。どうぞ、気軽に読んでいってください☺️

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