支援級の授業って実際どんなことするの?
目次
- はじめに|「支援級って実際どんな授業をするの?」
- 支援級ってずっと別教室なの?
- 情緒級の授業ってどんな感じ?
- 支援級の「生活単元学習」ってなに?
- 生活単元学習で実際にすること
- 支援級の「自立活動」ってなに?
- 自立活動で実際にすること
- 「生活単元学習」と「自立活動」の違いって?
- 支援級は45分ずっと座れなくても大丈夫?
- 実際に通って感じたこと
- よくある質問(FAQ)
- まとめ|大切なのは「安心して学べること」
はじめに|「支援級って実際どんな授業をするの?」
小学校入学前、 就学相談の時期、
わが家が何度も検索していた言葉があります。
それが、
「支援級って実際どんな授業をするの?」
でした。
普通級と何が違うの?
勉強は遅れない?
遊びが多いの?
どんな子が通っているの?
実際の様子が知りたい。
でも、調べても制度説明は多いのに、
「実際に通っている家庭のリアル」
は意外と少ないんですよね。
今回は、 情緒支援級に通う息子の体験も交えながら、
- 支援級の授業内容
- 自立活動とは何か
- 生活単元学習とは何か
- 情緒級のリアルな様子
を、できるだけ分かりやすくまとめます。
同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
支援級(情緒クラス)ってずっと別教室なの?
支援級と聞くと、
「ずっと別室で過ごすの?」
と思う方も多いかもしれません。
でも実際は、 交流級(通常学級)へ参加する時間もあります。
例えば、
- 体育
- 音楽
- 図工
- 道徳
- 学活
- 生活
- 図書
- 給食
などを通常級で過ごす子も多いです。
どの授業を交流級で受けるかは、
- 子どもの特性
- 学校方針
- 学年
- 本人の負担
によってかなり変わります。

支援級(情緒クラス)の授業ってどんな感じ?

わが家の息子が在籍しているのは、
「自閉症・情緒支援学級」です。
情緒級では、主に
- 教科指導(国語と算数)
- 自立活動
を行います。
知的な遅れがない場合は、
「通常学級と同じ教科内容」で学ぶケースも多いです。
ただ、違うのは、
「学びやすい環境が整えられていること」
でした。
例えば、
- 少人数
- 視覚支援
- 個別説明
- 見通し提示
- クールダウン
など。
息子の場合も、「理解できない」というより、
「環境が合わないと力を出しにくい」タイプです。
少人数で整理された環境になることで、
かなり落ち着いて学べるようになっています。
支援級の「自立活動」ってなに?
支援級ならではなのが、「自立活動」です。
これは、
「障害による困り感を減らし、学校生活を送りやすくするための時間」です。
勉強だけではなく、
- 自分の特性理解
- 苦手への対処
- 生活のしやすさ
を支援していきます。
支援級の「自立活動」で実際にすること
コミュニケーション練習
例えば、
- 相手との距離感
- 会話のやり取り
- 気持ちの伝え方
など。
気持ちの切り替え
- 負けた時
- 思い通りにならない時
- 予定変更
への対応を練習します。
感覚調整
感覚過敏がある子は、
- 音
- 匂い
- 触覚
への対処方法を学ぶこともあります。
姿勢保持・手先の練習
- 椅子に座る
- 鉛筆操作
- ハサミ
- ボタン
など。
DCD傾向のある子には、かなり大切な支援になることもあります。

支援級の「自立活動」の時間はどう作られる?
情緒級では、
通常学級の時間割をベースにしながら、
「自立活動の時間」を確保します。
そのため、
- 国語
- 算数
などの一部時間を調整し、
削減した時間を自立活動に充てます。
例|標準授業時数
- 国語:306時間
- 算数:136時間
- 生活:102時間
- 音楽:68時間
- 図工:68時間
- 体育:102時間
- 道徳:34時間
- 特別活動:35時間
年間授業時数:850時間
↓
例えば、
- 国語の時間を一部減らして
- 算数の時間を一部減らして
調整することで、
「自立活動」の時間を生み出しています。
支援級の自立活動の感想
自立活動の中では、
苗植えやクッキングなどの活動も行っています。
息子自身、とても楽しそうに参加しています。
ただ楽しいだけではなく、
- 順番を待つ
- 人と協力する
- 指示を聞く
- 気持ちを切り替える
など、実はたくさんの力を学んでいるんだなと感じます。
特に息子は、
お友達との関わりが苦手で、トラブルになってしまうこともあります。
だからこそ、
「少人数で安心できる環境の中で、人との関わり方を練習できる」
ことは、とてもありがたい支援だと感じています。
学校生活の中で、
「できた」
「楽しかった」
という経験を少しずつ積み重ねられているように思います。
支援級の「生活単元学習」ってなに?
支援級でよく聞くのが、
「生活単元学習」です。
これは、
「生活に結びつけながら学ぶ授業」のこと。
特に知的支援級で行われることが多いです。
例えば、
- 買い物
- 調理
- 栽培
- 校外学習
- 制作活動
などを通して、
- 生活力
- 社会性
- コミュニケーション
- 集団参加
を育てていきます。
一見すると、
遊びのように見えることもあります。
でも実際は、
「生活に必要な力」
をたくさん学んでいる授業なんです。
生活単元学習で実際にすること
調理活動
例えば、
- カレー作り
- ホットケーキ作り
- おにぎり作り
など。
ここでは、
- 手順理解
- 順番を待つ
- 協力する
- 道具を使う
ことも学びます。
制作活動
- 季節のカレンダー制作
- 工作
- 折り紙
など。
制作を通して、
- 手先の練習
- 集中力
- 達成感
を育てます。
校外学習・買い物学習
実際に外へ行き、
- お金を払う
- 店員さんとやり取りする
- 公共ルールを守る
などを経験します。
特別支援学級(支援級)の生活単元学習と自立活動の違いって?
- 「生活単元学習」
- 「自立活動」
でも実際、「何が違うの?」「どんなことをしてるの?」
と分かりにくい方も多いと思います。

簡単に言うと、
生活単元学習→ 「生活を通して学ぶ授業」
自立活動→ 「困り感を減らすための支援」です。

実際は「自立活動」「生活単元学習」はっきり分かれていないことも多い
支援級では、
- 生活単元学習
- 自立活動
- SST
- 教科指導
などを、子どもの特性に合わせて柔軟に組み合わせながら行っています。
そのため、
「これは生活単元学習」
「これは自立活動」
と、はっきり分かれていないことも多いです。
実際の内容は、
- 学校方針
- 担任の先生
- 子どもの特性
によってかなり変わります。
また、学校によっては、
情緒支援級では、
- 教科指導
- 自立活動
を中心に行い、
生活単元学習が少ないケースもあります。
特に、知的な遅れがない場合は、
通常学級に近い教科学習が中心になることも多いようです。
ただし学校によっては、
- 調理活動
- 制作活動
- 栽培活動
などを取り入れていることもあり、
支援内容にはかなり違いがあります。
調理や制作も「自立活動」になることがある?
例えば調理活動でも、
順番を待つ
指示理解
感覚過敏への慣れ
人と協力する
などを目的にしている場合は、
「調理を通した自立活動」
として行われることがあります。
苗植えや制作も「自立活動」になることがある?
例えば、
- 土の感触に慣れる
- 手順通りに行う
- 気持ちを落ち着ける
などを目的にしている場合は、
自立活動的な意味合いが強くなります。
小学校の授業は、1コマ45分。
小学校の授業は、
1コマ45分です。
でも、発達特性のある子にとって、
「45分座り続ける」
ことは、かなり負担になる場合もあります。
特に、
- 姿勢を保つ
- 集中を続ける
- 感覚刺激に耐える
- 気持ちを切り替える
ことに課題がある子は、最初とても疲れやすいです。
息子の学校の支援級では、
「まずは25分着座」
を目標にしていました。
いきなり45分を求めるのではなく、
- 少しずつ座れる時間を伸ばす
- 成功体験を積み重ねる
ことを大切にしてくれています。
また、集中が切れてきた時は、
- トランポリンで体を動かす
- 読書をする
- 興味のあることを学習する
など、気持ちを整える時間を取ることもあります。
これは「サボり」ではなく、
自分で気持ちや感覚を整えながら参加するための支援
なんだと感じています。
実際に支援級(情緒クラス)へ通って感じたこと
入学前は、
- 甘やかしになる?
- 将来困る?
- 普通級の方がいい?
と、本当にたくさん悩みました。
でも実際に通ってみて今感じるのは、
「安心できる環境があること」の大切さです。

息子には、
- 段取りが苦手
- 不器用さがある
- 忘れ物が多い
- 抽象的な説明が分かりにくい
などの特性があります。
でも実際は、
「分からない」
というより、
「環境によって力を出しにくい」
場面が多くありました。
例えば、
一度にたくさん説明されると混乱してしまったり、
曖昧な指示だと何をすればいいのか分からなくなったりします。
情緒級では、
- コミュニケーション
- 認知面
- 感情コントロール
- 集団参加
など、学力以外の部分も含めて支援してくれています。
また、
「できない部分を見る」
だけではなく、
「どうすれば参加しやすくなるか」
を一緒に考えてくれる場面が多いと感じています。
少人数で整理された環境になることで、
息子自身かなり落ち着いて学べるようになりました。
特に、
- ASD
- ADHD
- DCD傾向
のある子は、
「ずっと静止して座り続ける」
こと自体が大きな負担になる場合があります。
実際、少し体を動かすことで、
- 気持ちが落ち着く
- 集中が戻る
- パニック予防になる
子も多いそうです。
入学前の私は、
「席を立ったらダメ」
「最後まで座らないと」
と思っていました。
でも今は、
「無理を続けて崩れてしまう」より、
「自分で整えながら参加できる」
ことの方が、長い目で見ると大切なんだと感じています。
支援級だと勉強が遅れる?
実際、情緒級では「自立活動」の時間を確保するために、
国語や算数などの授業時間を一部調整することがあります。
そのため、通常級と比べると、
教科の授業数が少なくなるのは事実です。
ただ実際に通って感じるのは、
「授業数が少ない=学力が伸びない」とは、一概には言えない
ということでした。
少人数で、
- 丁寧に説明してもらえる
- 質問しやすい
- 見通しを持ちやすい
- 集中しやすい
環境になることで、
逆に理解しやすくなる場面も多くありました。
また、足りない部分は、
- 家庭学習
- 宿題
- 個別フォロー
などで補いやすいとも感じています。
実際に通ってみて感じるのは、
学習面でも、交流級で受けるより、支援級の方が息子には理解しやすく、安心して取り組めているということです。

そして実際は、学習面だけではなく、
- 自信を失いにくい
- 学校へ行きやすくなる
- 感情コントロールを学べる
- 人との関わり方を練習できる
- 「できた」を積み重ねやすい
など、学習以外でのプラス面もかなり大きいと感じています。
よくある質問(FAQ)
支援級に入ると普通級へ戻れませんか?
いいえ、地域や学校によりますが、
途中で通常級へ変更するケースもあります。逆に、
通常級から支援級へ変更する子もいます。子どもの成長や困り感に合わせて見直されることも多いです。
情緒級と知的級の違いは何ですか?
大きな違いは、
「知的な遅れがあるかどうか」です。情緒級は、
- ASD
- ADHD
- 不安の強さ
- 感覚過敏
などが主な対象で、
知的な遅れがない子も多いです。支援級だと勉強が遅れますか?
学校や支援内容によります。
国語と算数の授業時間が減るのは事実です。
ただ、少人数で学べることで、- 集中しやすい
- 理解しやすい
- 質問しやすい
というメリットもあります。
「環境が合えば伸びる子」は多いです。
支援級の子は友達できますか?
交流級との関わりもあるため、
友達ができる子も多いです。ただ、
関わり方が独特だったり、
疲れやすい子もいるので、「少人数の関係の方が安心」
というケースもあります。
通級と支援級はどう違うの?
通級は、「通常級がメイン」です。
一部の時間だけ別室で支援を受けます。
一方、
支援級は、
日常的に少人数環境で学ぶ形になります。自立活動って遊びですか?
遊びではありません。
自立活動は、
- コミュニケーション
- 感情コントロール
- 姿勢保持
- 感覚調整
など、
学校生活に必要な力を育てる大切な学習です。支援級はずっと別教室ですか?
違います。
交流級(通常級)へ参加する時間もあります。
例えば、
- 体育
- 音楽
- 図工
- 給食
などを通常級で過ごす子も多いです。
就学相談を受けたら支援級になりますか?
必ずではありません。
就学相談は、
「その子に合う環境を考える場」です。保護者の希望も確認されながら進むケースが多いです。
支援級に入ると将来困りますか?
一概には言えません。
むしろ、
- 自己肯定感を保てる
- 学校嫌いを防げる
- 安心して学べる
ことで、
成長につながる子も多いです。支援級にするか普通級にするか決められません。
本当に悩みますよね。
でも大切なのは、
「どこが普通か」ではなく、「どこなら安心して学べるか」
だと感じています。
見学や相談を重ねながら、
子どもに合う環境を探していく家庭が多いです。
まとめ|大切なのは、その子が安心して学べる環境
支援級・通級・通常級。
どれが「正解」というより、
「その子が安心して学べるか」
がとても大切だと感じています。
入学前は不安も多いですが、
- 子どもの特性
- 得意なこと
- 苦手なこと
- 安心できる環境
を整理しながら、
少しずつ進めていけると安心につながります。
「支援級って実際どうなの?」
と悩んでいる方に、
少しでも参考になれば嬉しいです。
📢次回予告
お楽しみに♪
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