はじめに
「学校に着いたら、何から始めればいいの?」
「宿題や連絡帳を出し忘れてしまう……。」
「登校後の支度を、先生に何度も声かけしてもらっている。」
そんな悩みはありませんか?
小学校に入学すると、登校後の支度を自分で進める場面が増えます。
しかし、
- 何から始めればよいか分からない
- やることを途中で忘れてしまう
- 支度の順番が分からない
- 一つのことに気を取られ、次の行動に移れない
という子もいます。
特に、口頭でいくつもの指示を聞くより、絵や文字で確認する方が分かりやすい子には、やることを「見える化」する方法が役立つことがあります。
そこで今回は、登校してから席に着くまでの流れをまとめた、「小学校についたらカード」を無料公開します。
小学校への入学準備や、登校後の支度を一人で進めるためのサポートとしてご活用ください。
無料公開|小学校についたらカード
※画像は保存・印刷してご利用いただけます。

内容
🔴 いまここ
- くつをぬぐ
- くつをしまう
- うわぐつをはく
- きょうしつへいく
- ランドセルをおく
- れんらくちょうをだす
- しゅくだいをだす
- すいとうをおく
- せきにつく
⭐ あそぶ
※登校後の支度や提出物の出し方は、学校・学年・クラスによって異なります。実際の学校の流れに合わせてご使用ください。
登校後の支度で困りやすいこと
幼稚園や保育園では、先生が近くで支度を手伝ったり、一つずつ声をかけたりしてくれることがあります。
一方、小学校では、
- 宿題を提出する
- 連絡帳を出す
- 水筒を決められた場所に置く
- ランドセルの中身を整理する
- 次の活動の準備をする
など、複数の支度を自分で進める場面が増えていきます。
特に入学直後は、教室や靴箱の場所、持ち物の置き場所など、覚えることがたくさんあります。
新しい環境への緊張も重なるため、家ではできていることでも、学校では手が止まってしまうことがあります。
視覚支援カードが役立つ理由
視覚支援とは、絵・写真・文字などを使って、予定や行動を分かりやすく伝える方法です。
例えば、「朝の準備をしてね」と言われても、子どもによっては、
- 最初に何をするの?
- 次は何をするの?
- あといくつ残っているの?
- どこまで終わったの?
と迷ってしまうことがあります。
登校後の流れをカードで示すと、やることを目で確認できるようになります。
その結果、
- 支度の順番を確認できる
- 次の行動に移りやすくなる
- 終わりまでの見通しを持ちやすくなる
- 大人の声かけを少しずつ減らせる
- 自分でできた経験につながる
といったことが期待できます。
ただし、カードを見せるだけですぐに一人でできるとは限りません。
最初は大人と一緒に確認し、慣れてきたら少しずつ声かけや手助けを減らしていく方法がおすすめです。
登校後だけでなく、家を出る前の持ち物確認にも視覚支援を使えます。
前日の準備、玄関でのチェック、学校からの持ち帰りを分かりやすくする方法はこちらで紹介しています。
▶ 【小1】忘れ物が多い子へ|持ち物を自分で確認できる視覚支援
わが家が入学前に不安だったこと
長男が年長のころ、私には、
「小学校で、朝の支度を自分で進められるかな?」
という不安がありました。
小学校では、宿題や連絡帳を提出したり、ランドセルの中身を整理したりと、登校してから行うことがたくさんあります。
一つずつならできることでも、複数の行動を順番に進めるのは簡単ではありません。
そこで、登校後にすることを事前に見える形にしておけば、入学後の生活をイメージしやすくなるのではないかと考えました。
「次に何をするのか」が分かるだけでも、子どもが安心して動き出せることがあります。
おすすめの使い方
入学前に親子で確認する
入学前にカードを見ながら、
「学校に着いたら、最初に何をするかな?」
「ランドセルを置いたら、次は何を出すかな?」
と一緒に確認します。
すべて暗記させる必要はありません。学校生活の流れを大まかにイメージできれば十分です。
実際の学校の流れに合わせる
学校によって、連絡帳・宿題・水筒などを置く場所や順番は異なります。
入学後に担任の先生へ確認し、必要に応じて順番を変えたり、不要な項目を隠したりしてお使いください。
「いまここ」を動かす
洗濯ばさみやマグネットを「いまここ」の印として使い、終わるたびに次の項目へ動かします。
今どこまで進んだのかが分かりやすくなります。
終わった項目にチェックをつける
ラミネートしたカードにホワイトボードマーカーでチェックをつけると、終わった項目が一目で分かります。
全部終わったことも確認しやすくなり、達成感にもつながります。
最初は項目を少なくする
項目が多いと、カードを見ること自体が負担になる子もいます。
その場合は、
- ランドセルをおく
- れんらくちょうをだす
- しゅくだいをだす
など、特に忘れやすい行動だけに絞って始める方法もおすすめです。
慣れてきたら、少しずつ項目を増やしていきましょう。
こんな子におすすめ
このカードは、次のようなお子さんにおすすめです。
- 小学校入学を控えている年長児
- 登校後に何をすればよいか分からない子
- 宿題や連絡帳を出し忘れやすい子
- 支度の途中で別のことに気を取られやすい子
- 複数の指示を順番に進めることが苦手な子
- 絵や文字で確認すると理解しやすい子
- 見通しがあると安心して行動できる子
- ASD・ADHDなどの発達特性がある子
診断の有無にかかわらず、登校後の流れを目で確認したいお子さんに使用できます。
ご利用について
本ページの画像は、スマートフォンやパソコンに保存し、家庭や学校で印刷してお使いいただけます。
印刷後にラミネートすると、繰り返し使いやすくなります。
学校で使用する場合は、担任の先生に相談し、実際の支度の流れや掲示場所を確認してください。
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まとめ
小学校に入学すると、登校後の支度を自分で進める場面が増えていきます。
しかし、やることが分からなかったり、途中で忘れてしまったりする子もいます。
「小学校についたらカード」で登校後の流れを見える化すると、次にすることを確認しやすくなります。
最初からすべて一人でできることを目指す必要はありません。
大人と一緒に確認しながら、その子のペースで「自分でできた」を増やしていきましょう。
小学校への入学準備や、登校後の支度のサポートとして、ぜひご活用ください。