はじめに
小学校に入ると、
「もう療育やリハビリは卒業かな。」
と思う方もいるかもしれません。
我が家も、小学校生活が始まってからは学校を休みたがることもなく、
発達クリニックへ行く機会が減っていました。
でも夏休みに入り、久しぶりにDCD(発達性協調運動症)のリハビリを受けてきました。
「鉛筆はちゃんと持てている。」
私はずっとそう思っていました。
でも発達クリニックでDCDのリハビリを受けると、専門家から改善ポイントを教えていただきました。
親では気付かなかったことばかりです。
小学生になっても、専門家に見てもらう意味は大きいと感じました。
今回はそう実感した体験をお話しします。
「持てている」と思っていた鉛筆
正直、私は息子の鉛筆の持ち方について、
「少しぎこちなさはあるけれど、ちゃんと持てているかな。」
と思っていました。
学校でも字は書けていますし、先生から特に指摘されたこともありませんでした。
そのため、
「鉛筆の持ち方は大丈夫そう。」
と思っていたのです。
しかし、作業療法士さんに見てもらうと、すぐに改善できるポイントを教えてくださいました。
毎日見ている親だからこそ気付けないことも、専門家はすぐに見抜いてくださいました。

専門家に教えてもらった改善ポイント
作業療法士さんからは、
- 親指と人差し指の使い方
- 指先の力の入れ方
- 鉛筆を支える位置
などを丁寧に教えていただきました。
私には「ちゃんと持てている」と見えていたのですが、専門家から見ると改善できるポイントがあったようです。
少しの違いでも、書きやすさや疲れにくさが変わるそうです。
さらに、鉛筆についても新しい発見がありました。
我が家では以前から三角鉛筆を使っていましたが、使っていたのは一般的な太さのものでした。
すると作業療法士さんから、
「太めの三角鉛筆の方が指が安定しやすく、正しい持ち方を身に付けやすいですよ。」
と教えていただきました。
「三角鉛筆なら何でも同じ」と思っていたので、太さによって持ちやすさが変わることは大きな学びでした。
お箸の練習は、まず1本から
お箸の練習方法も、とても勉強になりました。
私は、
「最初から2本のお箸で練習するもの。」
と思っていました。
でも教えていただいたのは、
まずは1本だけで練習する方法でした。
作業療法士さんから教えていただいたのは、お箸を「毛虫」のように前後へ動かす練習でした。
親指・人差し指・中指の3本だけを使って、お箸を少しずつ前後へ動かします。
最初は思うように動きませんでしたが、何度か練習すると少しずつコツが分かってきました。
この練習が、お箸2本を操作するための土台になるそうです。
詳しい練習方法は別の記事で紹介します。
鉛筆の持ち方は、お箸にもつながる
今回、一番印象に残ったのは、
「鉛筆の持ち方は、お箸の持ち方にもつながります。」
という言葉でした。
鉛筆もお箸も、
親指・人差し指・中指を使う動きは共通しています。
だからこそ、
鉛筆の持ち方を整えることは、
お箸の練習にもつながるそうです。
私は、
「鉛筆とお箸は別々の練習」
だと思っていました。
でも、
実は指の使い方は共通していることを初めて知りました。
ミニ消しゴムで楽しく指先トレーニング
もう一つ教えていただいたのが、
ミニ消しゴムを使った練習です。
ゲーム感覚でできるので、息子も楽しそうに取り組んでいました。
「練習しなさい。」
ではなく、
「ゲームしよう!」
という感覚でできるので、家でも続けやすそうです。
詳しいやり方は別の記事で紹介します。
小学生になっても、専門家だから見えることがある
小学校に入ると、
「字が書けている。」
「お箸で食べられている。」
という理由で、
「もう大丈夫。」
と思ってしまうことがあります。
私もそうでした。
でも今回のリハビリを受けて、
「できている」と「より楽に、正しくできている」は違う
ということを実感しました。
ほんの少し持ち方を変えるだけで、
書きやすくなったり、
疲れにくくなったり、
将来のお箸の使いやすさにつながったりすることがあります。
こうした細かな視点は、やはり専門家だからこそ気付けることなのだと思いました。
まとめ
今回、久しぶりに発達クリニックでDCDのリハビリを受けて、本当に行ってよかったと感じました。
特に印象に残ったのは、
- 「持てている」と思っていた鉛筆にも改善ポイントがあったこと
- 三角鉛筆でも、太めのものが持ちやすいと教えてもらったこと
- 鉛筆の持ち方は、お箸の持ち方にもつながること
- お箸は1本で指先を動かす練習から始めること
- ミニ消しゴムを使うと、遊びながら楽しく練習できること
でした。
毎日子どもを見ている親だからこそ気付けることもあります。
一方で、専門家だからこそ見つけられる小さな改善ポイントもあります。
もし、
「鉛筆を持つとすぐ疲れる。」
「お箸の持ち方が気になる。」
「これで合っているのかな?」
と感じることがあれば、一度専門家に相談してみるのもおすすめです。
我が家のように、
「できていると思っていたけれど、もっと楽にできる方法があった。」
そんな新しい発見があるかもしれません。
夏休みに久しぶりに受診して、本当によかったと思える一日になりました。