その他子育て系

ヨコミネ式で伸びる子・合わない子の特徴|95音を試したわが家の体験談と家庭での工夫

ヨコミネ式で伸びる子と負担を感じやすい子に合わせて学び方を工夫する親子

はじめに|ヨコミネ式はどんな子にも合う?

「ヨコミネ式を家庭でも取り入れてみたい」

「うちの子は競争や繰り返し練習が苦手だけれど、向いている?」

「ヨコミネ式の95音なら、ひらがなを書けるようになる?」

ヨコミネ式は、子どもの「やってみたい」「できるようになりたい」という意欲を引き出しながら、心・学び・体の力を育てる教育法です。

一方で、同じ取り組みをしても、すぐ夢中になる子もいれば、失敗への不安や競争のプレッシャーを感じる子もいます。

そのため、ヨコミネ式で大切なのは、子どもを教育法に合わせることではありません。

その子が動きやすい形に、課題や声かけを調整することです。

わが家の息子も、4歳の頃は曲線を描くことが苦手で、ひらがなの練習を嫌がっていました。

普通の50音順で「あ」から練習すると、

「できない!」

と机から離れてしまうことも……。

そこで取り入れたのが、書きやすい文字から進める「ヨコミネ式95音」です。

直線中心の文字から始めたことで「書けた!」を経験し、数か月後には苦手だった「あ」や「め」にも挑戦できるようになりました。

この記事では、

  • ヨコミネ式で伸びやすい子の特徴
  • 負担を感じやすい子のサイン
  • 合わないと感じたときの調整方法
  • わが家で95音を試した体験談
  • 家庭で無理なく続ける具体的な工夫

を紹介します。

ヨコミネ式そのものの基本理念や「3つの力」「4つのスイッチ」については、関連記事の「ヨコミネ式とは?」で詳しく解説しています。本記事では、子どもとの相性と家庭での実践を中心にお伝えします。

▶ ヨコミネ式の基本理念と4つのスイッチ

ヨコミネ式で伸びる子・合わない子の違い

yokomine-child-fit-comparison.png	ヨコミネ式を楽しめる子と慎重な子に合わせて課題を調整する様子

最初に知っておきたいのは、子どもを「伸びる子」「伸びない子」と固定的に分けられるわけではないということです。

同じ子でも、

  • 好きな課題なら挑戦できる
  • 書く練習は嫌いでも運動は好き
  • 家では難しいが、友達と一緒なら取り組める
  • 失敗が続くと急に自信を失う

ということがあります。

「伸びにくい」のではなく、現在の課題や進め方が、その子に合っていない可能性もあります。

ヨコミネ式で力を発揮しやすい子

次のような子は、ヨコミネ式の仕組みを楽しみやすい傾向があります。

  • 新しいことに挑戦するのが好き
  • 少し難しい課題にワクワクする
  • 友達やきょうだいのまねをしたがる
  • 繰り返し練習することを嫌がらない
  • 「昨日よりできた」と成長を喜べる
  • 褒められたり認められたりすると意欲が高まる
  • 目標やゴールがあると頑張りやすい

ヨコミネ式では、子どもの「競争したがる」「まねしたがる」「少し難しいことをしたがる」「認められたがる」という特性を、やる気につなげる仕組みが示されています。yokomine-study.com

ただし、これらすべてに当てはまる必要はありません。

「まねすることは好き」「認められると頑張れる」など、一つでも子どもの意欲につながる入口があれば、家庭で活用できます。

ヨコミネ式で負担を感じやすい子

一方、次のような子は、そのままの方法では負担が大きくなることがあります。

  • 間違えることへの不安が強い
  • 勝ち負けで気持ちが崩れやすい
  • 友達やきょうだいと比べられるのが苦手
  • 同じ練習を繰り返すと飽きる
  • 手先の不器用さや姿勢保持の難しさがある
  • 見通しのない課題に不安を感じる
  • 大人に急かされるとできなくなる
  • 「できるまで続けよう」と言われると苦しくなる

この場合も「ヨコミネ式ができない子」「努力できない子」という意味ではありません。

課題の難易度、取り組む時間、見本の見せ方、褒め方などを変えると、参加しやすくなる可能性があります。

伸びやすい子・負担を感じやすい子の比較

見るポイント力を発揮しやすい様子調整が必要な様子
挑戦少し難しい課題を面白がる失敗を予想して始められない
競争勝負が意欲につながる負けると強く落ち込む
反復上達を楽しみながら繰り返す単調に感じて途中で離れる
見本まねして覚えられる動きや手順を捉えにくい
評価認められると次へ進める結果だけを評価されると不安になる
集中短い課題を次々と進められる疲れや姿勢の崩れが起こりやすい
切り替え終わりを理解して次へ移れる中断や予定変更を嫌がる

子どもをどちらかに分類するための表ではなく、どこを調整すれば取り組みやすくなるかを見つけるための目安として活用してください。

発達特性がある子にはヨコミネ式は合わない?

ASD・ADHD・DCDなどの発達特性があるからといって、ヨコミネ式が一律に向かないわけではありません。

ただし、一般的な方法をそのまま求めるのではなく、子どもの困りごとに合わせた調整が必要です。

▶ 発達特性に合ったがんばり方

ASD傾向があり、変更や見通しのなさが苦手な子

最初に、何をどこまで行うかを見せます。

例えば、

  1. 文字を3つなぞる
  2. 好きな文字を1つ書く
  3. 終わったらシールを貼る

というように、始まりと終わりを明確にします。

「今日はできるところまで」よりも「今日は3つで終わり」の方が安心できる子もいます。

ADHD傾向があり、集中が続きにくい子

20分を目標にせず、まずは3~5分から始めます。

  • 文字を1つ書いたら体を動かす
  • プリント1枚ではなく1段だけ行う
  • 運動と机上課題を交互にする
  • タイマーで終わりを見せる

など、短い活動を切り替える方法が向いています。

DCDなど、不器用さがある子

文字を何度も書かせる前に、書きやすい環境を整えます。

  • 太めの鉛筆を使う
  • 三角鉛筆や補助グリップを試す
  • 大きなマスから始める
  • ホワイトボードに大きく書く
  • 指でなぞってから鉛筆を使う
  • 足が床につく椅子と机を選ぶ

頑張りの問題にせず、道具と環境で負担を減らすことが大切です。

家庭でヨコミネ式を活かす5つの方法

1.「少し難しい」の手前から始める

ヨコミネ式では、少し難しい課題が意欲につながるとされています。

しかし、不安が強い子にとっては「少し難しい」が、すでに「無理そう」に見えている場合があります。

最初は、確実にできる課題を多めにします。

例えば、文字練習なら、

  • できる文字を2つ
  • 少し練習すれば書けそうな文字を1つ
  • 最後に好きな絵や文字を1つ

という組み合わせにします。

「できる」を土台にして、その上に小さな挑戦を置くイメージです。

2.競争相手を「昨日の自分」に変える

競争が意欲につながる子もいますが、勝ち負けが苦手な子に無理に競争させる必要はありません。

他の子ではなく、以前の自分と比べます。

声かけの例は次のとおりです。

  • 「昨日より線が長く引けたね」
  • 「前よりも鉛筆をゆっくり動かせたね」
  • 「今日は自分から始められたね」
  • 「途中で休んで、また戻ってこられたね」

結果だけでなく、始めたことや戻ってこられたことも成長です。

▶ 他の子と比べず才能を伸ばす親の関わり方

3.褒めるより「具体的に認める」

「すごい」「天才」と褒めるだけでは、子どもが何を認められたのか分からないことがあります。

そこで、できた行動を具体的に伝えます。

  • 「線からはみ出さないように、ゆっくり書いたね」
  • 「難しくても1回やってみたね」
  • 「分からないって言えたね」
  • 「自分で鉛筆を準備できたね」

成功だけでなく、工夫や挑戦の過程を認めることが、次の意欲につながります。

▶ 子どもの自己肯定感を育てる声かけ

4.短時間で「もう少しやりたい」ときに終える

家庭では「20分続けること」を目標にしなくて大丈夫です。

子どもによっては、3分や5分でも十分です。

嫌になるまで続けるより、

「今日はここまでできたね」

と気持ちよく終えた方が、翌日の取り組みにつながります。

わが家でも、長く書かせようとすると机から離れてしまうことがありました。そこで「今日はこの1文字だけ」と量を減らしたところ、始めるまでの抵抗が小さくなりました。

5.教材に子どもを合わせない

プリントを嫌がるなら、必ずプリントで練習する必要はありません。

  • ホワイトボードに書く
  • 指で空中に書く
  • 砂や小麦粉の上に書く
  • 好きなキャラクターの名前を書く
  • 家族への短い手紙を書く
  • お買い物メモを作る

など、同じ目的でも方法は変えられます。

「教材を最後まで終える」ことより、書いて伝わった、読めてうれしかったという経験を大切にします。

ヨコミネ式が合わないかもしれないサイン

次のような状態が続く場合は、いったん立ち止まって方法を見直します。

  • 始める前から泣く、逃げる
  • 「どうせできない」と言う
  • 間違えることを極端に怖がる
  • 練習後も長時間気持ちが戻らない
  • 親子げんかが増える
  • 以前好きだった学習まで嫌がる
  • 腹痛や頭痛などを繰り返し訴える
  • 親が毎日取り組ませることに疲れている

これは、子どもに能力がないサインではありません。

課題の量や難易度、教え方、タイミングが合っていないという知らせかもしれません。

▶ 挑戦できない子への対応と声かけ実例

合わないと感じたときの調整方法

まず、次の順番で負担を下げてみましょう。

  1. 量を半分以下にする
  2. 確実にできる課題へ戻る
  3. 親子の競争や他児との比較をやめる
  4. 子どもに教材を選んでもらう
  5. 机上課題以外の遊びに変える
  6. 数日または数週間休む

それでも強い抵抗が続く場合は、その方法をやめても構いません。

教育法は、子どもを苦しませてまで続けるものではないからです。

ヨコミネ式95音とは?

ヨコミネ式95音で一・縦線・十・二の書きやすい形から練習する男の子

ヨコミネ式95音は、一般的な50音順とは異なり、子どもが比較的書きやすい文字から段階的に進める考え方です。

「あ・い・う・え・お」の順ではなく、横線や縦線など、単純な運筆から始めます。

▶【無料ダウンロード】ひらがな練習プリント|書きやすい形から始める「もじステップ表」

95音の主な特徴

  • 50音順ではなく、書きやすさを考えた順序
  • ひらがな・カタカナ・漢数字などが混在する
  • 直線的な形から、曲線を含む複雑な形へ進む
  • 最初から「あ」をきれいに書くことを求めない
  • 「簡単な文字を書けた」という成功体験を作りやすい

95音は、読みを覚える50音表とは目的が異なります。

文字を読む経験は、絵本、名前カード、看板、しりとりなど、生活や遊びの中でも補っていきましょう。

【体験談】95音で「書けない」から「書いてみたい」へ

「あ」が書けなかった男の子がヨコミネ式95音の練習で書けるようになった体験

息子が4歳だった頃、私は文字以前に、お絵描きの様子が気になっていました。

顔を描いても、口のニッコリとした曲線がうまく描けず、いつも一本線。

私が見本を見せて、

「まねして描いてみよう」

と伝えても、思うように手を動かせませんでした。

当然、ひらがなもまだ書けません。

周りに文字を書き始める子が増えると、親として「このままで大丈夫かな」と心配になりました。

お手紙ごっこをきっかけに文字へ興味を持った

年中になると、幼稚園でお手紙ごっこが流行りました。

友達が手紙を書いている姿を見て、息子も文字に興味を持ち始めました。

「今なら練習できるかもしれない」

と思い、一般的な50音順で練習を始めました。

ところが、最初の「あ」からつまずきました。

「あ」は曲線や交差があり、息子にとって簡単な文字ではなかったのです。

うまく書けないと、

「できない!」

と嫌がり、机に向かおうとしなくなりました。

特に「あ」「お」「め」「ぬ」などは、どこから線を動かせばよいか分かりにくそうでした。

書きやすい文字から始めてみた

そんなときに知ったのが、ヨコミネ式95音です。

50音順ではなく、直線中心の書きやすい形から始めると知り、

「息子には、こちらの順番の方が合うかもしれない」

と思いました。

最初は「一」や「十」など、直線だけで書ける文字から始めました。

すると息子は、

「書けた!」

とうれしそうな表情を見せました。

ノートいっぱいに同じ文字を書いて楽しむ日もありました。

以前は、できない文字を前にするとすぐに諦めていましたが、簡単な形から始めると、文字を書くこと自体への抵抗が少しずつ減っていきました。

数か月後には苦手だった文字にも挑戦

書ける文字が増えるにつれて、息子は少しずつ難しい文字にも興味を持つようになりました。

数か月後には、あれほど苦手だった「あ」や「め」にも挑戦できるようになりました。

95音を使えば、誰でもすぐに文字を書けるようになるわけではありません。

息子の場合も、95音だけで急に手先が器用になったのではなく、

  • 幼稚園で手紙を書きたい気持ちが生まれた
  • 書きやすい文字から始めた
  • 短い時間で終えた
  • 書けた文字を一緒に喜んだ
  • 少しずつ運筆経験が増えた

といった条件が重なった結果だと思います。

それでも、「難しい文字から頑張る」のではなく、「できる文字から自信をためる」方法に変えたことは、息子にとって大きな転機でした。

わが家で95音を続けやすくした工夫

なぞり書きだけにこだわらない

最初から鉛筆で細い線をなぞらせず、次の順番で進めました。

  1. 親が大きく書いて見せる
  2. 指で線をなぞる
  3. ホワイトボードに大きく書く
  4. 太い線の上をなぞる
  5. 見本を見ながら書く

その日の様子によって、途中で終わってもよいことにしました。

書きたい文字を優先する

95音の順序どおりに完璧に進めることより、息子が書きたい文字を大切にしました。

自分の名前、家族の名前、好きな食べ物など、意味のある言葉は意欲につながりやすかったです。

間違いを全部直さない

書き順や形が気になっても、一度にすべて直すと「間違えた」という印象だけが残ってしまいます。

その日は一つだけ伝えたり、親が横に見本を書いたりして、書けたことを先に認めました。

専用ノートを残す

過去に書いた文字を見返せるよう、練習用ノートを一冊にまとめました。

以前の文字と比べながら、

「こんなに書けるようになったね」

と成長を確認できるため、親子ともに達成感を持ちやすくなりました。

▶ 年長から始める1日1作文

家庭でそろえやすい教材・道具

家庭で取り入れる場合、高価な教材を最初からそろえる必要はありません。

まずは次のような道具があれば十分です。

  • 95音の一覧や練習プリント
  • 大きなマスのノート
  • 太めの三角鉛筆
  • 鉛筆グリップ
  • ミニホワイトボード
  • 消しやすいホワイトボードマーカー
  • 子ども用タイマー
  • 「できた」を残すシール

無料プリントで試し、子どもに合いそうであれば、書字練習帳や運筆教材、持ちやすい鉛筆などに進むと無駄が少なくなります。

▶ 子どもが家で勉強しないときの家庭学習アイデア

おすすめグッズ

わが家では、最初からたくさんの教材を購入せず、無料の95音表とノートで試しました。
「もう少し続けられそう」と感じてから、太めの鉛筆や大きなマスの練習帳を追加しました。
書くことが苦手な子には、教材の内容だけでなく、鉛筆の持ちやすさやマスの大きさも大切です。

「有名人が育った教育法」だけで選ばない

ヨコミネ式を紹介する記事では、横峯さくら選手や紀平梨花選手の名前が挙げられることがあります。

紀平梨花選手がヨコミネ式を導入した幼稚園の出身であることは、公式サイトや関係者の記事でも紹介されています。yokomine.jp

ただし、その後の活躍をヨコミネ式だけの成果だと断定することはできません。

本人の資質や努力、家庭環境、指導者、競技経験など、さまざまな要因が関わっているためです。

有名人の事例は参考情報として捉え、

  • 子どもが楽しめているか
  • 不安や負担が強くなっていないか
  • 家庭の生活に無理なく取り入れられるか
  • その子の得意を活かせているか

を基準に判断しましょう。

ヨコミネ式のメリットと注意点

ヨコミネ式学習教室では、読み・書き・計算・体操・暗唱などを通して、「心の力」「学ぶ力」「体の力」を育てる方針が示されています。yokomine-study.com

家庭で考えられるメリットと注意点を整理すると、次のようになります。

メリット

  • 自分から挑戦するきっかけを作りやすい
  • 小さな成功を次の意欲につなげやすい
  • 読み書きや運動を生活に組み込みやすい
  • 短い取り組みを習慣化しやすい
  • 親が「どこから始めるか」を考えやすい
  • できることから始めて自信を育てられる

注意点

  • 競争がプレッシャーになる子もいる
  • 反復練習を苦痛に感じる場合がある
  • 「できるまで頑張る」が無理強いになりやすい
  • 親が成果を急ぐと、比較や叱責が増える
  • 不器用さや発達特性への調整が必要になることがある
  • 教室や園によって実践内容や指導方法が異なる

ヨコミネ式の一部だけを、家庭に合う形で取り入れても構いません。

すべてを再現するのではなく、「できることから始める」「小さな成長を認める」という考え方を活かすだけでも十分です。

よくある質問

ヨコミネ式で伸びやすいのはどんな子ですか?

挑戦、まね、少し難しい課題、認められることを楽しめる子は、取り組みに意欲を持ちやすいでしょう。ただし、子どもの性格だけでなく、課題の難易度や大人の関わり方にも左右されます。

ヨコミネ式が合わない子もいますか?

競争、反復練習、失敗への不安が強い子は、そのままの進め方では負担を感じる場合があります。量や難易度、声かけを調整し、それでも嫌がる場合は休止して構いません。

発達障害がある子にも取り入れられますか?

診断名だけで向き不向きは決まりません。見通しを示す、時間を短くする、道具を工夫するなど、特性に合った調整が必要です。

何歳から始めればよいですか?

公式のヨコミネ式学習教室は3歳からを対象としていますが、家庭では年齢だけでなく、子どもの興味や発達段階を見て判断しましょう。yokomine-study.com

1日何分取り組めばよいですか?

決まった時間に合わせる必要はありません。最初は3~5分でも十分です。子どもが集中できているうちに終えることを優先します。

95音は50音と何が違いますか?

50音は音の並びを学ぶ表ですが、95音は比較的書きやすい形から文字を書く練習を進める配列です。ひらがなだけでなく、カタカナや漢数字なども含まれます。

95音だけでひらがなを書けるようになりますか?

習得を保証するものではありません。運筆経験、文字への興味、手先の発達、練習環境なども影響します。書きやすい文字から成功体験を作る方法の一つとして考えましょう。

競争が苦手な子にはどうすればよいですか?

友達やきょうだいと比べず、過去の本人と比べます。「昨日より一つできたね」と変化を具体的に認める方法がおすすめです。

嫌がっても習慣になるまで続けるべきですか?

泣く、逃げる、自己否定が増えるなどの状態が続くなら、無理に続けない方がよいでしょう。量を減らす、方法を変える、休むという判断も必要です。

家庭では何から始めるのがおすすめですか?

子どもがすでに好きなことから始めます。文字に興味があるなら名前を書く、体を動かすのが好きなら簡単な運動、手伝いが好きなら片付けなど、生活の中に取り入れましょう。

関連記事

家庭学習の続け方や、挑戦を嫌がる子への関わり方については、以下の記事も参考にしてください。

まとめ|「伸びにくい」のではなく、方法が合っていないこともある

ヨコミネ式は、子どもの「やってみたい」を引き出し、小さな成功を次の挑戦につなげる考え方です。

ただし、すべての子どもが競争や反復練習を楽しめるわけではありません。

家庭で取り入れるときは、次の5つを意識しましょう。

  • できる課題から始める
  • 「少し難しい」の程度を子どもに合わせる
  • 他の子ではなく過去の本人と比べる
  • 短時間で気持ちよく終える
  • 強い抵抗が続いたら休む・方法を変える

わが家の息子は、普通の50音順では最初の「あ」からつまずきました。

しかし、95音を参考に直線中心の文字から始めると、「書けた」という感覚を持てるようになりました。

その小さな自信が、やがて難しい文字へ挑戦する気持ちにつながりました。

大切なのは、決められた順番を完璧にこなすことではありません。

子どもが「できない自分」ではなく、「少しやってみた自分」を認められる方法を探すことです。

ヨコミネ式の考え方を一部取り入れながら、その子に合う学び方へ柔軟に変えていきましょう。

関連記事

  • ヨコミネ式とは?4つのスイッチ・家庭でのやり方とデメリット
  • 年長におすすめの勉強法|入学準備は「1日1作文」でOK!
  • 挑戦できない子どもへの対応法|親の声かけ実例と自信の育て方
  • 発達特性があっても努力は大切|「がんばり方」は人それぞれでいい
  • 子どもの自信を育む親の関わり方|自己肯定感が高まる5つの実践法
  • 子どもが家で勉強しないときの対処法|家庭学習が続いたわが家の工夫

スポンサーリンク

  • この記事を書いた人
しょうがなすこのプロフィールイラスト

しょうがなすこさん

はじめまして🌼「しょうがなすこ」と申します。 小学生と未就学児の兄弟を育てている母です。長男にはASD・ADHD・DCD・吃音があり、療育や学校生活、家庭での関わりを通して、さまざまな困りごとに向き合ってきました。 児童発達支援アドバイザーの資格を持ち、実際の子育て経験をもとに、家庭・学校・療育で使える視覚支援カードや無料教材、子育ての工夫を発信しています。 「ことばだけでは伝わりにくい」「次に何をすればよいか分からない」「学習につまずいている」など、その子に合う「分かる方法」を一緒に見つけられる場所を目指しています。 子育ての困りごとが少しでも軽くなりますように。どうぞ気軽に読んでいってください☺️

みんなが読んでいる人気記事

ぼくのいいとこ絵本表紙 1

はじめに 「自分のいいところを書いてね。」 小学校でそんな宿題が出て、 「何を書けばいいの?」 と困ってしまう子は少なくありません。 「自己肯定感を育てたい。」 「自分に自信を持ってほしい。」 「小学 …

ジグソーパズルが苦手な子に視覚支援カード 2

はじめに 「対象年齢より簡単なパズルなのに、なかなか完成できない。」 「合わないピースを、力いっぱい押し込もうとする。」 「枠から作ろうと伝えても、自分のやり方で進めたがる。」 そんなことはありません …

何で勉強しないといけないの?水の入ったコップ視覚支援カード 3

はじめに 「なんで勉強しないといけないの?」 子どもが小学校に入る頃になると、一度は聞かれることがある質問ではないでしょうか。 私も息子に聞かれたことがあります。 そんなとき、SNSで見かけた「水の入 …

WISC検査の結果が怖くて不安な母親と就学への見通しを考える親子のイラスト 4

はじめに|WISC検査をすすめられて悩みました 年中の冬から年長になった頃、児童発達支援や相談員さんから、発達検査について話が出ました。 「発達検査はどうしますか?」「受けられるなら、受けた方がいいか …

発達検査WPPSI-IIIで積み木やカードに取り組む子どもと見守る母親のイラスト 5

はじめに|3歳8か月で初めて発達検査を受けました 息子が初めて発達検査を受けたのは、3歳8か月のときでした。 受けた検査は WPPSI-III(ウィプシー・スリー) です。 発達検査を受ける前は、 「 …

-その他子育て系
-, , , , , , ,