はじめに
「ヨコミネ式って、どんな幼児教育なの?」
「読み書きや逆立ちを早くからさせる、厳しい教育法?」
「家庭でも取り入れられるの?」
ヨコミネ式に興味を持つ一方で、
「競争させるのはかわいそうでは?」
「できない子には合わないのでは?」
「スパルタ教育にならない?」
と不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
ヨコミネ式は、子どもの「やってみたい」という気持ちを引き出し、小さな挑戦と成功を積み重ねながら、自分で考えて行動する力を育てようとする教育法です。
現在のヨコミネ式学習教室では、
- 心の力
- 学ぶ力
- 体の力
という3つの力を育てることが掲げられています。
また、子どものやる気を引き出す考え方として、
- 競争したがる
- 真似したがる
- 少し難しいことをしたがる
- 認められたがる
という「4つのスイッチ」が示されています。yokomine-study.com


ただし、競争や反復練習がすべての子に合うわけではありません。
慎重な子、失敗への不安が強い子、発達特性がある子などは、課題の量や見せ方を調整する必要があります。
この記事では、ヨコミネ式の基本的な考え方、4つのスイッチ、家庭で取り入れられる方法、メリット・デメリットを分かりやすく解説します。
「ヨコミネ式をそのまま再現する」のではなく、子どもに合う部分だけを家庭へ取り入れるための参考にしてください。
目次
- ヨコミネ式とは?
- ヨコミネ式が育てる「3つの力」
- 子どものやる気を引き出す「4つのスイッチ」
- ヨコミネ式では何をする?主な活動内容
- ヨコミネ式のメリット
- ヨコミネ式のデメリット・注意点
- 家庭でできるヨコミネ式の取り入れ方
- 発達特性がある子に取り入れるときの工夫
- ヨコミネ式が「かわいそう」「後悔」と検索される理由
- ヨコミネ式とモンテッソーリ教育の違い
- ヨコミネ式の園・教室を選ぶポイント
- よくある質問
- まとめ
1.ヨコミネ式とは?
ヨコミネ式は、教育者の横峯吉文氏が、幼児教育の現場での経験をもとに考案した教育法です。
読み・書き・計算・体操などの活動を通して、子どもが自分で考え、判断し、行動する力を育てることを目指しています。
公式のヨコミネ式学習教室では、3歳から小学3年生を対象に、次の活動が行われています。
- 読み
- 書き
- 計算
- 暗唱
- 体操
- フラッシュカード
- そろばん
1回の授業で複数の活動を取り入れ、子どもの集中が途切れにくいように進める仕組みが示されています。yokomine-study.com
ヨコミネ式の基本的な考え方
ヨコミネ式で大切にされているのは、子どもを長時間机へ向かわせることではありません。
公式サイトでは、
「やってみたい!」が「できた!」に。
「できた!」が次の「もっとやりたい!」へ。
という考え方が示されています。
つまり、
挑戦する
→ 少しできる
→ 認められる
→ もっとやりたくなる
→ さらにできるようになる
という循環を作り、子どもが自分から取り組む力につなげていく教育法です。
早期教育だけを目的とした方法ではない
ヨコミネ式は、読み書き・計算・体操で高い能力を身につけることが注目されがちです。
しかし、本来の目的は、周囲の子より早く文字を書いたり、難しい運動ができたりすることだけではありません。
小さな挑戦を通して、
- 自分で取り組む
- 失敗してもやり直す
- 困ったときに考える
- 仲間と助け合う
- できたことに自信を持つ
といった力を育てることも重視されています。
2.ヨコミネ式が育てる「3つの力」

元記事では「学ぶ力・体の力・心の力・音楽の力」の4つとしていましたが、現在の公式学習教室で示されているのは、次の3つです。
心の力
「あきらめない心」や「助け合う心」など、挑戦や人との関わりを支える力です。
子どもが少し難しい課題に取り組み、
「できなかったけれど、もう一度やってみよう」
「友達のやり方を見てみよう」
と考える経験を重ねます。
ただし、嫌がっている子に繰り返しやらせることと、あきらめない心を育てることは同じではありません。
休む、方法を変える、大人へ助けを求めることも大切な力です。
学ぶ力
自分から問題に取り組み、考える力です。
読み書きや計算の結果だけでなく、
- 教材を準備する
- 自分で問題を読む
- 分からない部分を確認する
- 間違いを見直す
- 終わった教材を片付ける
といった学習の進め方も含まれます。
体の力
学習や生活を支える体力・体幹・姿勢などの力です。
ヨコミネ式では体操も重視されていますが、家庭で難しい技を再現する必要はありません。
- 歩く
- 走る
- 跳ぶ
- くぐる
- 投げる
- バランスを取る
など、年齢に合った基本的な運動から取り入れましょう。
3.子どものやる気を引き出す「4つのスイッチ」
ヨコミネ式では、子どもの特性を生かして意欲を引き出す「4つのスイッチ」が示されています。
スイッチ1|子どもは競争したがる
友達や家族と一緒に取り組むことで、
「自分もやってみたい」
「次はできるようになりたい」
という気持ちが生まれることがあります。
家庭での取り入れ方
- 親子で同じ迷路をする
- 誰が早いかではなく、昨日の自分と比べる
- 何回できたか自分で記録する
- 家族で順番に挑戦する
競争が苦手な子には、勝敗をつける必要はありません。
「昨日は2回、今日は3回できたね」と、自分自身の成長を見える化する方法がおすすめです。
スイッチ2|子どもは真似したがる
子どもは、親や友達の動きを見て学びます。
長い説明をするより、まず見本を見せたほうが分かりやすい場合があります。
家庭での取り入れ方
- 親が最初の1文字を書いて見せる
- 一緒に音読する
- 折り紙を横で作る
- 体操の動きをゆっくり見せる
- 兄弟や友達の取り組みを見る
ただし、兄弟や友達と能力を比較して叱るのは避けましょう。
真似は「できないことを責める材料」ではなく、理解するための見本として使います。
スイッチ3|子どもは少し難しいことをしたがる
簡単すぎる課題は飽きやすく、難しすぎる課題は諦めやすくなります。
「少し頑張ればできそう」という難易度が、挑戦したい気持ちにつながります。
家庭での取り入れ方
- できる問題を多めに入れる
- 最後に1問だけ新しい問題を入れる
- 10回ではなく、まず3回にする
- 大人が途中まで手伝う
- 難しい場合は一段階戻す
子どもが泣く、固まる、強く拒否する場合は、「少し難しい」を超えている可能性があります。
スイッチ4|子どもは認められたがる
結果だけでなく、挑戦したことや工夫したことを認めます。
声かけの例
- 自分から始められたね
- 前より丁寧に書けたね
- 分からないって言えたね
- 転んでも、もう一度やってみたね
- 昨日より1回増えたね
- 最後まで片付けられたね
「天才」「一番」などの評価より、どこを頑張ったのかを具体的に伝えるほうが、次の行動につながりやすくなります。
4.ヨコミネ式では何をする?主な活動内容
読み
絵本や文章を繰り返し読み、文字や言葉に親しみます。
家庭では、子どもの好きな絵本から始めて構いません。
読み聞かせから、
- 親と一緒に読む
- 好きな部分だけ声に出す
- 短い文を自分で読む
という順に進めると取り組みやすくなります。
書き
最初から長い作文を書かせるのではなく、線・形・文字・短文へ段階的に進みます。
家庭での例
- なぞり書きをする
- 好きなものの名前を書く
- お手本を見て写す
- 今日の出来事を1文書く
- できたことと感想を書く
例:
あさ、ジャムパンを食べました。おいしかったです。
なわとびを3回とべました。うれしかったです。
文字を何回も書くこと自体を目標にせず、子どもの疲れ方や手先の発達に合わせて量を調整しましょう。
計算
数字を読む、物を数える、数量を比べるといった経験から始めます。
現在のヨコミネ式学習教室では計算やそろばんもカリキュラムに含まれていますが、家庭で必ずそろばんを用意する必要はありません。yokomine-study.com
家庭での例
- おやつを人数分に分ける
- 階段を数える
- すごろくでマスを進む
- 積み木を足したり減らしたりする
- 足し算・引き算カードで遊ぶ
机に向かう学習を嫌がる場合は、遊びや日常生活から始める方法もあります。
▶ 子どもが家で勉強しない理由は?タイプ別の対処法と家庭学習が続いたわが家の工夫
▶ 子供向け知育ゲーム一覧
暗唱
短い詩、ことわざ、歌詞などを、声に出して楽しみます。
正確に覚えることだけを求めず、言葉の響きやリズムを楽しむことから始めましょう。
体操
走る、跳ぶ、支える、バランスを取るなど、さまざまな動きを経験します。
家庭で安全にできる運動
- 線の上を歩く
- 片足立ち
- ケンケン
- 風船キャッチ
- 動物歩き
- クッションを使った簡単なコース
- 公園の遊具
- 縄跳び
逆立ち・側転・跳び箱などの技は、事故やけがにつながる可能性があります。家庭で無理に練習せず、安全設備と指導者がいる環境で取り組みましょう。
音楽
音楽は、ヨコミネ式を導入する園で取り組まれることがありますが、現在の公式学習教室が掲げる「3つの力」とは別に考えます。
家庭では、
- 童謡を歌う
- 手拍子をする
- 鍵盤ハーモニカに触れる
- リズム遊びをする
- 好きな曲を一緒に楽しむ
程度から始めれば十分です。
アイマスクをして演奏する必要はありません。安全面や子どもの不安を考え、見える状態で楽しく取り組みましょう。
5.ヨコミネ式のメリット
自分から取り組むきっかけを作りやすい
4つのスイッチを参考にすると、「勉強しなさい」と言い続ける以外の方法を考えられます。
- 見本を見せる
- 少しだけ難しくする
- 小さな成長を認める
- 家族と一緒に挑戦する
といった工夫は、家庭でも取り入れやすい方法です。
読み書き・計算に触れる習慣を作れる
短時間でも繰り返すことで、教材を開く、文字を書く、数を扱うことが日常の流れになりやすくなります。
運動と学習を組み合わせられる
机上の学習だけでなく、体操や運動も取り入れるため、体を動かすことが好きな子にも参加しやすい面があります。
小さな成功体験を積みやすい
課題を細かく分けることで、
「1文字書けた」
「昨日より1回増えた」
「一人で準備できた」
といった成長に気づきやすくなります。
家庭生活にも応用できる
ヨコミネ式の考え方は、勉強だけでなく、
- 着替え
- 片付け
- お手伝い
- 明日の準備
- 食事の支度
などにも応用できます。
6.ヨコミネ式のデメリット・注意点
競争が負担になる子もいる
競争すると意欲が出る子がいる一方で、負けることへの不安が強くなったり、参加できなくなったりする子もいます。
その場合は、他の子ではなく「昨日の自分」と比べましょう。
できる・できないが目立ちやすい
同じ課題に集団で取り組むと、得意不得意の差が見えやすくなります。
できないことを人前で繰り返させると、自信を失う可能性があります。
反復練習が苦痛になる場合がある
繰り返すことで上達する子もいますが、単調な反復を嫌がる子もいます。
回数を減らす、教材を変える、ゲーム形式にするなどの調整が必要です。
親が結果を求めすぎる可能性がある
「ヨコミネ式なら早く読めるようになる」
「逆立ちができるようになる」
と期待しすぎると、子どもが楽しんでいるかより、結果を優先してしまうことがあります。
発達特性によって配慮が必要
ASD・ADHD・DCD・感覚過敏などがある子は、
- 集団での競争が苦手
- 一斉指示を理解しにくい
- 姿勢保持が難しい
- 手先や全身運動が苦手
- 失敗への不安が強い
- 音や人の多さが負担になる
ことがあります。
教育法へ子どもを合わせるのではなく、子どもに合わせて方法を変えることが必要です。
7.家庭でできるヨコミネ式の取り入れ方

家庭でヨコミネ式の園生活をそのまま再現する必要はありません。
取り入れやすい部分だけ選びましょう。
短い作文を家庭で始めたい方は、写すところから自分で書くまでの進め方をこちらで紹介しています。
▶ 年長におすすめの勉強法|入学準備は「1日1作文」でOK!
幼児から小学生までの年齢別家庭学習は、こちらにまとめています。
▶ 家庭学習が続く!幼児〜小学生向け年齢別アイデアと習慣化のコツ
①1回5〜10分から始める
元記事では「20分」としていましたが、幼児が家庭で取り組む場合は、もっと短くても構いません。
- ひらがなを1文字
- 絵本を1冊
- 計算を3問
- 縄跳びを3回
- 片付けを1か所
など、「もう少しやりたい」と思える量から始めます。
②できる課題から始める
最初から難しい課題を出すと、取り組む前に拒否することがあります。
おすすめは、
できる課題
→ 少し考える課題
→ できる課題
という順番です。
最後にできる課題を入れると、達成感を持って終わりやすくなります。
③子どもに選んでもらう
「勉強しよう」ではなく、
「絵本と迷路、どっちにする?」
「文字と数字、どちらから始める?」
「今する?おやつのあとにする?」
と選択肢を出します。
④終わりを見せる
- タイマーが鳴ったら終了
- プリント1枚で終了
- 3問できたら終了
- シールを貼ったら終了
など、始める前に終わりを伝えます。
⑤結果より行動を認める
正解したことだけでなく、
- 自分で始めた
- 座れた
- 考えた
- 助けを求めた
- やり直した
- 片付けた
ことを認めましょう。
8.発達特性がある子に取り入れるときの工夫
無理に頑張らせるのではなく、その子に合う努力の形を考えたい方はこちらも参考にしてください。
▶ 発達特性があっても努力は大切|「がんばり方」は人それぞれでいい
見通しを目で見せる
「まず・つぎ・おわり」のカードや、簡単な手順表を使います。
例:
- ひらがなを1文字
- 迷路を1枚
- おしまい
終わりが見えると、取り組みやすくなる子がいます。
指示を短くする
「プリントを出して、名前を書いて、1番から解いてね」ではなく、
「プリントを出そう」
「名前を書こう」
「1番を見よう」
と一つずつ伝えます。
書く量を減らす
手先が不器用な子にとって、繰り返し書くことは大きな負担になる場合があります。
- 書く回数を減らす
- 太い鉛筆を使う
- ホワイトボードを使う
- なぞり書きにする
- 口頭やカードで答える
など、目的に合った方法へ変えましょう。
競争を自己記録へ変える
他の子との競争ではなく、
- 昨日より1回増えた
- 前より早く準備できた
- 休憩しながら最後までできた
という本人の変化を記録します。
運動は安全と成功を優先する
DCDなどで運動に苦手さがある場合は、高度な技より、
- 大きなボールを転がす
- 線の上を歩く
- 風船を落とさず触る
- 低い段差をまたぐ
といった取り組みから始めます。
9.ヨコミネ式が「かわいそう」「後悔」と検索される理由
ヨコミネ式を検索すると、
- かわいそう
- 厳しい
- 後悔
- 合わない
- デメリット
- 弊害
- その後
といった言葉が表示されることがあります。
これは、ヨコミネ式に必ず問題があることを意味するものではありません。
競争・反復練習・高い目標などが、自分の子どもに合うのか心配する保護者が検索していると考えられます。
「かわいそう」と感じられる主な理由
- 難しい運動に繰り返し挑戦する
- 子ども同士の差が見えやすい
- 競争を取り入れることがある
- 園によっては指導が厳しく見える
- 子どもが嫌がっていても続けさせるのではと不安になる
「後悔」につながりやすいケース
- 園の指導方針を確認せずに選んだ
- 子どもが競争を強く嫌がっていた
- できないことを家庭でも練習させすぎた
- 結果を求めて親子関係が苦しくなった
- 発達特性への配慮が十分ではなかった
- 相談しても方法を調整してもらえなかった
大切なのは、「ヨコミネ式だからよい・悪い」と一括りにしないことです。
同じ名称の園や教室でも、先生の声かけ、課題の進め方、個別対応には違いがあります。
10.ヨコミネ式とモンテッソーリ教育の違い
| 比較項目 | ヨコミネ式 | モンテッソーリ教育 |
|---|---|---|
| 主な考え方 | やる気のスイッチを刺激して挑戦につなげる | 子どもが自分で活動を選び、集中する |
| 活動 | 読み・書き・計算・体操など | 日常生活、感覚、言語、数など |
| 集団との関わり | 友達の姿や競争を動機にする場合がある | 個人で選んだ活動へ集中する時間を重視 |
| 大人の役割 | 挑戦しやすい課題や環境を作る | 子どもを観察し、必要な環境を整える |
| 向きやすい子 | 真似や挑戦を楽しめる子 | 自分のペースで集中したい子 |
| 注意点 | 競争や反復が負担になる場合がある | 自由と放任を混同しないことが必要 |
どちらが優れているというものではありません。
家庭では、
- ヨコミネ式の「小さな挑戦と成功」
- モンテッソーリ教育の「自分で選ぶ」
を組み合わせてもよいでしょう。
11.ヨコミネ式の園・教室を選ぶポイント
名称や実績だけで決めず、実際の指導を確認しましょう。
見学や体験で確認したいこと
- できない子にどのような声をかけるか
- 競争を嫌がる子へ配慮があるか
- 課題のレベルを個別に調整できるか
- 発達特性について相談できるか
- 運動時の安全管理は十分か
- 子どもが失敗したときの対応
- 休憩や参加しない選択ができるか
- 保護者へ結果だけでなく過程も伝えているか
現在のヨコミネ式学習教室は3歳から小学3年生を対象としており、無料体験や保護者の見学についても案内されています。実際に子どもの反応を確認してから判断すると安心です。yokomine-study.com
12.ヨコミネ式についてよくある質問
ヨコミネ式とはどのような教育法ですか?
読み・書き・計算・体操などを通して、子どもの「やってみたい」を引き出し、自分で考えて行動する力を育てようとする教育法です。
ヨコミネ式の3つの力とは?
現在の公式学習教室では、「心の力」「学ぶ力」「体の力」の3つが示されています。
音楽を取り入れる園もありますが、「音楽の力」を含めた4つが公式の柱というわけではありません。
ヨコミネ式の4つのスイッチとは?
次の4つです。
- 子どもは競争したがる
- 子どもは真似したがる
- 子どもは少し難しいことをしたがる
- 子どもは認められたがる
子どもの性格に合わせて使い方を調整する必要があります。
ヨコミネ式は何歳から始められますか?
現在の公式学習教室は3歳から小学3年生を対象としています。
ただし、家庭での読み聞かせ・運動・お手伝いなどは、年齢と発達に合わせて無理なく始められます。
ヨコミネ式は家庭でもできますか?
すべてを再現する必要はありませんが、小さな課題、見本、選択肢、具体的な褒め方などは家庭でも取り入れられます。
1日に何分取り組めばよいですか?
一律の時間はありません。
家庭では5〜10分程度から始め、子どもが集中できるうちに終える方法がおすすめです。
ヨコミネ式ではそろばんが必要ですか?
公式学習教室のカリキュラムにはそろばんがありますが、家庭で取り入れるための必須教材ではありません。
数字カード、すごろく、お買い物遊びなどでも数に親しめます。
ヨコミネ式は発達障害のある子にも合いますか?
合う部分もありますが、一斉指示、競争、反復練習、運動などが負担になる子もいます。
短い指示、視覚支援、課題量の調整、自己記録への変更など、その子に合わせた配慮が必要です。
逆立ちは家庭でも練習できますか?
けがの危険があるため、家庭で無理に練習することはおすすめしません。
安全設備が整い、適切に補助できる指導者がいる環境で取り組んでください。
ヨコミネ式とモンテッソーリ教育はどちらがよいですか?
子どもの性格や家庭の考え方によって異なります。
競争や真似が意欲につながる子もいれば、自分で選んで静かに取り組むほうが合う子もいます。
ヨコミネ式は「かわいそう」な教育法ですか?
教育法の名称だけでは判断できません。
子どもが楽しんでいるか、失敗したときに配慮があるか、課題を個別に調整できるかなど、実際の関わり方を確認することが大切です。
ヨコミネ式が合いやすい子・負担を感じやすい子の違いは、わが家の体験を交えてこちらで紹介しています。
▶ ヨコミネ式で伸びる子・伸びにくい子|家庭での活かし方と注意点【体験談あり】
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まとめ|ヨコミネ式は子どもに合わせて一部だけ取り入れてもよい
ヨコミネ式は、読み・書き・計算・体操などを通して、子どもの「やってみたい」を引き出し、自分で考えて行動する力を育てようとする教育法です。
基本となるのは、次の3つの力です。
- 心の力
- 学ぶ力
- 体の力
やる気を引き出す考え方として、次の4つのスイッチがあります。
- 競争したがる
- 真似したがる
- 少し難しいことをしたがる
- 認められたがる
ただし、すべての子に同じ方法が合うわけではありません。
競争が苦手な子には昨日の自分との比較を、書くことが苦手な子には回数の調整を、見通しが必要な子には手順表を使います。
家庭で大切なのは、ヨコミネ式を完璧に再現することではありません。
子どもが安心して挑戦できること、少しできた経験を一緒に喜ぶこと、合わない方法は無理に続けないことです。
読み聞かせを1冊、ひらがなを1文字、縄跳びを1回。
その小さな挑戦が「できた」に変わるところから、無理なく始めてみてください。
ヨコミネ式で伸びやすい子・負担を感じやすい子の違いや、家庭で試して感じたことは、次の記事で詳しく紹介します。
▶ ヨコミネ式で伸びる子・伸びにくい子|家庭での活かし方と注意点【体験談あり】