視覚支援

【子どもの自信を育てる】人は自分しかコントロールできない視覚支援カード|親子関係が楽になる考え方

人は自分しかコントロールできない視覚支援カード

はじめに

「何回言っても片付けない……。」

「どうして言うことを聞いてくれないの?」

子育てをしていると、こんなふうに感じることはありませんか?

私も何度も経験があります。

「もっと言い方を変えれば伝わるかもしれない。」

「もう一度注意すれば変わるかもしれない。」

そう思っていました。

でも、心理学を学んで気付いたことがあります。

それは、

人は自分以外の人をコントロールすることはできない。

ということです。

コントロールできるのは、自分の考え方と行動だけです。

この考え方を知ってから、子どもとの関わり方が少しずつ変わり、以前より気持ちが楽になりました。

今回は、子どもの自信を育てるためにも大切な「自分をコントロールする」という考え方をご紹介します。

人は自分しかコントロールできないとは?

例えば、子どもが部屋を散らかしたまま遊んでいるとします。

親は、

「片付けなさい。」

「何回言ったら分かるの!」

と注意します。

それでも片付けないと、

「どうして言うことを聞かないの!」

とイライラしてしまいます。

もちろん、子どもに片付けを教えることは大切です。

しかし、このとき少し立ち止まって考えてみてください。

イライラしている原因は、本当に散らかった部屋でしょうか。

実は、

「子どもが自分の思い通りに動いてくれない」という事実に、感情が振り回されている状態なのかもしれません。

言い換えれば、

子どもの行動に、自分の感情が振り回されている状態です。

【無料公開】子どもは変えられない。でも、私は変われる視覚支援カード

「子どもを変えよう」と思うほど、親も子どもも苦しくなってしまいます。

まずは、変えられるもの・変えられないものを整理してみましょう。

【無料公開】どっちをえらぶ?視覚支援カード

「子どもを変える」ことばかり考えると苦しくなります。

「自分を変える」ことに目を向けると、親子関係は少しずつ変わっていきます。

【無料公開】コントロールできるのは?視覚支援カード

解説

これらカードで伝えたいことは、

「子どもをコントロールすること」ではなく、

「自分の関わり方は選べる」

という考え方です。

子どもは自分で考え、自分で行動します。

一方で、

親は、

・どんな言葉を掛けるか

・どんな表情で接するか

・どう関わるか

を選ぶことができます。

これだけでも親子関係は少しずつ変わっていきます。

相手を変えることはできない

人には、それぞれ考えがあります。

だから、どれだけ注意しても、相手を思い通りに変えることはできません。

これは親子だけでなく、

夫婦、

友達、

職場の人間関係でも同じです。

もちろん、お願いしたり、教えたり、話し合ったりすることはできます。

でも、

「相手がどう行動するか」は相手が決めることです。

一方で、

「自分がどう考え、どう行動するか」は自分で選ぶことができます。

この違いを理解するだけで、人間関係は大きく変わります。

変えられるのは、自分の関わり方

親が変わると親子関係も変わる

大切なのは、

「どうすれば子どもを変えられるだろう」

ではなく、

「私はどう関わろうか」

と考えることです。

例えば、

「片付けなさい!」

と何度も怒る代わりに、

  • 一緒に片付けを始める
  • 片付けやすい環境を作る
  • 終わったら「助かったよ」と伝える
  • 落ち着いて話せるタイミングを選ぶ

など、自分の関わり方はいくらでも選ぶことができます。

相手を変えることは難しくても、

自分の行動は今日から変えられます。

関わり方が変わると、人間関係も変わる

相手を思い通りに動かそうとすると、

親子関係は苦しくなります。

「言うことを聞かせる」

ことが目的になると、

叱る回数も増え、

お互いに疲れてしまいます。

でも、

「私はどう関わろう」

と考えるようになると、

少しずつ空気が変わります。

子どもを責める時間より、

子どもを理解しようとする時間が増えます。

親も必要以上にイライラしなくなります。

そして、

子どもも、

「怒られるから動く」

ではなく、

「自分で考えて行動する」

経験を積み重ねられるようになります。

自分で選ぶ経験が子どもの自信を育てる

子どもの自信は、

親が思い通りに育てることで生まれるものではありません。

自分で考え、

自分で選び、

自分で行動し、

「できた!」

という経験を積み重ねることで育っていきます。

親ができることは、

子どもをコントロールすることではなく、

安心して挑戦できる環境をつくることです。

その積み重ねが、

「自分は大丈夫。」

という自己信頼感につながっていきます。

【無料公開】子ども向け「じぶんは えらべる!」視覚支援カード

ここまでは、保護者向けに「人は自分しかコントロールできない」という考え方をお伝えしてきました。

では、この考え方を子どもにはどのように伝えればよいのでしょうか。

小さな子どもに、

「人は自分以外をコントロールできないよ。」

と説明しても、少し難しく感じるかもしれません。

そこでおすすめなのが、この視覚支援カードです。

まずは、こちらのカードをご覧ください。👇

じぶんでえらぼう 視覚支援カード

じぶんはえらべる 視覚支援カード

えらぶのはわたし 視覚支援カード

えらぶのはぼく 視覚支援カード

じぶんはえらべる 視覚支援カード

じぶんでえらぼう 視覚支援カード

「えらぶのは わたし!」

このカードでは、

怒ったときでも、

「どう行動するかは自分で選べる」

ということを、イラストで分かりやすく伝えています。

例えば、

  • たたく
  • どなる
  • ける

という行動ではなく、

  • やさしくいう
  • まつ
  • そうだんする

という行動も選べることを知ることで、

子どもは少しずつ、

「自分で行動を選ぶ力」

を身につけていきます。

スマホから保存印刷して使ってください

今回紹介した

  • 「子どもは変えられない。でも、私は変われる」
  • 「どっちをえらぶ?」
  • 「じぶんでえらぼう」
  • 「じぶんはえらべる」
  • 「えらぶのは ぼく!」
  • 「えらぶのは わたし!」

の視覚支援カードは、

家庭だけでなく、

保育園・幼稚園・学校・放課後等デイサービス・療育施設などでもご活用いただけます。

冷蔵庫やリビングなど、

毎日目に入る場所に貼っておくことで、

イライラしたときに

「私はどう関わろう?」

と思い出すきっかけになります。

よくある質問(FAQ)

人は本当に自分しかコントロールできないのですか?

はい。相手にお願いしたり、話し合ったりすることはできますが、最終的に行動を決めるのは相手自身です。

一方、自分の考え方や言葉、行動は自分で選ぶことができます。

この考え方を意識すると、人間関係がぐっと楽になります。

子どもが全然言うことを聞かないときはどうすればいいですか?

まずは「どうすれば子どもを変えられるか」ではなく、「私はどう関わろうか」という視点に切り替えてみましょう。

一緒に片付けたり、環境を整えたり、落ち着いて話すタイミングを選んだりすることで、親子関係が少しずつ変わることがあります。

視覚支援カードは何歳から使えますか?

目安としては、言葉とイラストを結び付けられる2~3歳頃から活用できます。

幼児はもちろん、小学校低学年や発達がゆっくりなお子さんにも分かりやすく、家庭や園・学校でも活用できます。

発達障害の子どもにも効果がありますか?

視覚的な情報が理解しやすいお子さんにとっては、行動の選択肢をイメージしやすくなる場合があります。

特にASDやADHDなど、視覚的な手がかりがあると理解しやすいお子さんには役立つことがあります。

ただし、効果には個人差があります。

「人は自分しかコントロールできない」とは、子どもを放っておくという意味ですか?

いいえ。放任するという意味ではありません。必要なルールを伝えたり、一緒に考えたりすることは大切です。

ただ、「相手を思い通りに変えよう」とするのではなく、自分の関わり方を工夫するという考え方です。

怒ってしまう親はダメなのでしょうか?

そんなことはありません。怒りは自然な感情です。

大切なのは、怒りを感じた後にどのような言葉や行動を選ぶかです。

深呼吸をしたり、一度気持ちを落ち着かせたりするだけでも、関わり方は変えられます。

子どもの自己肯定感や自信はどのように育ちますか?

子どもが「自分で考え、自分で選び、できた」と感じる経験を積み重ねることで育っていきます。

親がすべて決めるのではなく、自分で選ぶ機会を作ることが自己信頼感につながります。

視覚支援カードはどこに貼るのがおすすめですか?

子どもや保護者が毎日目にする場所がおすすめです。

リビング、冷蔵庫、子ども部屋、玄関など、日常生活の中で自然に目に入る場所に貼ると、行動を振り返るきっかけになります。

家庭以外でも使えますか?

はい。家庭だけでなく、保育園・幼稚園・学校・放課後等デイサービス・児童発達支援・療育施設などでも活用できます。

親子だけでなく、先生や支援者との共通理解にも役立ちます。

この考え方を子どもにも伝えるにはどうすればよいですか?

言葉だけで説明するよりも、

「じぶんでえらぼう」「えらぶのは わたし!」「えらぶのは ぼく!」などの視覚支援カードを親子で一緒に見ながら話すのがおすすめです。

「どっちを選ぶとお友達とうまく遊べるかな?」などと問いかけることで、子どもも自分で考える力を育てやすくなります。

まとめ

人は、自分以外の人をコントロールすることはできません。

コントロールできるのは、自分の考え方や言葉、そして行動です。

だからこそ、

「子どもを変えよう」

ではなく、

「自分はどう関わろう」

という視点を持つことが、親子関係を大きく変える第一歩になります。

親は子どもを思い通りに変えることはできません。

でも、自分の関わり方は今日から変えることができます。

その小さな変化は、子どもに安心感を与え、

やがて、

「自分で考え、自分で選び、自分で行動できる力」

を育てていきます。

その積み重ねが、

子どもの自己信頼感となり、

一生折れない自信の土台になっていくのではないでしょうか。

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  • この記事を書いた人

しょうがなすこさん

はじめまして🌼「しょうがなすこ」と申します。 私は、2歳と4歳の発達障害の息子を育てているママです。 児童発達支援アドバイザーの資格を持ち、現役保育士監修のもと、発達に特性のあるお子さんとの向き合い方や、日々の悩みに寄り添う情報をこのブログで発信しています。 「ことばがゆっくり」「感覚に敏感」「お友だちとの関わりがむずかしい」そんな日々のちょっとした困りごとに、私自身もたくさん向き合ってきました。 このブログでは、🔸わが子のリアルなエピソード🔸家庭でできる関わりの工夫🔸ママの心がふっと軽くなるヒントなどをお届けしています。 🍀「私だけじゃないんだ」そう思える場所が、ここで見つかりますように。どうぞ、気軽に読んでいってください☺️

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