視覚支援

【小1】授業の切り替えが苦手な子へ|次の活動へ移れないときの予告と視覚支援

授業の切り替えが苦手な小学1年生へ先生が終わりと次の活動を視覚的に示すイラスト

「授業が終わっても、続きが気になって片付けられない」

「好きな活動から次の活動へ移るときに怒ったり泣いたりする」

「急な時間割変更があると、気持ちを切り替えられない」

そんな悩みはありませんか?

わが家には、ASD・ADHD・DCD・吃音のある小学1年生と、4歳の子どもがいます。

私は保育士ではありませんが、児童発達支援アドバイザーの資格を持ち、家庭でも子どもの特性に合わせた視覚支援や声かけを試してきました。

小学1年生の学校生活では、朝の会から授業、休み時間、給食、掃除、帰りの会へと、活動が何度も変わります。

内容が分かっていても、今していることを終え、次の活動へ気持ちと体を移すことが難しい子もいます。

わが家でも、本人が「まだ終わっていない」と感じているときや、次に何をするか見えにくいときは、切り替えに時間がかかることがあります。

この記事では、小学1年生が授業や活動を切り替えにくい理由と、家庭や学校で試せる工夫を紹介します。

「あと5分→あと1回→おしまい」の予告、「今→次→終わり」の視覚支援、急な予定変更や終わらなかった課題への対応、担任へ相談するときの文例もまとめました。

※切り替えに必要な時間や有効な方法には個人差があります。学校生活への影響が続く場合は、担任・特別支援教育コーディネーター・スクールカウンセラーなどへご相談ください。

結論|急に終わらせず、「いつ終わり、次に何をするか」を見えるようにしよう

切り替えられないときに、「もう終わり」「早く片付けて」と繰り返しても、子どもには次の見通しが持てない場合があります。

まず、次の3点を分かりやすくします。

  1. 今の活動は、いつ終わるのか
  2. 終わる前に、あと何をできるのか
  3. 終わったら、次に何をするのか
子どもの様子最初に試したいこと
終了の合図で怒る5分前・1分前など、終わりを予告する
作品が完成するまでやめられない続きを保管する場所や再開時間を決める
好きな活動から移れない「あと1回」を具体的に示す
次にすることが分からず止まる「今→次」を絵や文字で示す
片付けへ移れない最初に片付ける物を一つ示す
急な予定変更で混乱する変更前後の予定を見せ、次の行動を伝える
予告しても切り替えられない予告の方法・時間・次の活動を見直す

目標は、合図が鳴った瞬間に気持ちを切り替えることではありません。

本人が終わりを理解し、次の行動へ移れる方法を探しましょう。

小学1年生が活動を切り替えにくい8つの理由

1.終わりが突然やってくるように感じる

大人は時間割を知っていても、子どもは時計を見ながら残り時間を予測しているとは限りません。

夢中になっている最中に「終わり」と言われると、活動を突然取り上げられたように感じることがあります。

2.「まだ終わっていない」と感じている

プリントの途中、絵の描きかけ、ブロックの組み立て途中など、本人の中では区切りがついていないことがあります。

大人が決めた終了時刻と、本人が感じる終わりが一致しないため、切り替えにくくなります。

3.次に何をするか分からない

今の活動を終えることは分かっても、その後に何をするのか見えなければ不安になります。

「片付けて」だけでなく、「片付けたら体育館へ行く」まで示すと、動きやすくなる子もいます。

4.好きな活動への集中が強い

楽しい遊びや得意な課題に集中していると、周囲の声や終了の合図へ注意を移しにくいことがあります。

好きなことをしているから困らせようとしているのではなく、注意を別の対象へ移すことに時間が必要なのかもしれません。

5.次の活動に不安や苦手さがある

「休み時間を終えられない」ように見えても、次の授業で音読がある、着替えが必要、教室が騒がしいなど、移動先への不安が隠れていることがあります。

今の活動だけでなく、次に待っていることも確認します。

6.終わらなかった物をどうするか分からない

途中の課題をそのままにしてよいのか、捨てられるのか、後で続けられるのかが分からないと、手放せないことがあります。

「この箱へ入れて、明日の図工で続ける」と具体的に示すと安心しやすくなります。

7.急な予定変更に見通しを失う

体育が中止になった、先生が代わった、時間割の順番が変わったなど、予想していた流れと違うと不安が強くなる子もいます。

今している活動を終えることではなく、「予定していた授業が変わる」「いつもの先生が休む」など、予想していた内容の変更に強く反応する子もいます。

急な変更の伝え方や、変更前・変更後を見せる視覚支援はこちらで紹介しています。

▶ 【小1】予定変更が苦手な子へ|急な変更で泣く・怒るときの予告と視覚支援

国立特別支援教育総合研究所の発達障害教育推進センターでは、予定変更で混乱する背景として、見通しの持ちにくさや、言葉だけでは情報を捉えにくいことなどが挙げられています。

8.疲れや感覚的な負担が重なっている

学校で一日過ごす中で、音、光、人の多さ、姿勢を保つことなどの疲れが重なる場合があります。

同じ切り替えでも、午前中はでき、帰りの会では難しいこともあります。

「分からない」と「切り替えられない」は分けて考えよう

次の活動へ移れないときは、指示が分からない場合と、分かっていても切り替えに時間がかかる場合があります。

指示が分からない場合

  • 次に何をするか言えない
  • 周りの子を見てから動く
  • 複数の指示で途中から止まる
  • 絵や見本があると動ける

この場合は、指示を一つずつ伝え、視覚的に残す方法が考えられます。

▶ 【小1】先生の指示が分からない子へ|聞き逃す・複数の指示で動けないときの視覚支援

切り替えに時間がかかる場合

  • 次の活動を説明できるが動けない
  • 今の作業を最後まで終えたがる
  • 終了を伝えると強く反発する
  • 再開できると分かると片付けやすい

この場合は、終わりの予告、区切り、続きの扱い、次の活動への安心を整えます。

両方が重なっていることもあります。

「あと5分→あと1回→おしまい」の予告

活動の終了を予告し、あと一回取り組んでからおしまいにする流れの視覚支援イラスト

1.あと5分

活動が終わる少し前に、終わりが近いことを知らせます。

時間の感覚がまだ育っていない場合は、数字だけでなくタイマー、時計の印、曲が終わるまでなど、確認しやすい方法を使います。

2.あと1回

「あと少し」では、何をどこまでできるか分かりにくいことがあります。

次のように、残りを具体的にします。

  • あと1問
  • あと1個積む
  • あと1ページ
  • あと1周
  • この線を描いたら終わり

3.おしまい

決めた区切りまで終えたら、同じ短い言葉で知らせます。

「終わりと言ったでしょう」と説得を重ねず、終わった物を置く場所や、次にすることを示します。

予告を増やしすぎると、何度も延長できる合図になる場合があります。その子に必要な回数へ絞りましょう。

「今→次→終わり」の視覚支援

今している活動・次にすること・終わりを順番に示した視覚支援イラスト

今

現在取り組んでいる活動を示します。

例:算数、自由帳、ブロック、給食

次

現在の活動が終わった後にすることを示します。

例:片付け、体育、休み時間、帰る準備

終わり

次の活動や一連の流れがどこで終わるかを示します。

「終わったら休憩」「終わったら好きな本」のように、区切りの後が分かると安心しやすい子もいます。

カードは3枚すべて必要とは限りません。

情報量が多い場合は、「今」と「次」の2枚から始めます。

普段の授業だけでなく、運動会や発表会などの学校行事でも、切り替えの多さが負担になることがあります。

▶ 学校行事が苦手な子への見通しの持たせ方はこちらにまとめています。

家庭で試せる切り替えの工夫8選

1.始める前に終わりを伝える

活動を始めるときに、終わる条件も伝えます。

「このプリントが終わったら休憩」

「積み木を10分したらお風呂」

始めた後に突然条件を出すより、見通しを持ちやすくなります。

2.時間ではなく回数や場所で区切る

「あと5分」が分かりにくい子には、「あと1回」「この問題まで」「このページまで」と示します。

本人が理解しやすい区切り方を選びましょう。

3.タイマーは本人と相談して使う

タイマーで切り替えやすい子もいれば、音に驚いたり、数字が減ることへ不安を感じたりする子もいます。

使う場合は、音量、置く場所、鳴った後の行動を先に確認します。

4.終わった物の置き場所を決める

片付けの最初の一歩が分からない場合は、「まず鉛筆を筆箱へ」など、一つだけ示します。

作品や途中の課題は、続き箱、個人ファイル、決めた棚などへ置きます。

5.続きを再開できることを見せる

途中で終わることを嫌がる場合は、写真を撮る、しおりを挟む、名前を書いて箱へ入れるなど、状態を残します。

再開する時間を約束する場合は、守れる範囲で具体的に伝えます。

6.次の活動の安心を増やす

次の活動を嫌がる理由がある場合は、その負担を小さくします。

  • 最初だけ大人と一緒にする
  • 見本を先に見る
  • 座る場所を確認する
  • 必要な物を先に用意する
  • 苦手な部分の助け方を決める

7.できたときは事実を短く伝える

「すごい」「えらい」と大きく褒められることを嫌がる子もいます。

その場合は、次のように伝えます。

  • 「タイマーが鳴って片付けられたね」
  • 「あと1回で終われたね」
  • 「続き箱へ入れられたね」
  • 「次のカードを見て移れたね」

8.難しい日は支援を増やす

疲れている日は、普段できる切り替えが難しいことがあります。

予告を早める、最初の片付けを手伝う、予定を減らすなど、その日の状態に合わせます。

学校で使える可能性がある工夫

学校の状況や本人の困り方に合わせ、次の方法を相談できます。

  • 活動終了の少し前に個別でも予告する
  • 時計やタイマーで終わりを示す
  • 「あと1問」「この行まで」と区切る
  • 「今→次」のカードを机上に置く
  • 終わらなかった課題を保管する場所を決める
  • 再開できる時間を伝える
  • 片付ける物を一つずつ示す
  • 次の活動の見本や場所を先に知らせる
  • 急な変更を絵や時間割でも示す
  • 混乱したときに落ち着ける場所や方法を決める

予定変更について、発達障害教育推進センターでは、変更を直前ではなく前日までに伝え、当日の朝にも再度説明する方法や、変更前後の時間割を視覚的に確認できるようにする方法が紹介されています。

学校では直前に変更が決まることもあります。その場合も、「体育は中止」「次は教室で図工」のように、なくなった予定と新しい予定を具体的に伝えてもらえるか相談します。

終わらなかった課題はどうする?

続きをする場所を決める

途中のプリントや作品は、机の中、個人ファイル、続き箱など、決まった場所へ保管します。

再開する時間を示す

「後で」だけでは分かりにくい場合があります。

「明日の図工で続ける」

「昼休みの最初に5分する」

など、学校で可能な範囲を先生と決めます。

すべて終える必要があるか確認する

授業時間内に終わらなかった課題を、必ず休み時間や家庭で完成させなければならないとは限りません。

課題の目的、量、本人の負担を担任へ確認します。

未完成を責めない

途中で終える練習をしているときに、「また終わらなかった」と責めると、さらに手放しにくくなることがあります。

「ここまでできた」「続きはここから」と、現在地を分かるようにします。

急な予定変更があるときの対応

変更した事実を短く伝える

理由を長く説明する前に、何が変わったかを伝えます。

「体育はありません」

「次は図工です」

変更前と変更後を見せる

通常の予定を消すだけでなく、新しい予定を同じ場所へ置きます。

変更カードや矢印を使い、「体育から図工へ変わった」と視覚的に確認できるようにします。

次にする行動を伝える

変更を知らせるだけでなく、今することを具体的にします。

「教室へ戻り、図工の教科書を出します」

混乱が大きいときは落ち着く時間を取る

強く泣いたり怒ったりしているときに、変更の理由を繰り返し説明しても受け取れない場合があります。

安全を確保し、静かな場所で休むなど、本人が落ち着きやすい方法を使います。

切り替えられないときの声かけ例

長い説得より、今の状態と次の行動を短く伝えます。

終わりを予告するとき

「あと5分でおしまい」

「あと1問したら片付ける」

途中で終えるとき

「ここまでできたね。続きはこの箱へ入れよう」

「明日はここから始めるよ」

次の活動へ移るとき

「今は片付け。次は体育」

「まず鉛筆をしまおう」

急な変更があったとき

「予定が変わりました。体育はありません。次は図工です」

「このカードを見よう」

強く拒否しているとき

「今は止めよう」

「落ち着いてから、片付け方を選ぼう」

気持ちを決めつけられることを嫌がる子には、「悔しいね」と言う代わりに、「まだ続けたかったんだね」「途中で終わるのが嫌だったんだね」と、見えた事実を短く返します。

わが家で意識していること

わが家では、切り替えに時間がかかるとき、「早くして」と繰り返すより、どこで止まっているかを分けて考えるようにしています。

  • 終わることに気づいていないのか
  • まだ途中だと感じているのか
  • 次にすることが分からないのか
  • 次の活動が不安なのか
  • 疲れて動きにくいのか

本人がまだ続けたいときは、「あと1回」「この部分まで」のように区切りを具体的にします。

途中の物を手放せないときは、続きがなくならないように保管し、再開できることを伝えます。

毎回すぐに切り替えられるわけではありませんが、「今→次」を見せることで、長い説明を続けるより次の行動を確認しやすくなりました。

避けたい対応

予告せず急に終わらせる

安全上すぐ止める必要がある場合を除き、終わりが近いことを先に知らせます。

「わがまま」と決めつける

続けたい気持ちだけでなく、見通しの持ちにくさや、次の活動への不安が関係している場合があります。

何度も延長する

泣いたら毎回「あと1回」を増やすと、終わりが分かりにくくなる場合があります。

最初に決めた区切りを分かる形で示します。

タイマーを罰のように使う

突然タイマーを鳴らし、「鳴ったから絶対終わり」と追い詰める使い方は避けます。

何のためのタイマーか、鳴った後に何をするかを先に共有します。

作品や途中の課題を勝手に片付ける

本人にとって大切な物を無断で移動すると、不安が強くなることがあります。

置き場所を一緒に確認します。

落ち着いていないときに説得を続ける

強く泣いたり怒ったりしているときは、言葉を減らし、安全と落ち着きを優先します。

できるまで次へ進ませない

未完成の課題へこだわり、次の授業や休憩へ移れなくなる場合があります。

課題量や続きの扱いを先生と相談しましょう。

担任へ相談するときの伝え方

「切り替えが苦手です」だけでなく、どの活動から、どの活動へ移るときに困るか、どの方法なら動けたかを共有します。

連絡帳・連絡アプリの文例

活動の切り替えについてご相談があります。

本人は、取り組んでいる課題が途中のときや、次に何をするか分かりにくいときに、片付けや次の活動へ移ることが難しいようです。

家庭では、「あと1回」「この部分まで」と終わりを具体的に伝え、「今→次」を絵や文字で示すと動きやすいことがあります。

学校ではどのような場面で切り替えに時間がかかっているか、また、終了前の予告や、終わらなかった課題を保管して後から再開する方法が可能か、ご相談させてください。

学校と確認したいこと

  • どの活動からの切り替えが難しいか
  • どの時間帯に起こりやすいか
  • 終了の予告を理解できているか
  • 時計・タイマー・回数のどれが分かりやすいか
  • 「今→次」の表示を使えるか
  • 終わらなかった課題をどう扱うか
  • 続きを再開できる時間があるか
  • 次の活動に苦手さや不安がないか
  • 予定変更をどのように知らせているか
  • 混乱したときの休憩場所や対応

すべてを一度にお願いするのではなく、困ることが多い場面から一つ相談します。

発達が気になる子への工夫

診断名だけで切り替え方を決める必要はありません。

本人が止まる理由に合わせ、次のような方法から選びます。

  • 活動を始める前に終わりも伝える
  • 終了を早めに予告する
  • 残りを時間・回数・場所で示す
  • 「今→次」を絵や文字で見せる
  • 最初に片付ける物を一つ示す
  • 終わったカードを外す
  • 途中の課題を保管する
  • 再開する時間を示す
  • 次の活動の見本や場所を確認する
  • 予定変更を視覚的に示す
  • 混乱したときの休憩方法を決める

視覚支援は、予定どおり動かせるための命令表ではありません。

本人が終わりと次を確認し、不安を小さくするための手がかりとして使います。

相談を考えてよい様子

切り替えに時間がかかることだけで、心配しすぎる必要はありません。

ただし、次のような状態が続き、本人や周囲の負担が大きい場合は、学校や専門機関へ相談して構いません。

  • 活動が変わるたびに強く泣く、怒る
  • 終了を伝えると物を投げる、自分や人を傷つける
  • 次の授業へほとんど参加できない
  • 未完成の課題を手放せず、生活へ影響する
  • 急な予定変更で長時間混乱する
  • 学校へ行くことへの不安が強くなっている
  • 疲れや感覚的な負担が強い
  • 家庭と学校の両方で切り替えが難しい
  • 本人が「終わるのが怖い」「次が分からない」と困っている

相談先には、担任、特別支援教育コーディネーター、通級指導教室、スクールカウンセラー、小児科、地域の発達相談などがあります。

危険な行動がある場合は、予定どおり活動を進めることより安全を優先してください。

よくある質問

切り替えが苦手なのは、わがままですか?

わがままと決めつける必要はありません。

終わりが突然に感じる、次の見通しが持てない、未完成の物を手放せない、次の活動が不安など、さまざまな理由が考えられます。

何分前に予告すればよいですか?

決まった時間はありません。

5分前と1分前で分かりやすい子もいれば、「あと1回」「この問題まで」の方が理解しやすい子もいます。

タイマーを使った方がよいですか?

時間の終わりを確認しやすくなる場合があります。

一方で、音やカウントダウンを負担に感じる子もいるため、本人と相談し、合わなければ回数や場所で区切りましょう。

「あと1回」と言っても、もう一回を求めます

残りが見えるカードや物を使い、最初に終わりを確認します。

延長を重ねるのではなく、続きができる時間や保管場所を示す方法もあります。

終わらない課題は休み時間にさせるべきですか?

学校の方針や課題の目的によります。

毎回休み時間を使うと負担になる場合もあるため、課題量、続きの時間、未完成でも終了できるかを担任へ確認してください。

急な予定変更はどう伝えればよいですか?

なくなった予定と新しい予定を短く伝え、変更後の時間割やカードを見せます。

次にする具体的な行動まで伝え、混乱が大きい場合は無理に急かさず、落ち着く時間を取ります。

学校では切り替えられるのに、家ではできません

学校では周囲の流れ、チャイム、先生の合図など、切り替える手がかりが多いことがあります。

また、家庭では学校で頑張った疲れが出る場合もあります。家庭で使える分かりやすい合図と、休憩も検討しましょう。

視覚支援はいつまで使いますか?

決まった終了時期はありません。

本人が表示を見なくても切り替えられるようになった部分は減らし、予定変更など必要な場面では再び使って構いません。

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普段の授業だけでなく、運動会や発表会などの学校行事でも、切り替えの多さが負担になることがあります。

▶ 学校行事が苦手な子への見通しの持たせ方はこちらにまとめています。

まとめ|「早く切り替えて」より、終わりと次を見えるようにしよう

小学1年生が活動を切り替えにくいときは、単にわがまま、やる気がないとは限りません。

  • 終わりが突然に感じる
  • 本人の中ではまだ途中である
  • 次にすることが分からない
  • 好きな活動への集中が強い
  • 次の活動に不安や苦手さがある
  • 終わらなかった物の扱いが分からない
  • 予定変更で見通しを失う
  • 疲れや感覚的な負担が重なっている

など、複数の理由が考えられます。

家庭や学校では、次のような工夫を試せます。

  1. 始める前に終わりも伝える
  2. 終了を早めに予告する
  3. 「あと1回」「この問題まで」と区切る
  4. 「今→次」を絵や文字で見せる
  5. 最初に片付ける物を一つ示す
  6. 途中の課題を保管する
  7. 続きを再開できる時間を伝える
  8. 急な変更は変更前後を見せる

合図と同時にすぐ動くことだけを目標にしなくて大丈夫です。

その子が終わりを理解し、安心して次の一つへ進める方法を探してみてください。

参考資料

※本記事は、子どもへ素早い切り替えを一方的に求めるものではありません。本人が終わりと次の活動を理解し、安心して移れる方法を学校と相談するための家庭での工夫を紹介しています。

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  • この記事を書いた人

しょうがなすこさん

はじめまして🌼「しょうがなすこ」と申します。 小学生と未就学児の兄弟を育てている母です。長男にはASD・ADHD・DCD・吃音があり、療育や学校生活、家庭での関わりを通して、さまざまな困りごとに向き合ってきました。 児童発達支援アドバイザーの資格を持ち、実際の子育て経験をもとに、家庭・学校・療育で使える視覚支援カードや無料教材、子育ての工夫を発信しています。 「ことばだけでは伝わりにくい」「次に何をすればよいか分からない」「学習につまずいている」など、その子に合う「分かる方法」を一緒に見つけられる場所を目指しています。 子育ての困りごとが少しでも軽くなりますように。どうぞ気軽に読んでいってください☺️

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