「授業で分からないことがあっても、先生に聞けない」
「家に帰ってから『本当は分からなかった』と話す」
「質問すればよいと伝えても、手を挙げられない」
そんな悩みはありませんか?
わが家には、ASD・ADHD・DCD・吃音のある小学1年生と、4歳の子どもがいます。
私は児童発達支援アドバイザーの資格を持ち、家庭でも子どもの特性に合わせた学習方法や視覚支援を試してきました。
小学1年生にとって、授業中に「分かりません」と伝えることは、思っている以上に複雑です。
自分が困っていることに気づき、分からない場所を見つけ、先生へ話しかけるタイミングを考え、言葉にして伝えなければなりません。
クラス全体の前で手を挙げることや、間違っているかもしれない答えを口にすることへ、不安を感じる子もいます。
この記事では、小学1年生が授業で分からないと言えない理由と、家庭でできる質問の練習を紹介します。
手を挙げる以外の伝え方、視覚支援の例、担任へ相談するときの文例もまとめました。
※質問できないことだけで、発達上の問題があるとは限りません。学校生活や学習で困りごとが続く場合は、担任・特別支援教育コーディネーター・スクールカウンセラーなどへご相談ください。
結論|「質問しなさい」ではなく、いつ・誰に・どう伝えるかを具体的にしよう
授業で分からないと言えない子に、「分からなかったら先生に聞けばよい」と伝えるだけでは、行動へ移しにくいことがあります。
子どもにとっては、次のことが分からないのかもしれません。
- どの状態になったら質問してよいのか
- 先生が話している途中に声をかけてよいのか
- 何と言えばよいのか
- 分からない場所をどう説明すればよいのか
- 手を挙げられないときはどうすればよいのか
- 質問してもよい相手は誰か
まずは、困っている場面を具体的に分けます。
| 子どもの様子 | 最初に試したいこと |
|---|---|
| 分からないまま止まっている | 「止まった場所」を指差す練習をする |
| 何が分からないか説明できない | 「ここから分からない」と伝える言葉を決める |
| 手を挙げられない | 近くに来た先生へ伝える・カードを見せる方法を相談する |
| 先生へ話しかけるタイミングが分からない | 質問してよい時間や合図を先生と決める |
| みんなの前では話せない | 授業後や休み時間に個別で確認する |
| 間違いを見られたくない | 答えではなく、困っている場所だけ示す |
| 言葉が出てこない | 指差し・付箋・質問カードを使う |
目標は、すぐに一人で手を挙げられるようにすることではありません。
その子が使える方法で、「今、分からなくて困っている」と大人へ知らせられることから始めましょう。
小学1年生が授業で「分からない」と言えない8つの理由
1.自分が分かっていないことに気づきにくい
授業中は、先生の話を聞く、黒板を見る、教科書を開く、ノートを書くなど、複数のことを行います。
話についていけなくなっても、「どこから分からなくなったのか」を自分で捉えられないことがあります。
プリントを前にして手が止まっていても、本人は何を聞けばよいか分からないのかもしれません。
2.分からない場所を言葉で説明できない
「分かりません」だけではなく、どの問題の、どの言葉や手順で困っているかを説明することは簡単ではありません。
特に、問題文の意味が分からない、先生の指示を聞き逃した、途中までは分かったという場合は、困り方を整理する必要があります。
説明できないときは、指差しで場所を示すだけでも構いません。
3.先生へ話しかけるタイミングが分からない
先生が全員へ話しているとき、友達を見ているとき、教室を移動しているときなど、いつ声をかければよいか迷う子もいます。
「今、聞いてもよいのかな」と考えているうちに、授業が先へ進むことがあります。
4.手を挙げて注目されることが不安
手を挙げると、先生だけでなくクラスの友達からも見られることがあります。
答えを間違えること、声が出にくくなること、うまく説明できないことを心配し、黙っている方を選ぶ場合があります。
5.「こんなことを聞いたら恥ずかしい」と感じている
周囲の子が問題へ取り組んでいると、「分からないのは自分だけかもしれない」と感じることがあります。
以前に間違いを指摘されてつらかった経験があると、質問することを避ける場合もあります。
6.先生の指示を聞き取れなかったことを言いにくい
聞いていなかったと思われることを心配し、「もう一回言ってください」と言えない子もいます。
実際には、教室の音が気になった、複数の指示を覚えきれなかった、聞いただけでは理解しにくかったなど、さまざまな理由が考えられます。
国立特別支援教育総合研究所の発達障害教育推進センターでは、指示を理解しにくい場合、注意の集中や聞いて理解することなどの要因を確認し、視覚的な補助や復唱などを組み合わせることが示されています。
先生の指示を聞き逃すことが多い場合は、質問の仕方だけでなく、指示の伝わり方も確認してみましょう。
指示を一つずつ伝える方法や、「聞く→見る→一つする」の視覚支援はこちらで紹介しています。
▶ 【小1】先生の指示が分からない子へ|聞き逃す・複数の指示で動けないときの視覚支援
7.言葉がすぐに出てこない
困っていることは分かっていても、緊張すると言葉が出なくなる場合があります。
吃音がある、話すことに不安がある、言葉を組み立てるまでに時間が必要など、その子によって背景は異なります。
急かさず、指差しやカードも伝える方法として用意します。
8.困っていても我慢することに慣れている
「迷惑をかけたくない」「先生は忙しそう」と考え、困っていても待ち続ける子もいます。
我慢できることを褒めるだけでなく、助けを求めることも学校で使う大切な力として伝えましょう。
「分からない」を3つに分けてみよう
子どもが質問しやすくなるためには、何に困っているかを大まかに選べると便利です。
1.何をするか分からない
先生の指示や、取り組む順番が分からない状態です。
使える言葉の例:
- 「何をしますか?」
- 「どこからしますか?」
- 「もう一回教えてください」
2.問題の意味が分からない
問題文の言葉や、何を答える問題なのかが分からない状態です。
使える言葉の例:
- 「この問題の意味が分かりません」
- 「ここを読んでください」
- 「何を書くのか教えてください」
3.やり方が分からない
問題の意味は分かっていても、計算や書き方などの手順が分からない状態です。
使える言葉の例:
- 「ここからどうしますか?」
- 「最初だけ教えてください」
- 「一緒にやってください」
細かく分類することが負担になる子には、まず「もう一回」「手伝って」「ここが分からない」の3つだけでも構いません。
家庭でできる「質問する練習」7ステップ

1.困った場面を短く再現する
宿題や遊びの中で、子どもが少し迷った場面を使います。
わざと難しい問題を出して困らせる必要はありません。
「鉛筆が見つからない」「問題の意味が分からない」など、身近な場面から始めます。
2.止まった場所を指差す
何が分からないか言えない場合は、プリントや教科書の困っている場所を指差します。
大人は「ここから分からないんだね」と、場所を短く確認します。
正確な説明ができなくても、場所を示せたことを受け止めましょう。
3.使う言葉を一つ決める
最初から状況を詳しく説明させず、短い言葉を決めます。
- 「分かりません」
- 「もう一回お願いします」
- 「ここを教えてください」
- 「手伝ってください」
子どもが言いやすい表現を一つ選びます。
4.大人が先生役になる
大人が先生役になり、子どもが伝える練習をします。
例えば、次のように短く行います。
子ども:「ここが分かりません」
大人:「教えてくれてありがとう。どこまで分かった?」
子ども:分かる場所を指差す
大人:「では、ここを一緒に見よう」
何度も言い直させず、一回伝えられたら終わりにして構いません。
5.伝え方を二つから選ぶ
言葉だけでなく、次の方法を用意します。
- 手を挙げて言葉で伝える
- 分からない場所を指差す
- 質問カードを見せる
- 先生が近くに来たときに伝える
- 授業後に個別で伝える
選択肢が多いと迷う場合は、「言葉で言う? カードを見せる?」など二択にします。
6.先生が忙しいときの次の行動を決める
すぐに先生へ聞けない場合の行動も決めておきます。
- 分からない場所へ付箋を貼る
- 問題番号へ小さな印を付ける
- 次にできる問題へ進む
- 質問カードを机の端へ置く
- 先生が近くに来るまで待つ
教科書やプリントへの印の付け方は、学校のルールも確認してください。
7.できた事実を短く伝える
「上手に質問できたね」と大きく褒められることを嫌がる子もいます。
その場合は、次のように事実を伝えます。
- 「分からない場所を指差せたね」
- 「もう一回って伝えられたね」
- 「カードを見せられたね」
- 「先生を待てたね」
授業中に使える3つの伝え方

1.手を挙げて言葉で伝える
クラスで決められている方法が使える場合は、手を挙げて先生を待ちます。
話す内容は、短くて構いません。
「ここが分かりません」
「もう一回お願いします」
「どこからしますか?」
2.分からない場所を指差す
説明する言葉が出ないときは、教科書やプリントの困っている場所を指差します。
先生と事前に、「指差したら一緒に見てほしい」という合図を共有できると使いやすくなります。
3.質問カードを見せる
声を出しにくい場合は、カードを机に置く、先生へ見せる方法があります。
カードの言葉は、一枚につき一つにします。
- わかりません
- もういちど おねがいします
- てつだってください
- ここを みてください
カードの利用は家庭だけで決めず、置く場所や見せ方を担任と相談しましょう。
質問カードの簡単な作り方
名刺程度の紙へ、短い言葉と簡単な絵を入れます。
例えば、次の3枚です。
もう一回
先生の話や指示を、もう一度聞きたいときに使います。
手伝って
一人では進められず、一緒に確認してほしいときに使います。
ここが分からない
教科書やプリントの場所を指差しながら使います。
カードを持つこと自体を恥ずかしがる場合は、筆箱へ入る小さなカード、付箋、机上の合図など、目立ちにくい方法を先生と考えてください。
先生へ質問するタイミングを見える化する
「いつでも聞いてよい」だけでは、判断しにくい子もいます。
担任と相談し、質問しやすいタイミングを具体的にします。
- 先生が「始めてください」と言った後
- 自分で一度考えても止まったとき
- 先生が机の近くへ来たとき
- 個別に取り組む時間
- 授業が終わった直後
- 休み時間の最初
反対に、先生が全員へ説明している途中など、待つ必要がある場面も確認します。
「質問してよい」「少し待つ」を、色や小さなカードで示せるか相談してもよいでしょう。
「分からない」と言えた後に大人が意識したいこと
すぐに答えを言わない
まず、どこまで分かっているかを確認します。
「最初から全部分からない?」ではなく、「ここまでは分かる?」「この言葉かな?」と範囲を小さくします。
質問の言い方を細かく直さない
「言い方が違う」「先生には丁寧に言って」と訂正を重ねると、助けを求めること自体が難しくなる場合があります。
まず伝わったことを受け止め、必要な言い方は落ち着いているときに練習します。
「さっき説明した」と責めない
説明を聞いていても理解できなかったり、途中で分からなくなったりすることがあります。
何度も同じ質問が続く場合は、言葉だけでなく、手順表や見本を使う方法も考えます。
質問できたことを人前で大きく褒めすぎない
注目されることを負担に感じる子もいます。
本人が好む場合を除き、近くで短く伝えるだけでも十分です。
避けたい対応
「分からないなら聞けばいい」と繰り返す
本人は、聞き方やタイミングが分からず困っている可能性があります。
誰に、いつ、何を使って伝えるかまで具体的にします。
みんなの前で質問させる
クラスの前で言うことが練習になる子もいますが、強い不安がある子へ急に求めると、さらに言えなくなる場合があります。
最初は家庭、先生との一対一、少人数など、取り組みやすい場面から始めます。
言えるまで待ち続ける
言葉が出ない状態で「自分で言って」と待たれると、負担が大きくなることがあります。
二択、指差し、カードなどへ切り替えて構いません。
質問できなかったことを叱る
帰宅後に「どうして聞かなかったの」と責めても、翌日すぐ質問できるようになるとは限りません。
「どの場面なら伝えられそうか」を一緒に考えます。
子どもに代わってすべて説明する
保護者が学校へ伝えることは必要ですが、本人が使える方法も少しずつ用意します。
言葉だけに限定せず、本人が参加できる形を探しましょう。
わが家で意識したいこと
わが家でも、「分からなかったら聞けばよい」と伝えるだけでは、実際の学校場面で使うことが難しいと感じることがあります。
先生に聞くためには、分からないことへ気づき、話しかけるタイミングを考え、言葉を組み立てなければなりません。
そこで、次のように小さく分けて考えます。
- 困った場所を指差せるか
- 「もう一回」と言えるか
- 先生が近くに来たときなら伝えられるか
- 言葉が難しいときはカードを見せられるか
- 帰宅後なら困った場面を話せるか
一度にすべてできることを目指さず、その子が使える伝え方を一つ増やすことを大切にします。
※この部分は、実際のご家庭で試した内容に合わせて書き換えてください。まだ学校で試していない方法を、実体験として断定しないようにします。
担任へ相談するときの伝え方
「質問できません」だけでなく、どの場面で止まり、どの方法なら伝えられるかを共有します。
連絡帳・連絡アプリの文例
授業中に分からないことがあっても、自分から手を挙げたり、先生へ質問したりすることが難しいようです。
家庭では、分からない場所を指差す、「もう一回お願いします」「ここを教えてください」と短く伝える練習をしています。
手を挙げる以外に、先生が近くへ来たときに伝える、質問カードを机の端へ置くなど、本人が使いやすい方法を相談させていただけますでしょうか。
また、質問してよいタイミングや、授業中に難しかった場合に後から確認できる時間も教えていただけると助かります。
学校と確認したいこと
- 手を挙げる以外の方法を使えるか
- 分からない場所を指差すだけでもよいか
- 質問カードや付箋を使えるか
- カードを置く場所や合図
- 先生が近くへ来たときに質問してよいか
- 授業後に個別で確認できるか
- 指示を黒板や手順表でも示せるか
- 学校ではどの場面で困っているか
すべてを一度にお願いするのではなく、本人が最も使いやすそうな方法から相談します。
発達が気になる子への工夫
発達が気になる子の場合も、診断名だけで方法を決める必要はありません。
その子がどこで困っているかに合わせて、次の方法を検討します。
- 指示を短く、一つずつ伝える
- 口頭の指示を黒板やカードでも示す
- 最初にすることへ印を付ける
- 完成した見本を見せる
- 分からない場所を指差せるようにする
- 質問の言葉をカードにする
- 質問してよいタイミングを決める
- 先生との間で目立ちにくい合図を決める
- 授業後に個別で確認する時間をつくる
視覚支援は、カードを持たせれば必ず質問できるようになる方法ではありません。
先生がカードの意味を知り、見せたときに応じてもらえることまで含めて準備します。
相談を考えてよい様子
授業中に質問できないことだけで、心配しすぎる必要はありません。
ただし、次のような状態が続き、本人の学習や学校生活へ影響している場合は、学校へ相談して構いません。
- 分からないまま長時間止まっている
- 授業の指示を頻繁に捉えられない
- 学習内容が分からない状態が積み重なっている
- 質問することを強く怖がる
- 間違いを恐れて課題へ取り組めない
- 困っても黙り込み、体調不良になることがある
- 家に帰ってから強く泣いたり怒ったりする
- 読む・書く・計算することにも強い困難がある
- 本人が「自分だけできない」「学校が怖い」と話す
相談先には、担任、特別支援教育コーディネーター、通級指導教室、スクールカウンセラー、小児科、地域の発達相談などがあります。
よくある質問
分からないのに質問しないのは、やる気がないからですか?
やる気だけが理由とは限りません。
何が分からないか整理できない、話しかけるタイミングが分からない、注目されることが不安など、さまざまな理由が考えられます。
手を挙げられるように練習した方がよいですか?
手を挙げることも方法の一つですが、それだけに限定する必要はありません。
先生が近くへ来たときに伝える、指差す、カードを見せるなど、本人が使える方法から始めましょう。
質問カードを使うと、言葉で話さなくなりませんか?
カードは、言葉が出ないときにも伝えるための選択肢です。
カードを見せた後に、言える範囲で補足することもできます。まず、困っていることが大人へ伝わる方法を確保しましょう。
先生が忙しそうで質問できないと言います
質問してよいタイミングや合図を、担任と具体的に決める方法があります。
すぐに聞けない場合は、付箋を貼る、次の問題へ進む、授業後に確認するなど、その後の行動も決めておきます。
家では質問できるのに、学校では言えません
相手の人数、周囲の視線、教室の音、時間の制限など、学校には家庭と異なる負担があります。
家庭で言えるから学校でも言えるはずと考えず、学校で使いやすい方法を先生と相談しましょう。
「分かりません」だけでもよいですか?
最初は短い言葉だけでも構いません。
先生と一緒に場所を確認しながら、「ここから」「この言葉」などを少しずつ加えられます。
親が先生へ伝えてもよいですか?
家庭で分かった困りごとを、保護者から学校へ共有して構いません。
そのうえで、指差しやカードなど、本人が参加できる伝え方も一緒に考えましょう。
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まとめ|手を挙げることより、困っていると伝わる方法を見つけよう
小学1年生が授業で分からないと言えないときは、単にやる気がない、聞く気がないとは限りません。
- 自分が分かっていないことに気づきにくい
- 分からない場所を説明できない
- 先生へ話しかけるタイミングが分からない
- 手を挙げて注目されることが不安
- 間違いを見られたくない
- 言葉がすぐに出てこない
- 先生の指示を聞き取れなかったと言いにくい
など、複数の理由が考えられます。
家庭では、次のような練習ができます。
- 困った場所を指差す
- 「もう一回」「ここが分からない」など、短い言葉を一つ決める
- 大人が先生役になり、短く練習する
- 言葉・指差し・カードから伝え方を選ぶ
- 先生が忙しいときの次の行動を決める
- 質問してよいタイミングを担任と共有する
- できた事実を短く伝える
全員の前で手を挙げられることだけを目標にする必要はありません。
先生の近くで伝える、分からない場所を指差す、カードを見せることも、助けを求める方法です。
子どもが「分からないことを隠さなくてよい」「伝えたら一緒に考えてもらえる」と感じられる方法を、家庭と学校で探してみてください。
参考資料
- 国立特別支援教育総合研究所 発達障害教育推進センター|指示を理解するための指導・支援
- 国立特別支援教育総合研究所 発達障害教育推進センター|指示を理解することが苦手なのですが
- 国立特別支援教育総合研究所 発達障害教育推進センター|自閉症のある子どもの合理的配慮
- 文部科学省|障害のある子供の教育支援の手引
※本記事は、子どもへ一人で質問することを求めるものではありません。本人が困っていることを大人へ伝えられる方法を、学校と相談しながら用意するための家庭での工夫を紹介しています。