「小学1年生の宿題なのに、毎日とても時間がかかる」
「途中で遊んだり怒ったりして、なかなか終わらない」
「どこまで手伝えばよいのか、何分で切り上げればよいのか分からない」
そんな悩みはありませんか?
わが家には、ASD・ADHD・DCD・吃音のある小学1年生と、4歳の子どもがいます。
私は児童発達支援アドバイザーの資格を持ち、家庭でも子どもの特性に合わせた学習方法や視覚支援を試してきました。
小学1年生の宿題は、問題を解くだけではありません。
ランドセルから出す、指示を読む、文字を書く、音読する、丸つけや直しをする、提出物をしまうなど、多くの動作が含まれます。
わが家でも、問題の内容は分かっていても、始めるまでに時間がかかる日や、書き直しで止まる日がありました。
この記事では、小学1年生の宿題に時間がかかる理由と、家庭でできる工夫を紹介します。
どこで時間を使っているかの記録方法、途中で切り上げるときの考え方、担任へ相談するときの文例もまとめました。
※宿題の量や目的、提出方法は学校によって異なります。量や方法を継続的に変更するときは、担任へご相談ください。
結論|かかった時間だけでなく「どこで止まっているか」を確認しよう
宿題に長い時間がかかるときは、最初から最後までを一つの問題として考えず、どの段階で時間を使っているかを分けます。
| 時間がかかる場面 | 最初に試したいこと |
|---|---|
| 始めるまでが長い | 最初の一動作をカードで示す |
| 何からするか迷う | 宿題を並べ、順番を二択で選ぶ |
| 問題文で止まる | 大人が一度読み、することを短く確認する |
| 書くのが遅い | 書く量・姿勢・道具を確認する |
| 音読が進まない | 交代読みや先読みを試す |
| 間違い直しで止まる | 一問だけ、別紙や付箋で確認する |
| 途中で席を離れる | 短い作業と休憩に分ける |
| 終了後もしまえない | 「提出物をしまう」まで予定に入れる |
例えば、宿題に60分かかったとしても、60分間ずっと問題を解いていたとは限りません。
始めるまで20分、鉛筆を探す5分、問題へ取り組む15分、書き直しで20分かかっているなら、学習内容だけでなく、始め方や直し方の支援が必要かもしれません。
「遅いから急がせる」より、時間がかかる場所を小さくする方法を探しましょう。
小1の宿題が終わらない10の理由
1.宿題を始めるまでに時間がかかる
宿題があることは分かっていても、遊びから切り替える、ランドセルを開ける、課題を取り出すといった最初の動作で止まることがあります。
何度も「宿題をして」と言うより、「連絡袋を出す」など最初の一つを具体的に示します。
▶ 【小1】宿題を始められない子へ|やることが分かる視覚支援と声かけ
2.何から取り組むか決められない
プリント、音読、計算カードなどが並ぶと、どれから始めればよいか分からない場合があります。
大人がすべて決めるのではなく、「算数と音読、どちらから?」と選択肢を二つにします。
3.問題文や指示を理解することに時間がかかる
問題を解く前に、「何を答えるのか」「どこへ書くのか」を捉えにくい子もいます。
大人が問題文を一度読み、必要な動作を短く伝えると取り組みやすくなる場合があります。
答えを教えるのではなく、課題の意味を確認する支援です。
4.読むことに強い負担がある
一文字ずつは読めても、文章を続けて読む、行を移る、内容を理解することに時間がかかる場合があります。
特に音読では、声に出すことや読み間違いへの不安も重なることがあります。
▶ 【小1】音読の宿題を嫌がる子へ|読まない・間違いを直されると怒るときの対応
5.書く動作に時間がかかる
文字の形を思い出す、マスへ収める、筆圧を調整する、姿勢を保つことへ力を使っている子もいます。
考え方は分かっていても、答えを書くまでに時間がかかることがあります。
6.消す・書き直す作業で止まる
消しゴムの力加減、紙を押さえること、消す範囲の判断、同じ答えをもう一度書くことが負担になる場合があります。
▶ 【小1】書き直しを嫌がる子へ|消しゴムで消す・文字を書き直すのが苦手な理由と対応
7.間違いを指摘されると怒る
一問の間違いを、自分全体への否定のように感じる子もいます。
怒っている最中に直しを続けると、宿題時間が長引くだけでなく、親子ともに疲れてしまいます。
▶ 【小1】宿題の丸つけで怒る子へ|×を嫌がる・間違い直しを拒否するときの対応
8.途中で注意がそれる
机の上の玩具、テレビの音、きょうだいの動きなどへ注意が移ることがあります。
周囲を完全に無音にするのではなく、今使う物だけを机へ出すなど、その子が取り組みやすい環境を探します。
9.終わりが見えない
「宿題を全部する」という指示では、いつまで続くのか分からず、動きにくくなる場合があります。
残りの問題を紙で隠す、終わった課題を裏返すなど、減っていく様子を見えるようにします。
10.学校で一日頑張り、疲れている
帰宅後は、座る、考える、読む、書く、気持ちを切り替える力が残っていないことがあります。
「学校ではできている」と言われても、家庭で疲れが出ることはあります。
帰宅直後にこだわらず、休憩やおやつの後へ移す方法も考えましょう。
最初に3日間だけ「宿題の時間」を記録してみよう

毎日細かく記録し続ける必要はありません。
まず3日程度、次のように簡単に記録すると、どこで時間を使っているか見つけやすくなります。
| 記録すること | 記入例 |
|---|---|
| 宿題を始めるよう伝えた時刻 | 16時00分 |
| 実際に始めた時刻 | 16時20分 |
| 実際に課題へ取り組んだ時間 | 15分程度 |
| 休憩・離席 | 2回、合計10分 |
| 止まった場面 | 漢字の書き直し |
| できた工夫 | 一問だけ別紙で直した |
| 終了時刻 | 17時00分 |
大切なのは、子どもを監視したり、速さを競わせたりすることではありません。
学校へ「1時間かかります」と伝えるだけでなく、「始めるまで20分、漢字の書き直しで20分かかりました」と具体的に共有するための記録です。
本人へ時計を見せ続けると焦る場合は、大人だけが記録してください。
宿題にかかる時間を短くする10の工夫

1.宿題を始める時刻を一緒に決める
「あとで」ではなく、「おやつの後」「時計の長い針が6になったら」など、始める時点を見えるようにします。
毎日同じ時刻でなくても、その日の予定が分かれば構いません。
2.最初に宿題を全部確認する
取り組み始めてから別の課題が見つかると、「まだある」と気持ちが崩れることがあります。
最初に課題を並べ、終わりまでの量を確認します。
量が多く見えると不安になる子には、確認後、今する一つだけを机へ置きます。
宿題の順番や終わりを見えるようにしたい場合は、好きな言葉を入力して印刷できるカードメーカーも利用できます。
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3.順番を二択で選ぶ
「好きなものからしていいよ」では選べない子もいます。
「国語と算数、どちらから?」「音読は最初と最後、どちらにする?」のように、二択にします。
4.短い作業と休憩に分ける
長時間座り続けることを求めず、課題を短いまとまりへ分けます。
例えば、
プリントを3問する
↓
3分休憩する
↓
残りをする
時間より問題数の方が分かりやすい子もいれば、タイマーの方が分かりやすい子もいます。
国立特別支援教育総合研究所の支援例でも、作業を短時間で構成し、見通しを持たせる方法が紹介されています。
5.机の上を「今する課題」だけにする
筆箱の中身を全部出す、複数のプリントを重ねると、必要な物を選ぶことに時間がかかる場合があります。
今使うプリントと鉛筆だけを机へ置きます。
6.大人が問題文を一度読む
問題の意味を捉えることへ時間がかかる場合は、大人が一度読みます。
「丸で囲む」「式を書く」など、することを確認した後は本人に任せます。
家庭でどこまで読み上げてよいか迷う場合は、担任へ確認しましょう。
7.書く目的と関係のない負担を減らす
計算方法を確認する課題なのに、問題文を書き写すことへ多くの時間を使っている場合があります。
書く場所を指で示す、不要な部分を紙で隠すなど、学習の目的と直接関係しない負担を減らします。
保護者が代わりに答えを書くのではなく、どこまで手伝ってよいかは学校と共有します。
8.丸つけと直しを別の時間にする
最後まで解いた直後に疲れている場合は、短い休憩を挟んでから確認します。
「解く時間」と「直す時間」を分けることで、終わりが増えたように感じる子には、始める前に流れを示しておきます。
9.終了時刻や終了条件を決める
宿題が終わるまで際限なく続けると、食事・入浴・睡眠へ影響する場合があります。
「この時間になったら大人と相談する」「ここまで取り組んだら残りは先生へ伝える」など、家庭での限界を決めます。
学校の課題を自己判断で毎日省くのではなく、続く場合は担任へ相談してください。
10.終わった宿題をその場でしまう
終わった後に提出物を探す時間を減らすため、課題ごとに連絡袋やランドセルへ戻します。
「全部終わってからしまう」より、一つずつ完了を感じやすい子もいます。
「何分で終わらせるべき?」と考えたときの目安
小学1年生の宿題に、全員共通の適正時間があるわけではありません。
宿題の内容、学校の方針、子どもの読み書きの速さ、疲れ方、支援の有無によって異なります。
そのため、「小1だから必ず○分」と決めるより、次の状態を確認します。
- 食事・入浴・睡眠の時間へ影響している
- 毎日長時間の付き添いが必要
- 課題へ取り組む時間より、怒る・止まる時間の方が長い
- 終わる頃には本人も保護者も疲れ切っている
- 宿題への不安が登校前まで続く
- 同じ困りごとが何週間も続いている
このような場合は、家庭で急がせ続けるより、記録を持って担任へ相談する段階です。
宿題を途中で切り上げてもよい?
体調が悪い、強く疲れている、怒りや混乱が続いている場合は、安全と生活を優先し、いったん中止して構いません。
ただし、宿題の量や提出方法は学校によって異なります。
中止した日は、次のことを伝えると状況を共有しやすくなります。
- 何時から何時まで取り組んだか
- どこまでできたか
- どの場面で止まったか
- 家庭で試した工夫
- 本人の疲れや体調
連絡帳への短い記入例
本日は宿題へ30分取り組みました。算数プリントの5番で問題文の理解と書き直しに時間がかかり、強く疲れたため、6番以降はできていません。家庭では問題文の読み上げと一問ずつ見せる方法を試しました。今後の取り組み方をご相談させてください。
できなかったことだけでなく、どこまで取り組んだかも伝えます。
わが家で意識したこと
わが家では、宿題全体に時間がかかっているように見えても、日によって止まる場所が違いました。
- 宿題を出すまでに時間がかかる日
- 音読で読み間違いを気にする日
- ×や印を嫌がり、直しへ進めない日
- 消しゴムで消すことや書き直しが負担になる日
そこで、「早くしなさい」と全体を急かすのではなく、今日はどこで止まっているのかを見るようにしました。
最初の一問だけ一緒にする、読む場所を示す、直しを一問にするなど、その日の困り方に合わせました。
毎日予定どおりに終わるわけではありませんでしたが、家庭で難しかった日は、その状況を学校へ伝えるようにしました。
宿題を速く終わらせることだけでなく、本人が困っている場所を大人へ伝えられることも大切にしました。
宿題の流れを見える化する簡単なカード
長い説明の代わりに、次の流れを紙へ書いて見せる方法があります。
きょうの しゅくだい
□ 1.しゅくだいを ならべる
□ 2.さいしょを えらぶ
□ 3.ひとつ する
□ 4.やすむ/つぎを する
□ 5.なおしを かくにんする
□ 6.ランドセルに しまう
項目が多いと負担になる場合は、3段階に減らします。
まず プリント
つぎ おんどく
おわり ランドセルに しまう
休憩が必要な子は、「休憩」も予定へ入れます。
カードどおりに動かすことが目的ではありません。次にすることと終わりを分かりやすくするために使います。
避けたい対応
ずっと時計を見せて急かす
残り時間が励みになる子もいれば、焦って間違いが増える子もいます。
タイマーを使う場合も、速さを競わせるのではなく、始める時刻や休憩の終わりを知らせる目的にします。
「集中すればすぐ終わる」と言う
読み書きや問題理解に実際の負担がある場合、集中だけでは解決しません。
どの動作に時間がかかっているかを確認します。
全部終わるまで席を立たせない
疲れるほど姿勢や注意を保ちにくくなり、さらに時間がかかる場合があります。
短い休憩を予定へ入れ、戻る方法も決めます。
親が答えを先に書く
時間を短くするために、課題そのものを代わりに行うと、本人が何を理解しているか分かりにくくなります。
問題文を読む、書く場所を示すなど、学習内容と直接関係しない部分を支えます。
毎日同じ方法へこだわる
疲れ方や課題は日によって異なります。
昨日はタイマーが使えても、今日は休憩が先に必要なこともあります。
きょうだいや友達と比べる
同じ学年でも、読む・書く・切り替える速さには差があります。
「みんなはすぐ終わる」と比べず、本人の困り方を見ましょう。
担任へ相談するときの伝え方
「宿題に時間がかかります」だけでなく、実際の時間と止まる場面、できた工夫を伝えます。
連絡帳・連絡アプリの文例
宿題にかかる時間についてご相談があります。
家庭では宿題開始から終了まで約60分かかる日が続いています。実際に課題へ取り組んでいる時間は20分程度ですが、始めるまでと、読み間違いや書き直しから再開するまでに時間がかかっています。
最初の課題を二択で選ぶ、一問ずつ見せる、短い休憩を入れる方法では取り組みやすいことがあります。
宿題の目的を損なわない範囲で、家庭で優先する課題、時間がかかった日の切り上げ方、読み書きの支援方法についてご相談させてください。
学校と確認したいこと
- 家庭で優先する宿題はどれか
- 宿題はどの程度の時間を想定しているか
- 難しい日は、どの時点で切り上げてよいか
- 問題文を保護者が読み上げてよいか
- 一度に見せる問題数を減らしてよいか
- 交代読みや別紙での直しが可能か
- 課題量や提出方法を調整できるか
- 学校では読み書きや課題開始にどの程度時間がかかるか
すべてを一度に求めず、家庭で最も負担が大きい場面から相談します。
発達が気になる子の宿題で意識したいこと
ASD・ADHD・DCDや学習面の困難などがある子は、次の負担が重なっている場合があります。
- 最初の行動へ移りにくい
- 複数の指示を覚えにくい
- 注意を一つの課題へ向け続けにくい
- 問題文の意味を捉えることに時間がかかる
- 文字を読む、書く動作に時間がかかる
- 姿勢を保つことで疲れる
- 間違いや変更への不安が強い
- 終わりを予測しにくい
「宿題が遅い」という結果だけでなく、その前にどの負担があったかを確認します。
診断の有無にかかわらず、家庭での困りごとを学校へ相談できます。
相談を考えてよい様子
次のような状態が続き、本人や家族の生活へ影響している場合は、学校や専門機関へ相談して構いません。
- 宿題へ毎日非常に長い時間がかかる
- 食事・入浴・睡眠の時間が遅くなる
- 読み書きや計算に強い困難がある
- 宿題のたびに激しい怒りや混乱がある
- 物を投げる、自分や人を傷つける行動がある
- 本人が「自分はできない」と繰り返す
- 宿題への不安が登校にも影響している
- 保護者が長時間付き添わなければ進まない
- 家庭だけでは対応が難しい
相談先には、担任、特別支援教育コーディネーター、通級指導教室、スクールカウンセラー、小児科、地域の発達相談などがあります。
危険な行動がある場合は、宿題の完了より安全を優先してください。
よくある質問
小学1年生の宿題は何分で終わるのが普通ですか?
全員に当てはまる決まった時間はありません。
学校の課題量や内容、子どもの読み書きの速さ、疲れ方によって異なります。家庭生活へ影響する状態が続く場合は、実際の時間と困る場面を記録して担任へ相談しましょう。
宿題に1時間以上かかる場合はどうすればよいですか?
どの場面に時間を使っているかを分けて確認します。
始めるまで、問題文、書字、音読、直しなど、止まる場所を3日程度記録し、学校へ共有してください。
タイマーを使うと急いで雑になります
タイマーが合わない場合は使わなくて構いません。
問題数で区切る、終わった課題を裏返すなど、時間以外で終わりを示す方法があります。
親はどこまで手伝ってよいですか?
問題文を読む、書く場所を示す、課題を一つずつ見せるなどの支援が考えられます。
答えを代わりに書くのではなく、何を学ぶ宿題なのかを確認し、迷う場合は担任へ相談しましょう。
終わらない日は途中でやめてもよいですか?
体調不良や強い疲れ、混乱がある場合は、いったん中止して構いません。
その日の取り組み時間、できた範囲、難しかった場面を学校へ伝え、継続的な対応は担任と相談してください。
休憩すると宿題へ戻れません
休憩前に「何分休むか」「戻ったら何をするか」を決め、カードやタイマーで示します。
それでも戻れない場合は、一回の課題量をさらに小さくする方法を学校と相談しましょう。
集中できる環境にすれば解決しますか?
環境調整で取り組みやすくなる子はいますが、それだけで解決するとは限りません。
読み書き、問題理解、疲れ、間違いへの不安なども確認してください。
宿題を減らしてもらうことはできますか?
学校と相談できますが、対応は学校や本人の状況によって異なります。
「多いから減らしてほしい」だけでなく、実際の時間、困る場面、家庭で試した方法を具体的に伝えましょう。
小1の宿題・家庭学習に役立つ記事
宿題を始めるまでに時間がかかる場合はこちらをご覧ください。
▶ 【小1】宿題を始められない子へ|やることが分かる視覚支援と声かけ
丸つけや間違い直しで怒る場合はこちらで紹介しています。
▶ 【小1】宿題の丸つけで怒る子へ|×を嫌がる・間違い直しを拒否するときの対応
音読が進まず時間がかかる場合はこちらをご覧ください。
▶ 【小1】音読の宿題を嫌がる子へ|読まない・間違いを直されると怒るときの対応
消しゴムや書き直しで止まる場合はこちらで紹介しています。
▶ 【小1】書き直しを嫌がる子へ|消しゴムで消す・文字を書き直すのが苦手な理由と対応
宿題を始められない、終わらない、丸つけや音読で怒るなど、小学1年生の宿題の困りごと別対応はこちらにまとめています。
▶ 【小1の宿題が大変】始めない・終わらない・怒るときの困りごと別対応
まとめ|宿題全体を急かさず、時間がかかる場所を小さくしよう
小学1年生の宿題に時間がかかるときは、単に集中していないとは限りません。
- 始めるまでに時間がかかる
- 何からするか決められない
- 問題文を理解しにくい
- 読む・書く動作に時間がかかる
- 消す・書き直すことが負担
- 間違いを指摘されると止まる
- 注意がそれる
- 終わりが見えない
- 学校で疲れている
など、さまざまな理由が考えられます。
家庭では、次のような方法を試せます。
- どこで時間を使っているか3日程度記録する
- 最初に宿題全体を確認する
- 順番を二択で選ぶ
- 短い作業と休憩に分ける
- 今する課題だけを机へ置く
- 必要に応じて問題文を読み上げる
- 学習の目的と関係のない負担を減らす
- 家庭での終了条件を学校と相談する
宿題を速く終えることだけを目標にせず、本人がどこで困っているかを見つけることが大切です。
家庭生活へ影響するほど時間がかかる場合は、親子だけで頑張り続けず、具体的な記録を学校へ伝えて構いません。
その子が学ぶ内容と、家庭で無理なく続けられる方法の両方を大切にしながら、宿題の進め方を考えてみてください。
参考資料
- 国立特別支援教育総合研究所 発達障害教育推進センター|注意を集中し続けることが難しいのですが
- 国立特別支援教育総合研究所 発達障害教育推進センター|学習障害(LD)のある子どもの合理的配慮
- 文部科学省|特別支援教育
- 文部科学省|学校現場におけるアセスメントと読み書き支援体制の整備
※本記事は宿題を行わないことを勧めるものではありません。子どもの困り方を整理し、学校と相談しながら取り組みやすい方法を探すための家庭での工夫を紹介しています。