吃音 映画・ドラマ

【リーガルビート第4話感想】泰地とラップのきっかけが明らかに|吃音のある弁護士が子どもの憧れに

リーガルビート4話感想

はじめに

テレビ東京ドラマ「リーガルビート-逆転の法廷-」第4話を視聴しました。

第1話から、吃音のある主人公・泰地空が日常や仕事の中で感じる困りごとが丁寧に描かれてきましたが、第4話では少し違った角度から泰地の姿を見ることができました。

今回印象に残ったのは、

泰地がラップに出会ったきっかけ。

そして、

吃音がありながら弁護士になった泰地が、子どもから憧れの存在として見られていたこと。

吃音があることで困る場面だけではなく、吃音があっても自分の道を進み、その姿が誰かの希望になっている。

吃音のある子どもを育てる親として、とても心に残る内容でした。

※この記事は第4話の感想です。詳しいあらすじではなく、印象に残った場面を中心に書いています。

泰地がラップに出会ったきっかけが描かれた

第4話では、泰地がなぜラップを始めたのか、そのきっかけに触れる場面がありました。

これまでの放送でも、泰地がラップをすると、普段の会話よりもスムーズに言葉を出せる場面が描かれてきました。

第1話を見たときから、

「どうして泰地はラップをするようになったんだろう?」

と気になっていたので、その背景が少し見えたことが印象に残りました。

吃音がある泰地にとって、ラップは単なる趣味ではなく、自分の言葉を自分らしく届けられる大切な表現方法の一つなのかもしれません。

普段の会話では言葉に詰まることがある泰地が、ラップではリズムに乗せて自分の言葉を伝える。

これまで見てきたラップの場面も、その背景を知ると少し違って見えました。

泰地にとってラップは、「吃音を隠すためのもの」というより、自分の言葉を思いきり表現できる場所なのかもしれない。そんなふうにも感じました。

吃音があっても弁護士になった泰地が、子どもの「ヒーロー」に

そして今回、特に心に残ったのが、泰地が子どもから憧れの存在として見られていたことです。

吃音がある。

それでも司法試験に合格して、弁護士として働いている。

そんな泰地の姿を、子どもが「すごい人」として見ている。

この描写が、吃音のある子どもを育てる親としてとても嬉しく感じました。

これまでのドラマでは、

「電話でうまく話せない」

「注文したいものが言えない」

「人から注目されると言葉が出にくい」

など、吃音による生きづらさも丁寧に描かれてきました。

もちろん、それも現実の大切な一面だと思います。

でも第4話では、

吃音があっても、誰かが憧れるような大人になれる。

という姿も描かれていました。

私はそこが、とても良かったです。

「吃音を克服したからすごい」ではないところがいい

私が特にいいなと思ったのは、

泰地が吃音を完全に克服したからヒーローになったわけではないことです。

今でも言葉に詰まることがある。

人から注目されれば話しづらくなることもある。

必要なときには周囲に助けてもらう。

それでも弁護士として依頼人と向き合い、できることを一つずつ積み重ねています。

「吃音がなくなったから夢をかなえられた」のではなく、

吃音があるままでも、自分の力を生かして働いている。

吃音のある子どもを育てている私にとって、「吃音がなくなった未来」ではなく、

「吃音があっても自分らしく生きている未来」が描かれていることに、大きな意味を感じました。

そんな泰地だからこそ、子どもから見ても魅力的だったのではないかと思いました。

吃音のある子どもの将来を考える親として心に残った

吃音のある子どもを育てていると、

「大人になったら困ることが増えるのかな」

「仕事で話す場面は大丈夫かな」

と、将来のことを考えてしまうことがあります。

第1話のコンビニの場面を見たときには、息子が大人になったときのことを想像して、胸が締め付けられるような気持ちにもなりました。

でも今回の泰地は、そんな不安とは反対側にある姿を見せてくれました。

吃音があっても、自分らしく働くことができる。

そして、その姿が誰かにとっての憧れになることもある。

ドラマではありますが、親として嬉しくなる場面でした。

泰地自身も決して完璧ではありません。

だからこそ、遠い世界の特別なヒーローではなく、身近に感じられる存在なのだと思います。

まとめ|第4話は「吃音があっても誰かの希望になれる」と感じた回

第4話では、泰地がラップに出会ったきっかけに触れられ、これまで何度も登場してきたラップという表現にも、より深みを感じるようになりました。

そして何より心に残ったのが、

吃音がありながら弁護士として働く泰地が、子どもから憧れの存在として見られていたこと。

吃音があることで困ることは確かにあります。

でも、それだけでその人の可能性が決まるわけではありません。

吃音があっても、自分の得意なことを生かしながら、自分なりの道を歩いていける。

そして、そんな姿がいつか誰かの憧れになることもある。

吃音のある子どもを育てる親として、そんな未来を想像させてもらえたことが、私はとても嬉しかったです。

第1話から第3話では、吃音による困りごとや心の葛藤に共感する場面が多くありました。

それに対して第4話は、吃音のある子どもの「これから」を少し明るく想像させてくれる回だったように感じます。

第5話では、泰地がどんな姿を見せてくれるのか。

これからの物語もますます楽しみです。

放送・配信情報

放送開始

2026年7月24日(金)

毎週金曜 夜9時~

放送局

テレビ東京系列

配信

  • Prime Video(見放題独占配信)
  • TVer(見逃し配信)
  • ネットもテレ東
  • Lemino

第1話~第3話の感想はこちら

【リーガルビート第1話感想】吃音の子どもを育てる親が涙したシーン|コンビニで言えなかった一言

【リーガルビート第2話感想】吃音のある人の「心」に涙…言いやすい言葉を選ぶ苦しさがリアルだった

【リーガルビート第3話感想】注目されると話しづらい…吃音の描写に共感|清川の言葉にも胸を打たれた

吃音関連記事

【吃音を理解したい親へ】感動する映画・アニメ・ドラマ7選|子どもの気持ちに寄り添える作品

スポンサーリンク

  • この記事を書いた人
しょうがなすこのプロフィールイラスト

しょうがなすこさん

はじめまして🌼「しょうがなすこ」と申します。 小学生と未就学児の兄弟を育てている母です。長男にはASD・ADHD・DCD・吃音があり、療育や学校生活、家庭での関わりを通して、さまざまな困りごとに向き合ってきました。 児童発達支援アドバイザーの資格を持ち、実際の子育て経験をもとに、家庭・学校・療育で使える視覚支援カードや無料教材、子育ての工夫を発信しています。 「ことばだけでは伝わりにくい」「次に何をすればよいか分からない」「学習につまずいている」など、その子に合う「分かる方法」を一緒に見つけられる場所を目指しています。 子育ての困りごとが少しでも軽くなりますように。どうぞ気軽に読んでいってください☺️

みんなが読んでいる人気記事

ぼくのいいとこ絵本表紙 1

はじめに 「自分のいいところを書いてね。」 小学校でそんな宿題が出て、 「何を書けばいいの?」 と困ってしまう子は少なくありません。 「自己肯定感を育てたい。」 「自分に自信を持ってほしい。」 「小学 …

ジグソーパズルが苦手な子に視覚支援カード 2

はじめに 「対象年齢より簡単なパズルなのに、なかなか完成できない。」 「合わないピースを、力いっぱい押し込もうとする。」 「枠から作ろうと伝えても、自分のやり方で進めたがる。」 そんなことはありません …

何で勉強しないといけないの?水の入ったコップ視覚支援カード 3

はじめに 「なんで勉強しないといけないの?」 子どもが小学校に入る頃になると、一度は聞かれることがある質問ではないでしょうか。 私も息子に聞かれたことがあります。 そんなとき、SNSで見かけた「水の入 …

WISC検査の結果が怖くて不安な母親と就学への見通しを考える親子のイラスト 4

はじめに|WISC検査をすすめられて悩みました 年中の冬から年長になった頃、児童発達支援や相談員さんから、発達検査について話が出ました。 「発達検査はどうしますか?」「受けられるなら、受けた方がいいか …

発達検査WPPSI-IIIで積み木やカードに取り組む子どもと見守る母親のイラスト 5

はじめに|3歳8か月で初めて発達検査を受けました 息子が初めて発達検査を受けたのは、3歳8か月のときでした。 受けた検査は WPPSI-III(ウィプシー・スリー) です。 発達検査を受ける前は、 「 …

-吃音, 映画・ドラマ
-, , , , , , ,