支援級・小学校

【体験談】情緒支援級はどう決まる?就学相談後に重要だった提出書類の話

情緒支援級に入るには

はじめに

結論から言うと、我が家は最終的に情緒支援級との判断を受けました。

その過程で強く感じたのは、

「就学相談そのものよりも、その後に教育委員会へ提出する書類がとても重要だった」

ということです。

情緒支援級は希望すれば必ず入れるわけではありません。

自治体にもよりますが、就学相談や発達検査の結果、園や保護者が提出する書類などをもとに総合的に判断されます。

年長になると気になり始めるのが就学先のことです。

我が家も、

  • 普通級がいいのか
  • 通級がいいのか
  • 情緒支援級が合っているのか

たくさん悩みました。

実際に就学相談を受け、書類を準備し、結果を待つ中で感じたのは、

子どもの普段の様子や困りごとを伝える提出書類が想像以上に重要だった

ということでした。

この記事では、

  • 情緒支援級を希望した理由
  • 就学相談後に提出した書類
  • 園の先生とのやり取り
  • 保護者として意識したこと
  • 実際に情緒支援級と判断されるまでの流れ

について、我が家の体験談をもとにお話します。

これから就学相談や情緒支援級を検討している方の参考になればうれしいです。

目次

はじめに
情緒支援級に入るまでの流れ【我が家の場合】
情緒支援級を希望する家庭は増えている
情緒支援級を希望した理由【我が家の場合】
支援級を希望しても必ず入れるとは限らない
就学相談を受けて感じたこと
就学相談後に教育委員会へ提出する書類が重要だった
家庭や園の様子は書類でしか伝わらない
園の先生には支援級を希望していることを伝えた
先生は良いところを書いてくれようとする
困りごともありのまま書いてもらった
実際に提出した書類一覧
提出書類で特に大事だと感じたこと
親が書類を書くときに意識したこと
抽象的ではなく具体的に書く
「頑張ればできる」はあえて書かなかった
提出前に見直したポイント
情緒支援級を希望するなら早めの準備がおすすめ
情緒支援級を希望した我が家の結果
情緒支援級が決まって親が感じた安心感
今振り返って思うこと
中学年・高学年になったらどうなるのか
よくある質問

情緒支援級に入るまでの流れ【我が家の場合】

就学先を考え始めた頃は、

「何から始まるの?」
「いつ決まるの?」

と全く分かりませんでした。

実際の流れは自治体によって多少異なりますが、我が家の場合は次のような流れでした。

情緒支援級決定までの流れ

年長春〜夏

就学相談の申し込み

就学相談・面談

必要に応じて発達検査や資料提出

園・保護者が書類作成

教育委員会へ提出

就学先の検討・判定

就学通知

入学準備開始

実際に経験して感じたのは、

「就学相談よりも、その後の資料提出期間の方が大事だった」

ということです。

教育委員会は限られた時間で判断するため、提出書類は子どもの様子を知る大切な資料になります。

情緒支援級を希望する家庭は増えている

最近は、

  • ASD(自閉スペクトラム症)
  • ADHD
  • 発達性協調運動症(DCD)
  • 感覚過敏
  • 吃音

などへの理解が広がってきました。

以前であれば「個性」として見過ごされていた困りごとも、早い段階で支援につなげようと考える家庭が増えています。

その結果、情緒支援級を希望する家庭も増えているようです。

我が家も、

「本人が無理をしながら普通級で頑張るより、安心して学べる環境の方が合っているかもしれない」

と考え、情緒支援級を検討するようになりました。

情緒支援級を希望した理由【我が家の場合】

我が家が情緒支援級を検討し始めたのは、

息子の困りごとが小学校生活でさらに大きくなるかもしれないと感じたからです。

具体的には、

  • 吃音があり、人前で話すことに不安がある
  • 不器用さがあり、製作や着替え、準備に時間がかかる
  • 集団活動で周りのペースについていくことが難しい場面がある
  • 忘れ物や物の管理が苦手
  • 友達との関わりでトラブルになったり、気持ちをうまく伝えられなかったりすることがある

といった困りごとがありました。

もちろん良いところや得意なこともたくさんあります。

それでも親としては、

「頑張ればできる」ではなく、

「安心して学校生活を送れる環境はどこだろう」

という視点で考えるようになりました。

その結果、普通級だけでなく、通級や情緒支援級についても情報収集を始めることになりました。

支援級を希望しても必ず入れるとは限らない

私自身、希望すれば入れると思っていたので、実際に希望通りにならなかったご家庭がいると聞いて驚きました。

正直、私は最初、

「支援級を希望すれば入れるもの」

だと思っていました。

しかし実際には、

  • 就学相談
  • 発達検査
  • 診断書
  • 園からの資料
  • 保護者からの資料

などをもとに教育委員会が総合的に判断します。

地域によって違いはありますが、希望者が増えていることもあり、

単純に「希望したから入れる」という仕組みではありませんでした。

就学相談を受けて感じたこと

就学相談というと、

「就学先を判定される場所」

というイメージを持っていました。

ですが実際には、

「どんな環境なら安心して学校生活を送れるか」

を一緒に考える場に近い印象でした。

ヒアリング後に今後の流れについて説明を受ける、という流れでした。

ただ、後から振り返って感じたのは、

就学相談後、就学先の希望を決めないといけないので、

就学相談が終わったら終わりではなかった

ということです。

就学相談後に教育委員会へ提出する書類が重要だった

実際に我が家が提出した主な書類はこちらです。

書類作成者内容
就学調査票保護者家庭での様子
希望調査票保護者就学先希望
園の報告書集団活動や困りごと
発達検査結果医療機関等発達特性
診断書・意見書医師必要な場合

私が想像していた以上に重要だったのが、就学相談後に提出する書類でした。

教育委員会は子どもの家庭での様子や園での様子を直接見ることができません。

そのため、

  • 保護者が記入する書類
  • 園が作成する資料
  • 発達検査の結果
  • 医師の意見書

などが重要な判断材料になります。

つまり、

子どもの困りごとや支援の必要性を伝えるための大切な資料

ということです。

これは後日、とても重要だったらしいと話を多方面から聞きました。

家庭や園の様子は書類でしか伝わらない

面談は一時的なものです。

検査も数時間です。

でも学校生活は毎日続きます。

だからこそ教育委員会は、

  • 普段どんなことに困っているのか
  • どんな支援が必要なのか
  • 学校生活でどんな配慮が必要なのか

を知りたいのだと思います。

その情報を伝える手段の一つが提出書類でした。

園の先生には支援級を希望していることを伝えた

書類作成をお願いする際、私は先生に、

「情緒支援級を検討しています」

と伝えました。

先生は良いところを書いてくれようとする

先生方は毎日子どもを見てくださっているので、

  • 頑張っていること
  • 成長したこと
  • できるようになったこと

をたくさん見つけてくださいます。

親としてはとてもありがたいことです。

しかし支援級を希望している場合は、それだけでは十分ではないこともあります。

困りごともありのまま書いてもらった

私は先生に、

「困っていることもそのまま書いていただけると助かります」

とお願いしました。

実際には、園で記入していただいた書類は、

直接教育委員会に郵送されるので、

中身の確認はできませんが、

後から思うと、このお願いはして良かったと思っています。

実際に提出した書類一覧

ここからは我が家が提出した書類です。

※自治体によって名称や内容は異なります。

保護者が記入した書類

就学に関する調査票

主に、

  • 家庭での様子
  • 困りごと
  • 支援してほしいこと
  • 保護者の希望

などを記入しました。

私はここで、

できることよりも、

学校生活で困りそうなこと

を具体的に書くよう意識しました。

支援級希望に関する申請書

自治体によって名称は違うと思いますが、

保護者の希望を記入する書類がありました。

園が作成した書類

園での様子に関する報告書

先生が、

  • 集団活動
  • 友達との関わり
  • 指示理解
  • 身辺自立
  • 配慮事項
  • 心理行動の特徴

などを記入してくださいました。

発達状況に関する資料

自治体によっては、

チェックシート形式になっている場合もあります。

その他の提出資料

発達検査結果

我が家は発達検査結果を提出しました。

医師の意見書・診断書(必要な場合)

自治体や状況によって提出を求められることがあります。

私の場合、診断書は必要ありませんでしたが、記入欄がありました。

提出書類で特に大事だと感じたこと

実際に経験して感じたのは、

診断名そのものより、

「学校生活でどんな支援が必要か」

が伝わる内容になっていることでした。

例えば、

❌ ASDがあります

だけではなく、

⭕ 口頭指示が複数あると理解が難しい

⭕ 行事前に強い不安が出る

⭕ 着替えに時間がかかる

など、

具体的な困りごとの方が伝わりやすいと感じました。

親が書類を書くときに意識したこと

一番悩んだのは保護者記入欄でした。

正直、

「こんなことを書いていいのかな」

と思うこともたくさんありました。

でも教育委員会は家庭の様子を見ることができません。

だからこそ、

できることより困りごとを具体的に伝えること

を意識しました。

抽象的ではなく具体的に書く

例えば、

NG例

  • 不器用です
  • 落ち着きがありません
  • 集団行動が苦手です

これだけでは状況が伝わりません。

OK例

  • ボタン留めに時間がかかり着替えの介助が必要
  • 口頭指示が3つ以上続くと混乱してしまう
  • 行事前になると不安が強くなり登園を嫌がる
  • 騒がしい場所では指示が聞き取りにくい
  • 工作でハサミや定規を使う作業に苦労する

具体的な場面を書くことで、支援の必要性が伝わりやすくなると感じました。

「頑張ればできる」はあえて書かなかった

発達特性のある子どもは、

頑張ればできることもたくさんあります。

そのため親としては、

「できることも書かなきゃ」

と思ってしまいます。

でも私が意識したのは、

普段どうなのかを書くことでした。

例えば、

  • たまたまできた
  • 大人が付き添えばできた
  • 一度だけ成功した

ではなく、

日常的にどの程度支援が必要なのかを中心に書きました。

提出前に見直したポイント

提出前には次の点を確認しました。

  • 感情的な文章になっていないか
  • 困りごとが具体的に書かれているか
  • 学校生活で予想される課題が伝わるか
  • 支援が必要な理由が分かるか

特に、

「大変です」

ではなく、

「園に荷物の置き忘れが週3回位あります。」

のように事実ベースで書くことを意識しました。

情緒支援級を希望するなら早めの準備がおすすめ

就学相談を経験して感じたのは、

情緒支援級の判定は就学相談だけで決まるわけではないということです。

教育委員会へ提出する書類も、子どもの状況を伝える大切な資料になります。

我が家が大事だと感じたのは、

  • 園の先生へ早めに相談する
  • 支援級希望であることを伝える
  • 困りごとを具体的に書く
  • 普段の様子をありのまま伝える
  • 「頑張ればできる」ではなく「支援が必要な場面」を伝える

ということでした。

教育委員会は家庭や園での様子を直接見ることができません。

だからこそ提出書類は、子どもに合った学びの環境を考えてもらうための大切な資料です。

これから就学相談や支援級の検討をされる方の参考になればうれしいです。

情緒支援級を希望した我が家の結果

就学相談や書類提出を経て、我が家は最終的に情緒支援級相当との判断をいただきました。

結果を聞いた時は、正直ホッとしました。

というのも、就学相談を受ける前は、

「支援級を希望すれば入れるもの」

と思っていたからです。

しかし実際には、周りで支援級を希望していたものの、希望通りにならなかったご家庭も数人いました。

そのため、

「本当に入れないこともあるんだ」

と改めて驚いたのを覚えています。

情緒支援級が決まって親が感じた安心感

結果が出るまでは、

  • 普通級になるのかな
  • 本当に大丈夫かな
  • 学校生活についていけるかな

とずっと不安でした。

でも情緒支援級という選択肢が決まったことで、

「困った時に相談できる場所がある」

「子どもに合った支援を受けられる可能性がある」

という安心感が生まれました。

これは入学前だけでなく、入学後も感じています。

もちろん学校生活に悩みがゼロになるわけではありません。

それでも、

「最初から支援を受けられる環境がある」

という安心感はとても大きいものでした。

支援級を選んで今振り返って思うこと

今振り返ると、

就学相談や提出書類の作成は本当に悩みました。

「こんなことまで書いていいのかな」

「悪く書きすぎじゃないかな」

と思ったこともあります。

でも結果的には、

子どもの困りごとを具体的に伝えて良かったと思っています。

もし当時の私に声をかけるなら、

「できることではなく、困っていることをしっかり伝えて大丈夫だよ」

と言いたいです。

中学年・高学年になったらどうなるのか

一方で、親として気になっていることもあります。

それは、

中学年・高学年になった時に、本人が支援級についてどう感じるのか

ということです。

今はまだ分かりません。

学年が上がれば周りとの違いを意識することもあるかもしれませんし、

本人の考え方も変わっていくかもしれません。

でも、少なくとも今は毎日とても楽しそうに学校へ通っています。

「学校に行きたくない」

と言うこともなく、

先生や友達との関わりの中で安心して過ごせているように見えます。

親としては、

まずは今の本人に合った環境で、楽しく学校生活を送れていることが何よりうれしいです。

就学先の決定はゴールではなくスタート。

これから成長とともに状況が変わることもあると思いますが、

その時々の本人の気持ちを大切にしながら、一緒に考えていきたいと思っています。

よくある質問

情緒支援級は希望すれば入れますか?

自治体によって異なりますが、希望だけで決まるわけではありません。
就学相談や提出書類、発達検査結果などをもとに総合的に判断されます。

診断書がなくても情緒支援級に入れますか?

自治体によりますが、診断書が必須ではない地域もあります。

就学相談ではどんなことを聞かれますか?

家庭での様子、園での様子、困りごと、保護者の希望などを聞かれることが多いです。

園の先生には支援級希望を伝えた方がいいですか?

私は伝えて良かったと思っています。
困りごとも含めて記載していただける可能性があります。

保護者の書類には何を書けばいいですか?

できることより、学校生活で困りそうなことを具体的に書くのがおすすめです。

情緒支援級と通級は何が違いますか?

通級は通常学級に在籍しながら支援を受ける仕組みで、情緒支援級は支援学級に在籍します。

発達検査は必須ですか?

自治体によりますが、提出を求められることがあります。

書類で一番大切なのは何ですか?

診断名よりも具体的な困りごとや支援の必要性だと感じました。

情緒支援級を選んだら途中で普通級に戻れますか?

自治体や学校の方針によりますが、転籍できる場合があります。

いつ頃から準備を始めればいいですか?

年中秋〜年長春頃には情報収集を始めると余裕を持って準備できます。

📢次回予告

次回は、「【実体験】3歳で発達障害を疑った息子の3年後|療育・放課後等デイサービスに通う今」です。
お楽しみに!

📌関連記事 

スポンサーリンク

  • この記事を書いた人

しょうがなすこさん

はじめまして🌼「しょうがなすこ」と申します。 私は、2歳と4歳の発達障害の息子を育てているママです。 児童発達支援アドバイザーの資格を持ち、現役保育士監修のもと、発達に特性のあるお子さんとの向き合い方や、日々の悩みに寄り添う情報をこのブログで発信しています。 「ことばがゆっくり」「感覚に敏感」「お友だちとの関わりがむずかしい」そんな日々のちょっとした困りごとに、私自身もたくさん向き合ってきました。 このブログでは、🔸わが子のリアルなエピソード🔸家庭でできる関わりの工夫🔸ママの心がふっと軽くなるヒントなどをお届けしています。 🍀「私だけじゃないんだ」そう思える場所が、ここで見つかりますように。どうぞ、気軽に読んでいってください☺️

みんなが読んでいる人気記事

1

はじめに 「うちの子、まだあまりしゃべらないけど、大丈夫かな…?」「どうすれば、言葉の発達をうまくサポートできるんだろう?」 そんなふうに感じたことはありませんか?💭 言葉の発達がゆっくりなお子さんを ...

2

はじめにつみき遊びはなぜ大切?🧩 🧩この記事はこんな方におすすめです つみき遊びの【年齢別の進め方】を知りたい 子どもの【集中力・空間認知力】を伸ばしたい 遊びながらできる【家庭療育・発達支援】に関心 ...

3

はじめに ✅【ワーキングメモリを遊びで伸ばしたい方へ】 発達障害の子どもでも無理なく楽しめるワーキングメモリのトレーニング法を厳選。日常でできる4つの遊びを、実体験と研究を交えて分かりやすく紹介します ...

4

はじめに 子どもが感情を爆発させたとき、どう接したらいいの?そんなふうに戸惑った経験はありませんか? 怒り・不安・混乱…。子どもはまだ自分の感情をうまく言葉にできず、どう処理していいのか分からないこと ...

5

はじめに 🌷「療育ってどんなことをするの?」「児童発達支援を始める前に準備しておくことは?」そんな不安や疑問を抱えていませんか? 私たち家族も、初めて児童発達支援に足を踏み入れるとき、たくさんの悩みと ...

-支援級・小学校
-, , , , , , , ,