絵本紹介

【6歳】おすすめ絵本・児童書11選|小学校・友達・考える力を楽しむ本

「6歳には、どのくらいの長さの本を選べばいいの?」

「小学校に入ったら、読み聞かせは終わりにした方がよい?」

「一人読みへ、どのようにつなげればいい?」

そんな悩みはありませんか?

わが家には、ASD・ADHD・DCD・吃音のある小学生と、4歳の子どもがいます。

私は児童発達支援アドバイザーの資格を持ち、家庭でも子どもの興味や理解しやすさに合わせた本選びを試してきました。

長男が6歳頃に楽しんだのは、友達や自分について考えられる絵本、思い切り笑える昔話、好きなキャラクターのシリーズ、少し長い冒険物語などです。

文字を自分で読む日もあれば、大人に読んでもらいながら物語だけを楽しむ日もありました。

この記事では、わが家で実際に読んだ本から、6歳頃におすすめの絵本・児童書を11冊・シリーズ紹介します。

小学校・友達・自分らしさ・想像力・ユーモアなど、興味に合わせた選び方と、一人読みを急がず楽しむ工夫もまとめました。

※年齢や学年は選ぶときの目安です。子どもの興味・理解しやすさ・楽しめる長さを優先してください。本を読めば、必ず読解力や共感力などが高まるわけではありません。

結論|6歳の本は「自分で読めるか」より「物語を楽しめるか」で選ぼう

6歳頃になると、ひらがなを読める子も増えます。しかし、文字を追うことと、物語の内容を楽しむことは別です。

自分で読める短い本だけに限定せず、大人に読んでもらえば楽しめる長い物語も選択肢にしてみましょう。

子どもの興味・様子候補になる本
命や愛情について感じたい『100万回生きたねこ』
怖いけれど笑える話が好き『じごくのそうべえ』
自分について考えるのが好き『ぼくのニセモノをつくるには』
長い冒険物語を楽しみたい『エルマーのぼうけん』
「もしかしたら」を考えたい『りんごかもしれない』
忍者や学校生活が好き「忍たま乱太郎」シリーズ
成長することへの迷いに触れたい「たまごにいちゃん」シリーズ
友達について考えたい『ともだちや』
信号や車が好き『しんごうきピコリ』
意外な出来事で笑いたい『バナナじけん』
昔話や繰り返しを楽しみたい『三まいのおふだ』

難しそうに見える本も、数日に分けて読み聞かせると楽しめることがあります。

6歳におすすめの絵本・児童書11選

1.『100万回生きたねこ』

佐野洋子/作・絵

100万回生きて、100万回死んだねこの物語です。繰り返す生と、白いねこと出会ってからの変化が描かれています。

おすすめポイント

  • ねこの気持ちの変化を味わえる
  • 愛することや別れについて考える余地がある
  • 子どもと大人で異なる受け止め方ができる

わが家でも、ねこの不思議な生き方と、最後の展開を静かに聞いていました。

命や死を扱う物語ですが、読んだあとに感想を言わせる必要はありません。子どもが話したくなったときに、感じたことを受け止めましょう。

2.『じごくのそうべえ』

田島征彦/作

軽業師のそうべえたちが地獄で大騒ぎを繰り広げる、上方落語を題材にした絵本です。

おすすめポイント

  • 地獄という題材をユーモアとともに楽しめる
  • 関西弁のリズムを味わえる
  • 個性的な登場人物の活躍を楽しめる

わが家では、怖い地獄の話というより、そうべえたちのやり取りに笑いながら聞いていました。

地獄の絵を怖がる子もいます。反応を見ながら、途中でやめたり別の日に読んだりして構いません。

3.『ぼくのニセモノをつくるには』

ヨシタケシンスケ/作

自分の代わりになるロボットを作るために、「自分とはどんな人なのか」を考えていく絵本です。

おすすめポイント

  • 好きなことや苦手なことを考えられる
  • 自分にはいろいろな面があることに触れられる
  • 細かな絵と言葉を繰り返し楽しめる

わが家でも、「自分だったら何を教えるかな」と話しながら楽しみました。

自分の長所を答えさせる教材にせず、気になるページを一緒に眺めるだけでも十分です。

4.『エルマーのぼうけん』

ルース・スタイルス・ガネット/作、ルース・クリスマン・ガネット/絵、わたなべしげお/訳

少年エルマーが、捕らえられたりゅうの子を助けるために冒険する読み物です。

おすすめポイント

  • 章に分かれた長い冒険を少しずつ楽しめる
  • 持ち物を使って問題を解決する展開を味わえる
  • 絵本から児童書へ移る時期の読み聞かせにも使いやすい

わが家では、次にどの道具を使うのか楽しみにしながら聞いていました。

一度に読み終える必要はありません。一章ずつ読む、途中でしおりを挟むなど、続きものとして楽しめます。

5.『りんごかもしれない』

ヨシタケシンスケ/作

目の前のりんごを見て、「もしかしたら、これはりんごではないのかもしれない」と想像を広げていく絵本です。

おすすめポイント

  • 一つのものをさまざまな角度から考えられる
  • 正解のない発想を楽しめる
  • 細かな絵を自分のペースで眺められる

わが家でも、次々に出てくる発想を面白がりながら読みました。

子どもに新しい案を必ず出させる必要はありません。大人が「そんな考え方もあるんだね」と楽しむだけでも構いません。

6.「忍たま乱太郎」シリーズ

尼子騒兵衛/原作

忍者のたまごである乱太郎・きり丸・しんべヱたちが、忍術学園でさまざまな出来事に出会うシリーズです。

おすすめポイント

  • 好きなキャラクターを入口に本を楽しめる
  • 忍者・学校・仲間とのやり取りを味わえる
  • 絵の多い本から読み物まで選択肢がある

わが家でも、知っているキャラクターが登場することで、本への入りやすさがありました。

「忍たま乱太郎」には絵本・児童書など複数のシリーズがあります。表紙だけで決めず、文字量やふりがなの有無を確認して選んでください。

7.「たまごにいちゃん」シリーズ

あきやまただし/作・絵

本当は大きくなっているのに、まだ卵の殻をかぶっていたいたまごにいちゃんを描いたシリーズです。

おすすめポイント

  • 大きくなることへの迷いに触れられる
  • たまごにいちゃんの表情や行動を楽しめる
  • 成長を急がなくてもよいという安心感につながる

わが家では、殻をかぶったたまごにいちゃんの姿を面白がりながら、物語を楽しみました。

「もう大きいのだから」と子ども自身に重ねて説得するのではなく、たまごにいちゃんの物語として味わいましょう。

8.『ともだちや』

内田麟太郎/作、降矢なな/絵

キツネが、一時間100円で友達になる「ともだちや」を始める物語です。

おすすめポイント

  • 友達とは何かを考える余地がある
  • キツネとオオカミの気持ちの変化を味わえる
  • 成長に合わせて繰り返し読める

わが家では、「友達ってお金で買えるの?」と考えながら読んでいました。

「友達とはこういうもの」と答えを教え込まず、子どもが疑問を持ったときに一緒に考えてみてください。

9.『しんごうきピコリ』

ザ・キャビンカンパニー/作・絵

不思議な信号機「ピコリ」をきっかけに、見慣れた信号とは異なる色や出来事が広がる絵本です。

おすすめポイント

  • 信号や車が好きな子が入りやすい
  • 次の色と展開を予想して楽しめる
  • 現実とは違う自由な発想を味わえる

わが家でも、信号の色が変わるたびに、次は何が起きるのか楽しみにしていました。

交通ルールの教材ではありません。実際の道路では、現実の信号や周囲の安全を確認することを分けて伝えましょう。

10.『バナナじけん』

高畠那生/作

車から落ちた一本のバナナをきっかけに、次々と出来事がつながっていく絵本です。

おすすめポイント

  • 原因と結果が続く展開を楽しめる
  • 動物たちの行動を予想できる
  • 意外な出来事を親子で笑える

わが家では、バナナから始まる出来事を追いながら、次の展開を楽しみました。

「どうなると思う?」と毎回質問しなくても、ページをめくるだけで十分に物語へ参加できます。

11.『三まいのおふだ』

日本の昔話

小僧が山姥から逃げるために、和尚さんからもらった三枚のお札を使う昔話です。

おすすめポイント

  • 追いかけられる緊張感を楽しめる
  • 三枚のお札を使う繰り返しが分かりやすい
  • 昔話ならではの言葉や展開に触れられる

わが家では、小僧が無事に逃げられるか気にしながら聞いていました。

山姥の描写を怖がる場合は、無理に最後まで読む必要はありません。『三まいのおふだ』は複数の出版社から刊行されているため、絵の怖さや文章量を確認して選んでください。

6歳向けの本を選ぶ6つのポイント

1.好きな題材やシリーズから選ぶ

忍者・乗り物・昔話・冒険など、子どもが普段から興味を持っている題材を入口にします。

知っているキャラクターの本から、少し長い読み物へ進めることもあります。

2.絵本と児童書の両方を用意する

6歳だから児童書へ移らなければならないわけではありません。

短い絵本、細かな絵を楽しむ本、章のある児童書を、その日の気分に合わせて選びましょう。

3.一人読みを急がない

文字が読めても、一字ずつ追うことに力を使い、内容を楽しみにくい場合があります。

子どもが読みたい部分だけ読み、残りは大人が読む方法でも構いません。

4.長い本は数日に分ける

『エルマーのぼうけん』のような長い物語は、一章ずつ読めます。

しおりを使い、前回の出来事を短く確認してから続きを読むと入りやすくなります。

5.学校や友達の本を反省教材にしない

「あなたも同じことをしたよね」と注意するために読むと、責められているように感じる場合があります。

落ち着いた時間に、まずは登場人物の物語として楽しみましょう。

6.怖さや情報量を確認する

地獄・山姥・別れなどを扱う本は、子どもによって受け止め方が異なります。

対象年齢だけで判断せず、怖がったら途中でやめてもよいことにしてください。

6歳と読み聞かせを楽しむ5つのコツ

6歳の子どもが保護者と絵本を交代しながら読むイラスト

1.小学生になっても読み聞かせを続けてよい

自分で文字を読めるようになっても、大人の声で物語を楽しむ時間には別のよさがあります。

子どもが望む間は、年齢だけを理由にやめる必要はありません。

2.交代で読んでもよい

短いせりふだけ子どもが読み、地の文は大人が読む方法があります。

読み間違いをその都度直すより、まず物語を楽しむことを優先しても構いません。

3.感想を答えさせなくてもよい

読書感想の練習にせず、「面白かったね」と終える日があっても大丈夫です。

子どもから話し始めたときに、ゆっくり耳を傾けましょう。

4.子どもの疑問で止まってよい

読んでいる途中に質問が出たら、ページを進めず一緒に考えても構いません。

すぐに答えが分からなければ、「あとで調べよう」と残す方法もあります。

5.同じ本を何度読んでもよい

内容を知っている本には、安心して聞けるよさがあります。

成長によって、以前とは違う場面に注目することもあります。

絵本の読み聞かせ7つのコツと、子どもに合わせた楽しみ方を見る

発達が気になる子と読むときの工夫

発達が気になる子の場合も、実年齢や診断名だけで本を決める必要はありません。

  • 好きなキャラクターや題材から始める
  • 文字量が多い本は一章ずつ読む
  • 登場人物が増えたら、絵や名前を確認する
  • 文章を一部省き、絵を中心に楽しむ
  • 指差しや表情も参加として受け止める
  • 読み間違いを繰り返し指摘しない
  • 怖い場面や大きな声を嫌がる場合は無理に続けない

本を読むことは、正しい感想を答えるテストではありません。

読み書きや言葉、学校生活について困りごとが続く場合は、家庭だけで解決しようとせず、学校・小児科・地域の相談窓口なども利用してください。

よくある質問

6歳には絵本と児童書のどちらがおすすめですか?

どちらか一方に決める必要はありません。

短い絵本、絵をじっくり見る本、章のある児童書を、子どもの興味やその日の様子に合わせて選びましょう。

小学生になったら読み聞かせは卒業ですか?

卒業する時期は決まっていません。

子どもが読んでほしがる間は続けて構いません。自分で読む本と、読んでもらう本が両方あっても大丈夫です。

6歳でひらがなが読めなくても大丈夫ですか?

文字を読み始める時期には個人差があります。

絵本を楽しむために、自分で文字を読める必要はありません。心配が続く場合は、園や学校の先生などへ相談してください。

長い本に集中できない場合はどうすればよいですか?

一章だけ読む、好きな場面から始める、短い絵本へ戻るといった方法があります。

最後まで聞くことより、続きが楽しみになるところで終えることを大切にしましょう。

同じシリーズばかり読んでもよいですか?

問題ありません。

登場人物や世界観を知っている安心感があり、少し長い話にも入りやすくなる場合があります。

怖い昔話も読んでよいですか?

子どもが楽しめるなら選択肢になります。

怖がる場合は、絵の雰囲気が穏やかな版を選ぶ、途中でやめるなど、無理のない方法に調整してください。

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まとめ|6歳は、絵本から長い読み物へ自由に行き来しよう

今回紹介した、6歳頃におすすめの絵本・児童書は次の11冊・シリーズです。

  1. 『100万回生きたねこ』
  2. 『じごくのそうべえ』
  3. 『ぼくのニセモノをつくるには』
  4. 『エルマーのぼうけん』
  5. 『りんごかもしれない』
  6. 「忍たま乱太郎」シリーズ
  7. 「たまごにいちゃん」シリーズ
  8. 『ともだちや』
  9. 『しんごうきピコリ』
  10. 『バナナじけん』
  11. 『三まいのおふだ』

6歳だからといって、絵本を卒業したり、すべて自分で読んだりする必要はありません。

短い絵本で笑う日も、長い冒険を少しずつ聞く日も、好きなシリーズを繰り返す日もあります。

「読める本」だけでなく、その子が「続きを知りたい」「もう一回読みたい」と思える本を、親子に合った方法で楽しんでみてください。

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しょうがなすこさん

はじめまして🌼「しょうがなすこ」と申します。 小学生と未就学児の兄弟を育てている母です。長男にはASD・ADHD・DCD・吃音があり、療育や学校生活、家庭での関わりを通して、さまざまな困りごとに向き合ってきました。 児童発達支援アドバイザーの資格を持ち、実際の子育て経験をもとに、家庭・学校・療育で使える視覚支援カードや無料教材、子育ての工夫を発信しています。 「ことばだけでは伝わりにくい」「次に何をすればよいか分からない」「学習につまずいている」など、その子に合う「分かる方法」を一緒に見つけられる場所を目指しています。 子育ての困りごとが少しでも軽くなりますように。どうぞ気軽に読んでいってください☺️

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